【完全版】バスケットボールのコートサイズ・各ラインの意味をコート図で徹底解説!

【完全版】バスケットボールのコートのサイズ・各ラインの意味を初心者向けに分かりやすく解説します!

皆さんはバスケットボールのコートの広さを知っていますか?
プレーしていても試合を見ていても、実際にそのコートの広さを気にすることはあまりないと思います。

バスケットボールにはたくさんの細かいルールが定められていますが、もちろんコートにもルールとして決められた広さがあります。

ここでは、バスケットボールコートの広さの決まりや、コート上に引かれた線の意味を詳しく説明していきます。

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初心者の方必見!バスケの試合におけるルールを徹底解説
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バスケットコートの広さ

【完全版】バスケットボールのコートのサイズ・各ラインの意味を初心者向けに分かりやすく解説します!
日本のバスケットボールのルールは現在、大きく分けて2種類あります。

小学生までがプレーするミニバスケットボール(U12カテゴリ)のルールと、中学生(U15カテゴリ)以上がプレーする一般のルールです。

それぞれのルールに沿ったコートサイズが決められていますので、コートサイズの種類も2つになります。
ミニバスケットボールコートと一般ルールのコート、それぞれの広さを詳しく見ていきましょう。

一般のコートサイズ

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バスケットボールで言う「一般」とは中学生(U15カテゴリ)以上のことです。
国内のプロリーグ「Bリーグ」も、国外で行われる国際大会(NBAは除く)も、公式に「一般」のルールにのっとって行われています。

コートの広さは下記の通り。

  • 縦(コートの長い面)の長さ : 28m
  • 横(コートの短い面)の長さ : 15m
  • ゴールの高さ : 3.05m
コートは基本的に幅5cmの白い線で囲まれており、線の上はコートの外とするため、コートの広さは白い線の内側で測ります。

ミニバスケットボールのコートサイズ

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ミニバスケットボールは、一般のルールを子供たち用に変更したルールで行われるもので、コートサイズもゴールの高さも一般ルールとは異なります。

ルールにスリーポイントが無いため、コートにスリーポイントラインが無いのも特徴です。

コートの広さは下記の通り。

  • 縦(コートの長い面)の長さ : 22m~28m
  • 横(コートの短い面)の長さ : 12m~15m
  • ゴールの高さ : 2.6m

コートの長さに幅があるのは「その範囲であればよい」という意味です。
小学校の体育館で行われることが多いミニバスでは、体育館の大きさによって取れるコートの広さが変わっても対応できるよう配慮がされています。

スリーポイントラインが無いというところの他に特徴的なのが、ペイントエリア(制限区域)の形がミニバスでは台形であることです。
一般のルールでも以前は台形でしたが、2010年のルール変更で長方形になりました。

そのときミニバスについては変更が行われず、ルール上は台形のままとなっています。
ですが、公共の体育館が長方形で線が引かれていることも多いため、現在ではミニバスも長方形のペイントエリアで行われることが認められています。

また、外周の最大の大きさとしては一般のものと同じサイズになります。
バックボードからエンドラインまでの距離が、一般では1.2mのところミニバスでは0.85mになっていたり、基本的にミニバスケットボールコートのほうが狭く設定されています。

ミニバスと一般バスケの違いや、ミニバスの詳しいルールについては、下記記事も参考にしてみてください。

【保存版】中学バスケとミニバスのルールの違いをどこよりも分かりやすく解説!

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中学校の体育館のコート

中学生は一般のルールになりますので、基本的に一般のコートサイズになります。
ですが、中学校の体育館の大きさによっては、一般のルールの広さを確保できない現状もあります。

ミニバスの場合はコートサイズに幅がありますので、公式戦の会場に学校体育館でも対応が可能なことが多いです。
しかし一般ルールでは広さに幅をもたせていないため、ルールに沿えない中学校の体育館は公式戦の会場として使用できないことになります。

ですので、中学校以上の大会については、ほとんどが公共の体育館を使用して開催されることが多いようです。

コートのラインの意味

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バスケットボールのコートには沢山の白い線が引かれています。
それぞれの線にはルールに沿った意味があり、ゲームを行う上で重要な役割をもっています。

スピーディーな試合展開が行われるように、バスケットボールでは特に時間に関するルールが細かく設定されています。

そのルールの判定基準になるのがコート上の線であることが多いため、どの線がどのような意味を持っているのか、ルールの理解と共に知る必要があります。

それでは、コートにはどのような線が引かれているのか、一般のルールに沿って詳しく説明していきましょう。

センターライン

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2つのゴールの真ん中でコートを半分に分ける線がセンターラインです。
このラインによって、自分のチームと相手のチームのエリアに分けられます。

ボールを持って相手ゴールに攻めていくときに、センターラインの手前側をバックコート、センターラインの先(攻めるゴールがある側)をフロントコートと言います。

ゲーム開始時、センターライン中央でジャンプボールからスタートになりますが、その後の各クオーターのスタートはセンターラインをまたいだサイドラインの外からのスローインです。

