こんにちは、中川です。
バスケットボールはその名の通りボールを扱うスポーツです。
手でボールを扱うことを「ハンドリング」と言い、このハンドリング技術を高めることで、ドリブルやパス、キャッチやシュートなど、バスケットの全ての動作がスムーズに行えるようになります。
「まるでボールが手に吸い付いているよう!!」
NBA選手など、ドリブルが上手な選手はこう言われたりしますが、
今日は、日本一10度のバスケットボールの専門家である私中川が、試合で使えるドリブルスキルについてお伝えしたのち、メキメキドリブルの技術が上達する、効果的なハンドリングの練習方法や考え方についてあなたに徹底指導させて頂きます。
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バスケの試合で使えるドリブルの技の種類と名前
ドリブルには簡単なものから難易度の高いものまで、様々な種類があります。
ここでは初級者レベルのものから上級者向けのものまで、相手を出し抜くさまざまなドリブルのつき方をご紹介したいと思います。
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ドリブルで大事なのはスピードよりも緩急
1on1や、試合のなかでのドリブル駆け引きが上手な選手というのは、緩急の見せ方が上手いです。ただ、やみくもにスピードでかわそうと頑張っているのではなく、
ゆるーく見せて速く!
とか
大きなドリブルで振ってみせて、
小刻みなドリブルで「ダン・ダーン!」と出し抜くとか
ドリブルで抜くときの変化の感じさせ方が上手です。
これは実践を通じて、磨いていく対人の技です。相手の反応を見て、その瞬間にあったドリブルが取り出せるようになるには、やはり沢山実戦を積み重ねていくことが大切です。
練習と実践を繰り返していれば。相手ディフェンスの反応を見ながら、適切なドリブルが出来るようになっていきます。
この記事の後半部分では、初心者の方でも分かりやすく、必要な練習方法もみっちりお伝えしていますので、ぜひ!焦らず読み進めて頂けたらと思います。
フロントチェンジ
ドリブルの技の中で一番シンプルなかわし方はこれです。相手ディフェンスの手前で、ドリブルチェンジし、目の前のディフェンスをかわしていきます。
右から左で切り返したり、左から右へ切り返したり、ドリブル自体はシンプルですが、ドリブルを強く鋭くしたり、そこに体重移動していけると効果があります。
腕をしっかり伸ばして幅を大きくすることもコツです。幅を大きくすることで、相手を横に動かすことができます。
バスケット初心者の選手は、まずはここから練習するといいです。
このつき方自体の難易度はそこまで高くありませんが、身につけると強力な武器になります。
クロスオーバーとも言ったりしますね。
クロスオーバーと言えば、NBAのレジェンド、アレン・アイバーソンのマイケル・ジョーダンとのマッチアップで魅せたプレーを連想する人も多いと思います。
彼のクロスオーバーは体重移動、幅、緩急全てが完璧にされていて、小柄ながらも自分より身長の大きい選手を揺さぶり、出し抜きます。
ぜひ参考にされてください。
ロールターン
相手ディフェンスがこちらの進行方向に立ちはだかってきそうなときに、「クルッ」と反転して相手をかわすドリブルです。片手で跳ねたボールを引き込み、手首を柔らかく使って、ボールをディフェンスのいない逆サイド側に運んでいきます。
ポイントになるのは
・ドリブルを持っていない手でしっかり相手を抑える(ボールを触られないように)
・回転する際の自分のバランスをしっかり保つ
・首をすぐに反転させ、フロントコートへの視野を確保する(攻める方向に背中を向けた状態のままはあまり良くない)
ロールターンを使う際は、DFFとの距離感・間合いがとっても大切です。
適切な使いどころを経験者の立場からお伝えすると、DFFがこちらの進みたい方向を遮ろうと密着してきたときや、プレッシャーを掛けるために間合いを詰めてきたときに、このドリブルは威力を発揮します。
ディフェンスとの距離が近い状態でのみ効果があるドリブルなので、片方の手でしっかりディフェンスを抑えることが大切になってきます。
逆に間合いがある状態でロールをしても相手から読まれてしまうので、効果は激減してしまいます。
回っている最中はDFFとボールの間に自分の体がありボールは守られますが、回った後DFF側にボールがあったり、抜けたからといって気を抜いてしまうと、簡単にボールを奪われてしまうので気を付けましょう。
初心者の方に多いのが、回った軸足とは逆の足のつく位置が斜め後ろだったり適切じゃない場所についてしまうことです。
この足のつき方を間違えてしまうとDFFを抜ける場面でも抜けないという風になってしまうので、回った後の足のつき方まで含めて練習するのがコツです。
また、素早く回転することで瞬時に相手を出し抜きたいです。
以下、動画がロールターンについて詳しく解説しています。
レッグスルー
レッグ=脚。スルー=間を通すこと。
つまり、股の間を通すドリブル技術になります。
フロントチェンジが体の前で切り返すドリブルだとしたら、レッグスルーは体の下!
