【其の十九】ふつうの中学生が全国2位になったお話。

basket ball

こんにちは、中川です。

お待たせしました!

『ふつうの中学生が全国2位になったお話。』

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からの続き。

決勝トーナメント一発目!
これまた
とんでもない集団と
対峙することとなりました。

後にも先にも
こんなにボール運びで
苦労したのは初めてです。(**)

「あなたは能代工業をご存知ですか?」

そう、あのバスケの名門能代です。

決勝トーナメント一発目。

僕らが対戦したのは
この能代工業のミニチュア版
と言ったらいいでしょうか・・・。

秋田県代表「八竜」!

見るからに
東北の人という感じの
色白で我慢強くタフなバスケを
展開してきました。><

このチーム、
サイズはないのですが、

とにかく走る!

そして3Pをガンガン打ってくる!

それが入る!

それを毎回続けてくる!!

あと・・

その後の
オールコートプレスの
圧力が半端ない!(**)

まるで山王工業・・・
(いや、能代か!!)

トランジションの切り返しが
早過ぎて

気づけば僕らは
八竜の選手に並走、追走・・。

完全に相手の
トランジションバスケの波に
飲み込まれてしまったのです(@@)
(この感じ、テレビで観たことあるぞ)

ミスも重なり、
開始数分でみるみる
点差を広げられます。

(これはヤバい・・)

ゲーム序盤で起こった
「いきなりピンチ!」

完全に出遅れた僕らは、
我を失い、
地にまったく足が付いて
いない状態でした。。

何といっても脅威だったのは
相手の激しいオールコートプレス!

凄まじいスタミナの2ガードが
スローインから
僕らの背面に待ち構えてて、

ボールを持つ度に
ガンガン圧力をかけてくるのです。

このガード陣のプレッシャーが
想像以上に強く、

ゲーム開始の5分間、
完全にハマってしまいました><

ドリブル突破しようにも、
囲まれそうで、
あまり良い絵も浮かばない。。

「じゃあ、パスだろ!!」

と思って、
フロントコートめがけて
ロングパスを放ってみるも、

「えっ、そこ届く!?」

な反応をされ、連続スティールを
喰らってしまいます。

何度も同じミスを
繰り返す僕たち。

やっとの思いで
フロントコートに
ボールを運んでも
その後のシュートが全く決まらない。

気づけば、開始数分で
13点のリードを許して
しまっていました・・・。

ヤバい!
なんとかせねば・・・。

相手のオールコートプレスを
なんとかせねば(><)

このとき、
僕らを我に返らせたのが
小林先生の一言でした。

「ほーー!
練習どおりにせぇーー!」

(練習どおり・・・?)

目まぐるしい
ゲーム展開でしたが、

この言葉が
頭のなかを反芻しました。

(練習どおり、練習どおり、練習ど・・・)

あっ!あれだ!!

5:8のボール運び練習だ!

僕らはこうゆう試合のための
対策をしてきたではないか。

第12話でもお伝えした、
エモーショナル大下の
ダブルチーム地獄です。

「あいつらを一番
苦しめた男と言わせたい・・」

チームメイトに対して、
若干ゆがんだ動機で
ダブルチームを掛けてきた大下彰一。

数的優位な上に、
手癖も悪く、、

体力、メンタル両面で
僕らを削ってきました。

(あの温厚な堺がキレるぐらい)

が、、
僕らは大下率いる
8人のディフェンダーを
攻略してきたではないか。

それに比べたら・・

今、目の前にいるのは
5人だけ!

よし!
練習どおりやれば何とかなる!

小林先生の言う、
「練習どおり」の意味が腹に落ち、

やっと我に
返ることが出来ました。

バスケって
捉え方ひとつで
見える景色が変わります。

あれだけ脅威に感じていた、
八竜のディフェンスの隙間が
徐々に見えるようになったのです!

「脚を使え!
手だけでプレーするな、ほーー!」

小林先生に
言われ続けてきた、

丁寧なフットワークと
パスを使ったボール運び。

これでボールをつなぎ、

前半10分あたりからは
完全に八竜のDFFを攻略します。
(やはり練習は嘘をつかない!)

テンポよく
ボールを運べば、
意外とそこからはイージーでした。

この試合、
本当に幸いだったのは
八竜にサイズがなかったこと。

(これ、本当に幸運でした><;)

シュートが外れても
堺、田中、和之が
セカンドシュートをものにし、
徐々にスコアを詰めて
いくことが出来ました。

おそらく八竜の戦略は
僕らをボール運びで
バタつかせ、

安直で淡泊なシュートを
”打たせること”
だったと思うのですが、

この試合、
何が良かったかというと、

僕らの外角シュートが
かなりの高確率で決まったことです。

10本連続シューティングが
ここでも効きました!
(練習は本当に嘘をつかない!)

そして、
前半終了間際、

コートを疾走する八竜の
尻尾をつかみ、

遂に僕らは
同点に追いつきます!

そこから
インサイドを起点に
落ち着いてゲームを運び、
リードを奪います。

その後、
相手の追い上げも
冷静にかわし、

59対53!!

突風が吹き荒れたような
ハイペースなゲームでしたが、

難敵八竜に
勝利を収めることが
出来たのです!!

いや~、><
息をつく間がないとは
このことです。

2試合分ぐらい
ゲームをこなした気分でした。><

かなり苦しい展開でしたが、

僕らは結果として、
勝ち抜き、

気づけば、
ベスト8に進出していました!

「備えあれば憂いなし。」

練習を頑張ってきて
本当に良かった。

すぐに修正できたのが、
大きかったです。

小林先生と
大下さまさまでした。

さて、、、、

だんだん激しさを増す、
全国大会!

次回、ベスト4をかけ、

あの強敵と対戦することと
なります。

ここまで来たら
もう一つ勝ちたい・・・><

僕らが次に対戦する相手とは・・・

(つづく)

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考えるバスケットの会 会長 中川直之
学生・社会人で10度の日本一を達成するなかで培った、”考えるバスケット”を全国のさまざまなプレーヤー、コーチに広める活動を行っています。

視聴者からのコメント

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2 件のコメント

  • こんばんは!
    毎回楽しく読ませて頂いております!
    細かく書いて頂いておりますのでイメージを膨らませて読ませて頂いております!
    引き続き楽しみにしております^_^

    • jkさん

      毎回楽しく読んでいただき、ありがとうございます!
      当時の臨場感をだせたらと書いています。
      ぜひ最後まで楽しんでください^^

  • 視聴者からのコメント

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