【其の十ニ】ふつうの中学生が全国2位になったお話。

shu-to

こんにちは、中川です。

お待たせしました!

『ふつうの中学生が全国2位になったお話。』

第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
第10話
第11話
からの続き。

今から20年前。

ふつうの中学生だった僕らが
全国2位になった秘密を
少しだけ明かそうと思う。

・・

「試合をイメージせい!ほーーー!」

県体を終えてからの
小林先生のギアが
一段と上がってきました。

平たくいうと、

練習がクソきつく
なったのです・・・(**)

しかもこの年は猛暑。><

体育館が異常に暑く、
喉もむちゃくちゃ渇き、

マジで

「練習がキツすぎる・・・」

…の極みでした。><

(当時は水も飲めませんでした。。)

試合に向けてやるしかない!

…のだけど、、

正直
しんどい、
つらい
逃げ出したい・・・

もう、、、

毎日が忍耐であり、
自分との戦いでした。

「全国は甘くない・・」

10年前の全国を知る小林先生は
とにかく僕らに後悔だけは
させたくなかったんだと思います。

「やるべきことが沢山ある。
ただ、時間がない・・・」

先生のこのときの
ヤキモキ感は
いま、僕もすごく、
よく分かります・・・。

そんな中、

8月に入って、
小林先生が僕らに
ビックリな提案を投げかけてきます。

「練習を2回に分けようと思う!
どうやろうか??」

なんと
朝の6時~8時、
夜の6時~8時の
2部制で練習を行おう、
というものでした。

「練習は集中して
やらんと意味がない!!」

とみんなの意見がまとまり、
2時間×2で
質を高めるほうに
最後の1か月はシフトしました。

朝一の練習では
フットワークや
ハードなDFF練習、
ディフェンスのローテーションなど

より地味だけど必要!
よりしんどいけど大事!
より楽しくないけどバスケの核心!

これにエネルギーと集中を
注げるようになりました。

いつも4時間ぶっ通しで
練習してきた僕らにとって

「たったの2時間!」

この言葉の持つ意味は
想像以上に大きかったです。

集中力もパフォーマンスも
飛躍的に向上しました!

夜の2時間は
実戦練習だけを行いました。

オフェンスの
連係プレーの確認や

相手のゾーンや、プレスなど
イリガリーな戦術への対策です。

「ええぞー!堺!」

「ほー!ナイスDFFじゃー高橋!」

「田中、よう走ったのぅ!」

この頃からでしょうか??

小林先生が僕らを
褒めることが増えたように思います。

夏の大会が終われば
3年生は引退。

このチームで
バスケが出来るのもあとちょっと・・・。

小林先生も
残された時間を噛み締めて
いたのかもしれません。

そして、この時、

もう一つ行っていた
画期的な練習方法を
あなたにご紹介します。

それは・・

5:8の
実戦練習です。

当時のチーム、
試合に出るメンバーと
そうでないメンバーに
チカラの差があり、、、

小林先生の意見により、

「人を増やせい!!」

ということになりまして、

スタメン5人に対して、
相手は8人という形で
ラリーを行うこととなりました。

これはかなり良い
練習になりました!

ボールを持っている
人間に常にダブルチームを
仕掛けてくるのです。

いつも以上に
運動量を増やさないと
振り切るのは不可能でした。

そして、、、

この5:8に
生き甲斐を感じていたのが、

何かとエモーショナルな
展開にしたがる
ベンチメンバーの大下彰一です。

「こいつらを
一番苦しめた男と言わせたい・・」

と、よだれを垂らしながら
僕らにガンガン
ダブルチームに来るのです。

「肘を張れい!!」

どれだけ相手が抗ってきても
先生は、僕らに強いプレーを
求めてきました。

ある日の5:8・・。

エモーショナル大下のDFFが
数的優位なうえに、手を使ったりと、
あまりにも反則過ぎるので

とうとうあの温厚な堺が
ブチ切れます・・・!!

肘を振り回して、
大下を近づけないようにしたのです。

(やばい、やり過ぎやろ・・)

みんながいっせいに
小林先生のリアクションを
確認しようとした、その瞬間、

「ええーぞ!堺!!」

と先生は笑っていました。

堺に足りなかったのは、
リバウンドのあとの
強いスタンスでした。
(あと気持ち)

せっかく
ものにしたボールを
相手に取られることが
多かったのです。

「こいつらを
一番苦しめた男と言わせたい・・」

進んでヒール役を
買って出てくれた大下のおかげで、

堺のウィークポイントが
結果的に改善されました。

おかげで
県外に出てからの
堺のリバウンド数が
飛躍的に増えました!

これはマジで
大下のおかげだと思っています。

大下、あのときはありがとう。

(これ読んでくれてるかな??)

さて、、次回

中国大会、緊張の初戦。

なんと開始数分で、
最悪のアクシデントが
起こります・・・。

全国に向けて完全な赤信号です。

「こんなに練習してきたのに・・」

思わず涙ぐんでしまったわけを

次回、詳しく書いていきます。

(つづく)

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考えるバスケットの会 会長 中川直之
学生・社会人で10度の日本一を達成するなかで培った、”考えるバスケット”を全国のさまざまなプレーヤー、コーチに広める活動を行っています。

視聴者からのコメント

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1 個のコメント

  • 大下彰一は大学の後輩です。
    そういえば中川兄弟と同じ中学だと言ってた❗

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