【其の十八】ふつうの中学生が全国2位になったお話。

バスケットボール

こんにちは、中川です。

お待たせしました!

『ふつうの中学生が全国2位になったお話。』

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からの続き。

決勝トーナメント
進出をかけた

vs北海道1位の野幌戦!

前評判が高く
月バスでも注目チームとして
特集されていた強敵との一戦。

聞けば、
ミニバスの全国準優勝チーム
らしい・・・。

このゲームの命題は
何といっても

「エース城宝を止めろ!!」

浅川戦で43点を叩きだした、
城宝匡史選手。

彼が要注意人物でした・・。

・・

思えば、
中学バスケ人生・・・

地味でシンドイ練習しかなく、

プレーするのが快適で
楽しかったときなんて本当に一瞬!><

だけど、
小林先生に
死ぬほど練習させられた、

軍隊のような
フットワークとか、

「まるでラグビーの練習かよ・・・」
と思うような、
ドリブル無しの1対1とか、

ボールマンに抜かれても
諦めず追いかけるやつとか、

それを悪魔の5往復とか、、、

ときに永遠に
終わらないやつとか・・・

泣きそうになりながら、
ときに
吐きそうになりながら、

一切の妥協なく、
頑張ってきた
それら猛特訓の意味が

全てここにあったんだと
このとき実感しました。

小林先生が何度も
僕らに言い続けてきた、

「試合をイメージせい!」

というのは
全国のこの極限の状況を
言っていたんだと。

中学の3年間、
ずっと強化してきた
ディフェンス脚力。

何が起こっても、
逃げずに頑張れる
メンタル耐性。

この二つが
負けられないこの一戦で
かなりの威力を発揮しました!

「備えあれば憂いなし。」

バスケットって
競技者として取り組んでいるうちは
シンドイことのほうが
多いかもしれない・・・

だけど、

「練習頑張ってきて良かった・・」

と心の底から思える
ほんの一瞬があるから頑張れる。

…そんな一瞬が
まさにこのときでした!

山口県の
どこにでもいる田舎の中学生が

北海道ナンバー1の
エースプレーヤーを封じ、
チームとしての猛追を振りきり、

43対41の僅差で勝利!!

「バスケは鍛えたほうが
勝つんじゃ、ほーーー!」

浅川が大苦戦を強いられた
あの強敵野幌に
なんと1ゴール差で
勝利することが出来たのです!

相手に粘られても
ここ1番の集中と気合と根性で
リードを譲りませんでした。

「肉体の限界はまだまだ先じゃ、
甘えるな!ほーー!」

先生に突き放された
あの日の意味が
ようやく分かりました。

さて、、城宝選手は
どうなったのか?

この試合、、、

なんと5点に抑えることが
出来たのです。

マッチアップは
インサイドの田中。

岡山から転校してきた田中は

入部当時は
荒んだ頃の三井寿のような
きっちり中分けのロン毛でした。

「髪をきれい!」

が小林先生の第一声・・**;

素行も悪く、
練習を途中で帰ったりしたことも
ありました。
(岡山のブルーハーツか **)

気分にムラのあるところが
ありましたが、

この予選リーグで
最も安定していたのは
実はこの田中だったんです。

インサイドでありながら
体の末端への伝達が速く、

横にも縦にも
俊敏な動きが出来る
ロールプレーヤー!

そのポテンシャルと、

バスケも
人生もギリギリを
攻めたがる性格で、

城宝選手に対し、
ファウルすれすれの
絶妙なフィジカル駆け引きを
仕掛けていました。

田中が
ボディブローのように
ストレスをかけているところに、

チーム1のディフェンダー
高橋が囲い込む!!

その高橋を
「ほーーー!高橋ーー!」
と小林先生も畳みかける・・(笑)

戦評にゾーンDFFと
書かれるほど

うちのチームが強化してきたのは、
ヘルプの寄りと、
そこからの戻りでした!

小林先生が言う、
「集・散」の速さで

相手エースに
プレーする隙間を
与えませんでした。

ボールが入ったら一斉に囲み、

ときに田中の
ハードファウルで潰し、

とにかく気持ちよく
プレーさせないようにしました。

城宝選手も、
かなりフラストレーションが
溜まっていたと思います。

「あーー!!もうっ!!」

とイライラを
爆発させていました。
(この頃からスケールがデカかった・・)

初日の予選リーグを
無事2勝!!

その結果、
下関東部が1位!
浅川が2位で
決勝トーナメント進出を
決めることが出来ました。

予選リーグの
組み合わせを
はじめ見たとき、

1位通過できると
誰が思ったでしょう。

前評判の高かった野幌が、
予選ブロックで
まさかの敗退・・。

バスケは何が起こるか
分からないなぁと
試合をした身ながら、
そう思いました。

・・

大会初日はこれにて終了。

翌日も試合できる嬉しさを
噛み締めながら、宿舎に戻ります。

と、そこで、、、、

僕らは
衝撃の結果を知ることに・・。

昨年全国3位で
いつもライバルだった
長府中が全敗で
予選敗退したというのです・・。

「え、どこに負けたん!?」

と結果を聞いたら、

茨城の筑波西。

愛知の萩山。

筑波西には
20点開いたそうです。

(長府がそんな負け方をするなんて・・・)

そして、
さらにビックリしたのが、

その筑波西相手に
36点差をつけて愛知の萩山が
勝利しているという事実。

(もうわけ分からん・・**;)

この2チームと
その後試合することに
なろうとは・・・

このときは考えても
いませんでしたが、

超ハイレベルな
全国大会!

次回、
決勝トーナメント一発目で

これまた
とんでもない集団と
対峙することとなりました。

後にも先にも
こんなにボール運びで
苦労したのは初めてです。(**)

大会1の変則スタイルに
僕らは思いきり
面食らってしまうのです・・。

(つづく)

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考えるバスケットの会 会長 中川直之
学生・社会人で10度の日本一を達成するなかで培った、”考えるバスケット”を全国のさまざまなプレーヤー、コーチに広める活動を行っています。

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