中川です、
『”5人で攻める”オフェンス』
https://x.gd/vShTo
こんなにも
全国の指導者・チームの皆さまに
手に取っていただき、
今、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。
これほどリリース前から、
共感の声、そして「応援の声」を
いただいた企画はありません。
みんなが
今回の企画のベクトル、
ストーリーに共鳴してくれたんです。
ただ、、、、
ここに、はっきり記しておきます。
この挑戦は、
決して、順風満帆ではありませんでした。
実は、
今回の企画が立ち上がるとき、
僕は迷っていました・・・
今年は僕にとって、
プロコーチになり10周年。
気づけば、10年。
この道を走り抜けてきました。
一つの節目を迎えたとき、
自分への、”ある問いかけ”が生まれます。
「これから何をやるのか?」
「これから何をして世の中に貢献していくのか?」
「それは、お前じゃなきゃダメなのか?」
何が自分の運命(さだめ)なのか?
胸の奥から湧き上がる、自問自答….
この問いと
毎日、正面から向き合う日々が続いていました。
そんなときだったーー
1通のDMが届く。
「中川さん、パスを教えてください!」
10年近く、
日本でプリンストンオフェンスを
研究&実践している第一人者、
原田毅(つよし)さんから
「パスを教えて欲しい!」と言われたのです。
パス。
それ、俺の役目じゃん。
そこから今回の
プリンストン企画がスタートします。
今思い返しても、
あのとき、あの瞬間から始まった
プリンストン・プロジェクトが
まさかここまで
たくさんの人を巻き込む、
大きなムーブメントになるとは思っていなかった・・
ただ、
それと同時に
数え切れないほどの
葛藤と闘いの始まりでもありました。
正直、世間の声は冷たかった。
「今さらプリンストン?何年前の話だよ」
「プリンストンって結局使えないんだよね」
「オフェンス停滞して終わりでしょ・・」
こんな逆風があることも、全部分かってました。
それでも僕自身、
プリンストンオフェンス全盛期の
2008年の鹿屋体育大学と対戦。
あのバックカットを起点とした
変幻自在なチームバスケに翻弄され、
天皇杯予選でまさかの敗退…
あのオフェンスの怖さ、
強さは誰よりも知っています。
プリンストンオフェンスと対峙したときの・・・
何をされるか分からない怖さ。
何をねらっているのか分からない不気味さ。
守ろうにも予測できない”静かな恐怖”。
あの独特のリズムと変化に、
ただただ翻弄された感覚。
苦い記憶・・・
このプリンストンの魔術の謎を解き明かしたい!
だからこそ、
プリンストンの”深淵”に
足を踏み入れる覚悟を決めました。
そこから原田くんと
ガッツリ膝を突き合わせて
向き合う日々が始まります。
ただ、
彼もnoteに書いてくれてたけど
https://note.com/yamato369/n/nfa19b62b72cc
僕は正直、
ネガティブな
思考パターンをする男です。
「プリンストン上手くいかないんでしょ?」
「プリンストンなんて使えないよ」
そんな否定的な他者の意見をかんがみて、
本当のプリンストンの価値、リアルを考えたい性格です。
原田くんには
「壁打ち」といって、
何度も、何度も、質問、
いや疑念をぶつけました。
「プリンストンはこう対応されたらどうなるの?」
「こう守られたら?」
「それじゃ相手は困らないよね?」
「相手からしたら”止めた”ってことにならない?」
「何よりスコアに繋がってない。」
クリティカルシンキング
(ネガティブなフィードバック)
をとことんぶつける。
そうして、
彼と仕事をしてくる中で
だんだんと分かってくる。
彼は
”このプリンストンオフェンスの
良さ・素晴らしさを伝えたい。”
コートの5人で
手を取り合い、呼吸を合わせて、
バックドアが決まれば、
指差し(ガンフィンガー)のポーズを取る。
そんなふうに
みんなで点を取るまでのプロセスを楽しみたい。
”過程を大事にするのが”原田くん。
ただ、、、、
そんな原田君と接しての、
中川の反応はこうだ。
「いや、良いパスが決まっても、
点にならなきゃ意味がない。」
「相手がどうにも守れず、
ダメの一手で降伏させなきゃ、
本当のダメージにはならない」
「何より、これじゃ試合に勝てない」
そして、僕が掲げたもう一つのテーマ。
「否定的な人の声を打ち返せない。」
ごめん、
原田君にはすべての公開を
許可いただいてますので正直に言いますが、
正直、「甘い」と思いました。
これは僕自身が、
日本一を本気で目指し、
司令塔ポジションとして
ゲームのデザイン、舵切り、波の作り方、強みの最適配分など、
関わる人のバスケット人生に
全ての裁量と責任を背負ってきたから。
だから、痛いほど分かるんです。
バスケットで勝つことは甘くない・・
「勝つことの厳しさ」を。
一言で言えば、
彼は
”過程を喜ぶ”
中川は
”結果にこだわる”
この違いが如実に表れたのが、
今回のプリンストン企画の出発
1駅目に起こった出来事でした。
それでも僕たちは、
何度も、何度も、自分の考えをぶつけ合いながら歩みを進めます。
原田くんは、
とても根性のある男です。
「絶対にプリンストンを広めたい。」
その心は何を言われても折れることはありませんでした。
だから僕も本気でぶつかりました。
(プリンストンは、本当に通用するのか?)
