【其の五】ふつうの中学生が全国2位になったお話。

Friends playing basketball - Afro-american players having a friendly match outdoors

こんにちは、中川です。

お待たせしました!

『ふつうの中学生が全国2位になったお話。』

第1話
第2話
第3話
第4話
からの続き。

僕らが中学に入る10年前、
下関東部中のバスケ部は
全国大会に行ったことが
あったそうです。

そのとき
チームを率いていたのは
小林先生。

ただ、当時の話を
小林先生の口から
積極的に聞くことは
ありませんでした。

小林先生って
あまり多くを語る人ではなく、

中学3年間のあいだで
先生と話した会話の種類は
両手があれば足りるぐらい・・。

ですが、
校長室前の廊下に行けば
その当時の様子に
少しだけ触れることが出来ました。

zenchu-photo

歴史を感じる一枚です。

初めてこの写真をみたとき、

「全国準優勝!?」
「すげー!」
「190cmの人がおったんやね!」

と色々興奮したものです。

全国大会は
僕らにとっては
夢のまた夢でした。

その舞台を唯一経験し、
キビシさを知っていたのは
小林先生だけでした。

そんななか、
僕らが2年のとき、
同じ下関で切磋琢磨していた、
ライバル長府中が
なんと全国で3位に入賞!

「長府中勝ち上がっとるらしーよ」

..と噂が耳に入ってくる中、
僕らは夏の鬼練習を
行っていました。(**)

小林先生は
あのとき何を思っていたのかなぁ。。

なにかと多くを
語る人ではなかったですが、
考え方には、確たる軸が
あったように思います。

「バスケットには時間がかかる」
「コートで手を抜くな」
「試合をつねにイメージせい」

地味でコツコツ、
本質を外さない考え方が
バスケット観にも出ていた
ように思います。

そして、、、、

僕らの代、
こいつをキャプテンに
したところなんかも
ホントに小林先生らしいなぁと思います。

・・

新チームとなり、
キャプテンを発表する、
そのタイミング。

みんなの想像では、
バスケが上手い、和之か?

その兄貴だからという理由で僕か?

それとも大穴で
ディフェンスマンの高橋か?(笑)

緊張が走った
その瞬間、

小林先生から出てきた言葉は

「児林」

この名前でした。

中学からバスケットを始めた
児林大介のことです。

そこにいたみんなが
一瞬止まった理由。

当時の僕らの
浅はかな考えですが、

児林がほとんど試合に
出ていない選手だったからです。

「こいつが一番シッカリしとる。
一人に任せるなよ、ほー!」

そう言ってすぐに
練習に入りました。

先生は生徒全員を
よく見ていました。

児林が
キャプテンになったことで
付いていかない人間は
一人もいませんでした。

当時のチームメイトは
みんな児林に
一目置いていたんです。

それは
児林には秀でているところが
たくさんあったから。

勉強は学年トップ(1位!)

海外で英語を話す
パフォーマンスも行ったり、

学校で事あるごとに
名前が挙がっていました。
(ちなみに顔もイケメンでした^^)

でも、僕は
児林の何が
一番凄いかと聞かれたら、

誰よりも練習で
声が出せるところが
ダントツで凄いところだったと
思っています。

児林はいつも
練習の士気を上げるために
声を出し続けてくれました。

そして、
その声がよく通る!

中学のバスケって
ベンチから応援歌を
歌ったりするじゃないですか^^

あれを1年のころから
いつも先頭きって行っていたのが
この児林でした。

「お前らにキャプテンが
務まるわけないやろーが、ほー!」

卒業後、
なぜ児林をキャプテンに選んだのか
弟の和之が聞いたところ、

学校内で悪さをはたらく
弟の和之とロン毛のロンは
論外だったそうです(笑)

(たぶん高橋もなかったでしょう 笑)

部活もがんばる!

そして、
勉強も学校生活もきっちり行う!

「バスケが出来るだけが
凄いんじゃない。」

小林先生は高い視点で
僕らを見て関わってくれていました。

・・

児林キャプテンを中心に
僕らの新チームがスタートします!

ここから色んな大会に
挑むこととなりますが、

まさか校長室前に飾られていた、
先輩方と同じステージに
立つことができるなんて・・・

気になる詳細については
あとあと書いていきます!

次回以降も乞うご期待!^^

追伸:

この児林、
最後までコートに
立つことはなかったけれど、
本当に立派なキャプテンでした。

卒業後は、東大に進学し、
今はNHKのアナウンサーとして
全国を飛び回って活躍しています。

鼻筋の通ったイケメンです(笑)

興味がある方は、ググってみてください。

こいつは本当にすげーー!
と今でも思います。

ときどきNHKに児林が映ったときは

「おれも頑張ろう!」

といつも刺激を受けていますね。
 

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考えるバスケットの会 会長 中川直之
学生・社会人で10度の日本一を達成するなかで培った、”考えるバスケット”を全国のさまざまなプレーヤー、コーチに広める活動を行っています。

視聴者からのコメント

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1 個のコメント

  • 児林先生の、ひとりにまかせるなよ!ほー!

    良いコーチングですね!

    うちはキャプテンがコーチングをもとめられて指導者に怒られ、指導者はひたすらティーチングと、気合いと根性論で突き進もうとして。進めません

  • 視聴者からのコメント

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