相手ディフェンスに間合いを詰められた状態でも、手の届きづらいところで、ドリブルチェンジが行えます。
1on1の突破のときや、ボール運びの切り返しのときなどに使えます。
最近で言うと、ステップバックスリーで有名なNBAのジェームス・ハーデンはリズムやズレを作るためにDFFの前でレッグスルーを使っていますよね!
参考までに・・・
レッグスルーとフロントチェンジを組み合わせた、最強のドリブルで1980年代のNBAで大活躍したティム・ハーダウェイという選手がいます。
凄まじいドリブルチェンジで次から次へと相手を翻弄!この必殺技についた代名詞が「キラークロスオーバー」と呼ばれていました。
のちのNBAのスター、アレンアイバーソンも影響を受けたと言われています。
参考までに以下動画をご覧ください↓↓
インサイドアウト
フロントチェンジをすると見せてしない。
そんなドリブルになります。
インサイド(内側)にドリブルを突くと見せて突かず、アウトサイド(外側)に切り返すので、インサイドアウトと呼ばれています。
この動きの効果を高めるために意識したいのは、始めのフロントチェンジをする動きを再現すること。
ディフェンスはフロントチェンジをすると思い、横に振ることが出来れば、アウトサイドへの切り返しで突破出来ます。
以下動画が詳しくインサイドアウトの動きを解説しています。
バックビハインド・ドリブル
フロントチェンジが体の前!レッグスルーが体の下なのに対し、このドリブルは体の後ろでボールをクロスするドリブルです。
バックビハインド・ドリブルもマスターしたいです。
相手の手の届かないところで、ドリブルチェンジと方向転換が出来るので、ボール運びやボールキープで重宝します。
このドリブルを使うシチュエーションとしては、こちらの進もうとするコースに、相手DFFが身体を寄せて、さえぎろうとしてきたときに使ったりします。ボールを「フイっ」と後ろに回して、ディフェンスの手の届かないところでボールクロスを行います。
肩を柔らかく、手首で上手くボールを捲き込めると、体の逆サイドの方にスムーズに持っていけるので手首以外のところも柔らかくしておくのもポイントです!
以下動画がイメージしやすいです。
NBAではロサンゼルス・クリッパーズのじゃマール・クロフォードが、色々なドリブルムーブと組み合わせてこのドリブルを行っていますね。
シュート・ヘジテイション
ドリブル・技術と言いつつ、これはシュートフェイクですが、このフィエントがおそらく今、世界で一番上手いのは、ゴールデン・ステイト・ウォーリアーズのステフィン・カリーでしょう。
ドリブルをしながらも、目線は真っ直ぐリングに向かっているため、ディフェンスの側は完全にシュートを打つのだと錯覚してしまいます。
バスケットはリングを守っているスポーツなので、このシュートヘジテイションがレベル高く出来るようになれば、かなり駆け引きを優位に進めることが出来るようになります。
止まる動作も組わせると・・・
以上、ご説明したようにバスケは縦に揺さぶったり、横に揺さぶったり、シュート(上)を意識させて出し抜いたり、色んなドリブルテクニックがありますが、一つ実戦を通じて、感じている相手ディフェンスに1対1を仕掛けるときにいしきしたいのは
止まることです。
「Stop On a Dime!」
「止まるんだ!直之!