寝ても覚めても考え続け、
思い立ったら
夜中であっても原田くんに電話をする。
その都度、壁打ちし、
証明映像をクリップで送ってもらい、
再度、動画を分析し、一緒に考える。
この繰り返しでした。
そして迎えた、3月1日。
長野県でのプリンストンクリニック。
この日、僕は確信しました。
「このオフェンスは、世の中に広めなきゃいけない。」
僕自身、この日
僕が10年バスケットを通じて
伝えたかったこと全てを乗せることが出来ました。
スキル、
ファンダメンタル、
思考力、
メンタル、
5人で戦うというバスケットマインドetc
僕は、クリニック冒頭、
まず「プリンストン」を自分の言葉で定義します。
「プリンストンで怖いのはバックカットじゃない。連続性にこそ、真の強みがある。」
そこで必要なのは、
スキルや戦術理解だけじゃない。
”仲間への貢献心”
”人のために自己犠牲をいとわず払える人間性”
自分の損得よりもまず、
人の幸せのために行動できる。
そんな”気概”。
「目先の”自分が楽しい”に飛びついちゃダメだよ」
「中長期的な”仲間との成功”にフォーカスしよう」
これは、
原田君にも事前に伝えることなく、
僕が感じたまま、冒頭にメッセージしました。
まず土台にこの心がなければ、
このオフェンスは、絶対に上手くいかないし、
クリニックも、ただの1日に終わると思ったからです。
創設者の
ピート・キャリルさんは、
このオフェンスを考案するにあたって
第一に考えていたのは、
「勝つこと」です。

決して
高い能力があるといえない選手たちと、
格上を倒すための手立てがないか?
これを真剣に、
現場の選手たちと対話しながら
考え抜いて生まれたのが、
「プリンストンオフェンス」です。
【上手くやるためじゃない、勝つため。】
このこだわりは、
勝った時の喜び方を見てもわかる。
▼1996年 伝説のUCLAアップセット:
実は、打ち合わせ中、
僕は原田くんに言いました。
「本気で勝ちを目指さない先に、何が学べるんだよ。」
「プリンストン、本気で広げたいんだろ?」
じゃあ、正直に言うけど、
「君が、プリンストン否定派の意見に
本気で勝とうとしなかったら
このオフェンスが広まるわけがない。」
キャリルさんが
勝利を目指したように、
僕たちも、俺たちも
プリンストンに立ちはだかる
世の中の「壁」に勝利しないと、
本当の成果も得られないし、
プリンストンの良さも広められることはない。
今、時代は「個」の時代。
ドリブルで仕掛ける、
ハンドラーが全てを支配する、
そんなバスケが主流になりつつあります。
でもーー、
「5人で挑む」
「一人ではできないことを、仲間と成し遂げる」
それこそがバスケットの真髄であり、
僕が信じ続けている”魂”です。
だからこそ
このバスケを
この価値観をもう一度広めなくちゃいけない。
それが、僕の考えであり、
原田くんにもしっかり伝わりました。
このオフェンスは、
プロセスに拍手して
おべっかを唱えて、
指さしをするのが目的じゃなく、
仲間と力をあわせて本気で勝利を目指す
”賢者が強者に優る”
バスケットの一つの道を示したものです。
”5人だからこそできる”
”5人で力を合わせて、考えるからできる”
そのプロセスから
人生に繋がる本当の学びを得るものです。
「それは、お前じゃなきゃダメなのか?」
この自らの問いに、
僕は、胸を張って答えたいと思います。
ぜひ、
プリンストンを広める協力を
自分にやらせてください。
プロコーチとしてこの10年。
どんな逆風にも、
どんな否定にも、
真正面からぶつかってきたので、
今回も正面から挑戦していきたいと思っています。
今回の教材は、
その過程、想い、覚悟。
すべてを詰め込んだ、渾身の一作です。
全7時間20分の動画に詰め込みました。
あと2時間です。
ぜひ僕らの魂の企画をご覧いただき、
あなたのチームオフェンス、
そしてバスケット人生を、
変えるきっかけにしてください。
「プリンストンオフェンス」を通じて、
もっともっと
このバスケットという
スポーツの魅力、楽しさが伝われば幸いです。
▼『プリンストンオフェンス編』詳細を見てみる:
https://thinkbasket.com/princeton-offense/
(※本日4/27(日)で終了となりますのでご注意ください。)
それでは、
長い文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
中川直之
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