まるでコインの上に止まるようにだ!」
アメリカにバスケ修行に行った際に、NBAのコーチからこのアドバイスを受けたのですが、ドリブルの技を仕掛けるとき、同じリズムで動くのではなく、ときに止まる動作を入れることで、相手はよりこちらのタイミングを掴みづらくなるんです。
「静」から「動」の変化にメリハリが出来、よりディフェンスがしずらくなります。
NBAのスーパードリブラー、カイリー・アービングの止まると見せてからの急発進!の動きが秀逸です。
以下動画を参考にご覧下さい。
ドリブルの技や緩急を詳しくお伝えしているお勧め教材↓↓
【参考】考えるスキルブック:超実戦1on1編
バスケのドリブル練習のコツや上達のために意識すること
さて、ここまで色々ご覧頂き、バスケットには様々なドリブルの種類があることを、ご存じ頂けたと思います。
10度の日本一を達成した私中川も、ハンドリングにはかなり力を入れて練習してきました。
高校2年のときに衝撃的な出会いがあったのです。
あなたはNBAの天才ハンドラー、ジェイソン・ウィリアムスさんをご存じですか?
自分が高校2年のときに、ナイキ主催のバスケットキャンプで来日してたことがあるんです。
そこで習った効果的な練習メニューを自分の自主練に組り込むことで、メキメキとハンドリング技術を向上させることが出来ました!
以下に、私が高校2年から、NBAのハンドリングスター、ジェイソン・ウィリアムスさんに教わり、感化され、実践し続けたドリブルやパスなどのハンドリング技術上達のための練習のコツと、経験に基づく大切なポイントをあなたに徹底解説したいと思います。
ドリブルは強く
ドリブルを突く際は、出来るだけ強く突きましょう!
強く突くことでボールが手から離れている時間が短くなります。
そうすることでディフェンスにボールを取られるリスクが減りますし、何より相手ディフェンスに「カットしに行こうかなぁ」という気を起こさないで済みます。
ボール回しは早く
これ色んなドリルでもそうですが、なるべく早く回しましょう。
手からボールがこぼれて、どこかに行ってしまいそうだ、ぐらいな感じで、とにかく早くボールを回すようにして下さい。
始めは上手くいかないかもですが、徐々に良くなってきます。
その状態でも指でしっかりボールを噛めるようにトレーニングすることで、生きたハンドリング技術が身につくのです。
以下動画がどれくらいの基準で行うのか、イメージしやすいかと思います。
両方の手で練習を行う
あなたの利き手が右だとした場合、左手でも同じように練習を行いましょう!実戦を考えると、どちらの手でも器用にボールを扱える必要があります。ボールを扱う際は、得意・不得意を作らないようにしましょう。
右手でドリブル練習をしたら左手も。
右回しでボール回しを行ったら左回しも。
どちらかの手に偏ることなく、両方の手でまんべんなくハンドリング練習を行って下さい。
ヘッドアップ(アイズアップ)
バスケットが上手な人でボールを見続けてプレーする人はいません。
日本人初のNBA選手となった田臥勇太選手も、つねにゲームではコート上のチームメイトや、ディフェンスの状況を見ています。
常に実戦を意識し、普段からボールを見ずに扱えるよう、練習しておきましょう!
ドリブルを突かないほうの手で相手からボールを守る
ドリブルを突くときは、ドリブルを突いていないほうの手が、実はかなり大事です。
ディフェンスのプレッシャーからボールを守りながら、ドリブルを突く必要があります。
ディフェンスに簡単に自分の懐に入られてしまうと、ボールを奪われてしまいます。
以下動画でそのあたりを詳しく解説しています。
ぜひ参考にされて下さい!
ディフェンスから遠いところでドリブルを突く
相手ディフェンスにとって、ボールを奪いやすいドリブルとは何なのか。
強く突いたり、低く突くことで手からボールが離れている時間を短くでき、よりディフェンスはボールをカットしずらくなります。
もう一つ、意識したい考え方が、ディフェンスから遠いところでドリブルを突くというものです。
たとえ、身体が大きく、手の長い選手にマークされても、写真のように体を半身にして、ボールを遠ざけてドリブルを突けば、カットされません。
ボールとDFFの間に自分の体を入れることで自然とDFFからボールを遠ざけることができます。
また、目の前にいるDFFから遠いところでドリブルをつこうとすると、自分の視野に入らない範囲でボールを操作しないといけない場合も生まれてきます。そう言う場面をイメージしながら日頃のドリブル練習に打ち込みましょう!
ディフェンスから遠いところでドリブルを突く
これは是非意識されてみて下さい。
◆ビハインドドリブルで安全にドリブルチェンジ↓↓
以下、日本人初のNBA選手、田臥勇太選手のデモンストレーションが大変参考になります。
経験者の私からみても、体の背面でこれだけ安定したドリブルチェンジをされたら、ちょっとボールを取りに行くことはムズカシいですね。
高校1年のとき、試合で対戦しましたが(当時田臥さんは3年生)、あの時からボールと身体が一体になったようなドリブルで意のままにボールを操り、簡単にいなされてしまいました(笑)
経験者の私からみても、手に吸い付くドリブルは思わず見とれてしまいます^^
是非、この動画からビハインドドリブルのイメージを掴んで頂けたらと思います。
時間を計って行う
バスケットの活きたドリブル技術を身につけようと思ったら、上記したように、全力で行うことが大切ですが、
ただ、ひとえに全力と言っても、人によってその基準はまちまちです。
私がジェイソン・ウィリアムスさんから教わり、練習メニューの効果を最大化するために意識したのは
時間を計って行うこと
でした。それぞれのメニューを1セット30秒ぐらいかけて行うことが多かったです。
時間を切って行う場合、そのなかでめいいっぱい数をこなすことを意識します!
腕がパンパンになり、汗もボタボタ出てきてかなりハードですが、そうすることで、自分のボールを扱う際の、限界を打ち破り、生きたハンドリング技術が身につくのです。
上手くやろうとしない
「ハンドリングが上手くなるにはどうしたらいいですか?」
これをよく聞かれます。
25年以上、バスケットをしてきた自分の経験から言えるのは、
上手くなりたければ上手くやろうとしてはダメです。
これ、、大事なのでもう一度言いますね!
”上手くなりたければ上手くやろうとしてはダメです!”
メニューを上手くやろうとして加減して行っても、その場ではできてると思うかもしれませんが、いざ試合の中で全力でやった時にできなければなんの意味もありません。
とにかくミスを恐れず、下手くそにやりましょう。
始めはボールが何度も手からこぼれて歯がゆい思いをするかもしれません。
ですが、そうして徐々に上手くなっていくのです!
大きく幅のあるドリブルもチャレンジ
幅のあるドリブルを勢いよく突くと、ボールが手から離れている時間も長く、やはり難易度は上がります。
ですが、逃げずにチャレンジしたいです。
幅のあるドリブルが突けると、大きく相手を揺さぶることが出来ます。
また、難易度の高いドリブルが突けるようになると、その他のドリブルが簡単になります。
DFFで手を広げて大きく見せるのと同じように、小さい選手ほど大きく幅のあるドリブルを身につけてどんどん相手を揺さぶっていきましょう!
上述した、上手くやろうとしないの話ともつながりますが、練習ではミスを恐れず、どんどんチャレンジしていきましょう。
完璧を手放す!
これ、個人的に上達に向けて大事にしている考え方です。
意識を向ける
「ドリブルを突くときは顔を上げましょう!!」
バスケのプロコーチをしている私もこれを指導の現場で伝えます。
ただ、、
単に顔を上げる。
ヘッドアップをする。
これには実戦を考えたとき、陥りやすいポイントがあります。
人間顔を上げて、目を開けて、いわゆる「ヘッドアップ」の状態でドリブルを突いていたとしても、目の前を走るチームメイトのノーマークを見逃したりすることがあります。
それはなぜか??
そこに意識が向いていないからです。
ドリブル練習や様々なハンドリング練習を行うときは、単に顔を上げるだけじゃなく、まわりのことへ意識を向けながら行うようにして下さい。
「ああ、時計の時間はいま●時だ!」とか
「隣で練習している仲間のウェアは青色だなぁ」とか
なんでもいいので、意識を向けながら行うようにしてみて下さい。
もし、練習パートナーがいれば、メニューを行っている途中に、目の前での指を突きあげてもらうといいです。
「1本!」
「2本!」
とかにその指の数を数えながらドリルを実践すると、まわりに意識を向けつつ、ボールを扱うという、活きたハンドリング技術が身につきます。
これを並行作業と言ったりしますが、バスケットでは
1)ボールを扱うこと
2)まわりの状況を捉えること
いつもこの二つを同時に意識しなくてはいけません。
ぜひ、ボールを扱うハンドリング練習を行うときは、
意識を向けながら行う。
これを意識されてみて下さい。
動きながらのドリブル練習を行う
ドリブル練習をしっかりやっていくと、その場でうまく突くのが、ある程度出来るようになってきます。
ただ、試合の状況ではその場に止まったまま、ベタ足で突くことはほとんどありません。
常にフットワークをしながら、ディフェンスをかわしたり、ドライブを仕掛けていくときは、当然動きながらドリブル突破を仕掛けていきます。
なので、ある程度手先でボールを扱う感覚が身についてきたら、動きながらドリブル練習を行うようにして下さい。
クイックな素早い動きとセットで行うと、ディフェンスをかわす、より実戦的なドリブル技術が身につきます。
フィジカルコンタクト(接触を)入れながらドリブル練習を行う
バスケットはコンタクトスポーツとも呼ばれています。特にゴール下は戦場です。
つまり、バレーや卓球のように接触がないスポーツではなく、ぶつかることを前提に全ての動作を練習しておく必要があります。
ドリブル練習のときも然り。
ある程度手先でボールを扱えるようになったら、より実戦を意識し、パートナーに押してもらいながら、ドリブル練習をするようにしてみて下さい。
これは経験者視点からのお話し。
自分のチームメイトにもいたんです。
普段、一人で練習しているときは天才的にドリブルが上手な選手も、試合の接触のなかで、ボールコントロールを失い、手からこぼしてしまい、ミスにつながっていました。
そうならないためにも、事前に練習が必要です。
備えあれば憂いなし。
これも私が好きな言葉ですが、普段から接触を前提としてドリブルも練習をしておきましょう。
普段、一人では上手くドリブルが突けていても、人とぶつかることで手元がブレます。
そんな中でも、しっかりボールをキープする耐性を作るには、
相手にぶつかりながらもボールコントロールや、体の軸がぶれないバランス感覚を磨く必要があります。
1on1でたくさん練習する
何だかんだ、これが一番生きたドリブルスキルが身につきます!
ドリブルの練習をなぜするかというと、試合で目の前のディフェンスをかわすためです。
バスケはリングを目指して行うスポーツですが、あくまで相手にしているのは人(ヒト)です。
ドリブルはその人をかわすための対人スキル。
是非、1on1をたくさんチャレンジされて下さい。
試合で練習したドリブルを実践する
練習でやったことは試合で試しましょう!
全ての練習は実戦につながっています。
個人練習や、1on1など、切り取ったシチュエーションでのドリブルが上手く突けたとしても、試合ではまた勝手が違います。
逆に言うと、練習でやった以上のことは試合で発揮することはできないです。
もし、あなたが1on1のドリブルテクニックなどを練習された場合は、是非試合の流れのなかで、トライしてみて下さい!
【参考】 実戦的1on1のドリブルテクニックについてはこちらで詳しく解説してます
バスケットの試合は忙しく攻防のラリーが続きます。そのなかで、点を取ることや、仲間にパスを出すこと、自陣のリングを守ることなど色々考えながらプレーしなくてはなりません。
試合の流れのなかで、練習したドリブルスキルが出せるよう、是非チャレンジされて下さい。
・試合でチャレンジする
・そこから学び、改善する
・足りないスキルがあれば練習する
このサイクルで、自分の足りない部分をブラッシュアップさせていきましょう!
そうして自分はスキルを高めてきました。
ダラダラやらない!全力でやる
自分の個人的な想いとしては
1回1時間のドリブル練習を週に3回やるのなら
1回3分のドリブル練習を毎日やったほうが効果があると思います。
短い時間でいいんです。
ただし、その間全力でボールを突いたり、回したり。
上手くやろうとするんじゃなく、しっかり指先に負荷をかけていきましょう。
バスケットボールは結構重いので、強くボールを扱っていれば、腕がパンパンになります。
そのなかで、手でボールを捉える感覚・耐性を身につけると、本当に全国大会でも通用するハンドリング技術が身につきます。
是非全力で自分の力を出し切ってトライされてみて下さい。
以下は、自主練に特化した教材です。一段階ギアを上げたいかがは是非ご覧ください。
鏡の前でドリブル練習をする
これ、実はかなりおススメのドリブル練習方法です。
やり方は簡単!
鏡の前で、鏡に映る自分を相手に、ドリブルで1on1を仕掛けて下さい!
イメージするのは、鏡の前の自分をドリブルで交わすイメージです。
実際は、そんなことは不可能なのですが(笑)
それぐらいの勢いで、ドリブルの技を仕掛けていくことで、クロスオーバーとか、かなり鋭く出来るようになりました。
鏡の前で行うことのメリットは自分の動きが確認出来ることです。
自分のイメージでは、鋭くドリブルの技を仕掛けているつもりでも、鏡で確認すると意外とそうでもなかったり、大きく揺さぶるクロスオーバーの振りが意外と小さかったり。
そういうチェックや改善がが出来るので、ぜひ自分を客観視出来る、鏡の前でのドリブル練習、トライされてみて下さい
参考までに目をつむってドリブル練習したときのお話し・・
「試合中、ボールを見ないでドリブルを突く!」
これはバスケット上級者を目指すなら、乗り越えたい壁です。
どんな練習をしたらいいか、ふと思いついたのが、
「目をつむってやればいい!」
というアイデアでした。
目をつむれば、当然ボールは見えません。
しばらく目をつむってドリブル練習に勤しんでいたのですが、やっていく中で、これ、なんかちょっと違うなぁ、と思ったのが、目を閉じた瞬間って手先の事ばかりに意識がいってしまうんですよね。
バスケの試合のときのように、まわりの状況にアンテナを立てながらドリブルを突く感じになりずらく、言ってしまえば、目がお休み状態になってしまい、試合に向けての実用的なトレーニングにはなりずらかったです。
「ボールが全く見えない暗闇のなかで練習すればいいんだ!」
と体育館の倉庫のなかで練習したこともありますが、こっちのほうが目を開けた状態で、目をつむったときよりは、自然体で突けるイメージはありました。参考にされて下さい。
ドリブル練習の負荷を上げるために、手首に3kgぐらいの重りを付けたり、手の感覚をなくすために家庭農園用のボム手袋をつけて行ったり、色々工夫しておこなっていました。
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まとめ:ドリブル上達に向けた練習における大事なポイントについて
自分の実践してきた経験踏まえ、上達に向けた様々なポイントを最後にお伝えさせて頂きます。
総じて言えることは、ハンドリング練習においては、
何をやるか(メニュー)も大切ですが、どう取り組むかが、とても大切です。
これは全てのバスケットの練習にも言えますね。
やはり全力でボールを突いたり、振り回したり、高い負荷をかけていけば、どんどん生きたハンドリングが身につきます。
始めはすぐにボールが手からこぼれてしまい、歯がゆい思いもするかもしれませんが、継続していれば必ずスキルは身についてきます。
是非、お伝えしたポイントを意識し、練習にチャレンジされてみて下さい。
この記事があなたのハンドリングスキル向上の一助となることを願っています。
あなたのチャレンジ、応援しています!
「何だあいつらのハンドリングは!」
おまけで、夢のあるお話をあなたにしたいと思います。
私は高校2年から、NBAの天才ハンドラージェイソン・ウィリアムスさんから教わったハンドリング練習を、双子の弟とひたすら部活後に自主練していました。
毎日毎日、チームの練習のあとの30分を取って、ダムダムダムダムドリブル練習をしていました
1カ月ぐらいしたときに、本当にボールが手に吸い付くようなドリブルがつけるようになったことを実感するようになりました。自分の意のままにボールが扱えるのです!
そして、、
高校2年の全国大会(ウィンターカップ)でその努力が実ります!
試合前のアップでの僕らのドリブルを見た、関東の名門大学のスカウトが「何だあいつらのドリブルは!」と私と双子の弟をスカウトして下さったのです。
どこで誰の目に留まるか分からないものです。
言えるのは、ハンドリング練習をしていなければ・・・
その後の関東の名門大学への進学も、その先の実業団への進路も、当然、学生・社会人での10度の日本一もなかったでしょう。
ハンドリングを練習したことで、バスケット人生が大きく拓けてきました!
バスケットは、走ったり、ディフェンスしたり、ボールハンドリング以外にもたくさん練習&トレーニングすることはありますが、ハンドリングが出来ればやはり可能性が拡がります。
千里の道も一歩から!一朝一夕にいかないかもですが、是非お伝えしたポイントを意識して、練習されてみて下さい!
かならず、バスケの神様があなたに微笑んでくれる日がくることでしょう!^^
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