どちらのコートに攻める場合でもゴールまでの距離が同じになる中央の線ということになります。

この線は、ただコートが半分に分けられているというだけではなく、後述するコートの考え方でルールが決められていますので、ゲーム中このセンターラインが「越えてはいけない線」に変わることもあります。

会長中川
戦略上も重要なラインになりますので、センターライン際の攻防も目が離せない見せ場のひとつです。

フロントコート

コートをセンターラインで半分に分けたとき、攻めるゴール側の半分がフロントコートです。

オフェンスの際に、ボールがセンターラインを越えてフロントコートに運ばれた場合、一般のルールではボールを再度バックコートに戻すことはできません。

バックコートに戻してしまった場合は「バックコートバイオレーション」となり、相手ボールのスローインになってしまいます。

フロントコートにボールを運んだ瞬間から、センターラインを越えて戻ることはできず「越えてはいけない線」に変わりますので、センターライン際でディフェンスに追い込まれたら逃げる場所が無くなってしまいます。

そのように戦略として積極的にライン際を狙うディフェンスもありますので、ボールを運ぶ際には気を付ける必要があります。

ミニバスケットボールにおいては、ルールにフロントコートとバックコートという概念が無いため、バックコートバイオレーションのルールもありません。
コート内を行ったり来たり、オフェンスはコートを全て使って攻めることができます。

ディフェンスに簡単にボールを奪われないよう、しっかりドリブル練習をしましょう!

以下、NBA選手に教えてもらったおすすめのドリルです。参考にして頂ければと思います。

→NBAの伝説のハンドラーから教わったドリルです!

NBAの伝説のハンドラーから教わったドリルです!

バックコート

自分たちが攻めるゴールに向かってセンターラインより手前のエリアがバックコートです。

相手にシュートを決められてしまったときや、相手のファウル・バイオレーションでバックコートからゲームを再スタートする場合の時間に関わるルールを説明します。

8秒ルール

バックコートからオフェンスがスタートしたとき、8秒以内にフロントコートまでボールを運ばなければいけません。
バックコートで8秒が経過してしまった場合は相手ボールのスローインになります。

オールコートでディフェンスしてくるチームは、この8秒を狙ってフロントコートに運ばせないようにしてきますので、8秒以内に出来るだけ早くフロントコートに運ぶためのメンバーの約束事などを確認しておく必要があります。

こちらもミニバスでは適用されません。

24秒ルール

オフェンスがボールを持って攻め始めてから、相手ゴールにシュートを決めるかシュートがリングに当たるまでの時間は24秒までと決められています。
24秒を計るタイマーはショットクロックと言います。

バックコートからのスローインの場合、ショットクロックは24秒からのスタートになります。
ですが、リングに当たって外れたボールを再びオフェンスが取った場合は、24秒ではなく14秒以内にシュートを打たなければなりません。

この「24秒ルール」によるオフェンスの制限時間はコート上でメンバー全員が常に意識しなければなりません。

ショットクロックはコートの両端に専用のタイマーが設置されていますので、ゲーム中は確認を怠らないようにしましょう。

エンドライン

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ゴールの下に引かれている、コートの短い面のラインがエンドラインです。

下記の場合、全てエンドラインの外からのスローインで行われます。

  • シュートを決められた時
  • エンドラインからボールが外に出た時また
  • ペイントエリア内やエンドライン付近でファウルがあった時(シュートファウルを除く)

ラインの外からのスローインは、スローインできるようになった状態(シュートが入った後にボールを持ってラインの外に出たとき、もしくは審判にボールを手渡しされたとき)から5秒以内にコート内に投げ入れなければいけません。

5秒をオーバーしてしまうと、その場所から相手ボールのスローインに変わります。

会長中川
幅5cmあるラインの上はコートの外とみなされますので、コートの中でボールを持った状態でラインを踏んだり、ライン上・もしくはラインの外からジャンプしてボールに触ることは、外にボールを出したことと同じ意味になりますので注意しましょう。

エンドゾーン

前述のエンドラインのコート外の部分をエンドゾーンと言います。
エンドラインからのスローインというのは、=エンドゾーンからのスローインということになります。

ボールがコートの外に出てしまったりファウルがあってスローインになる場合、審判が指定した位置でボールを手渡しします。
ボールを受け取った人はスローインする際にその位置から1mの範囲までしか動くことができません。

ですが、シュートを決められた後のエンドラインからのスローインの場合、審判がボールに触れないためスローインの位置を指定することもありません。
つまり、シュートを決められた後はエンドゾーンのどこからスローインしてもOKなのです。

シュート後、オールコートディフェンスを受けてエンドからスローインできずに5秒経ってしまう様子を見かけることがあります。

この場合スローインする場所はゴール裏でなくても良いですし、コート外なのでトラベリングも適用されませんので、エンドゾーン内であればボールを持ったまま走ってもOKです。

5秒以内なら動いてディフェンスを外してスローインできますよ!

会長中川
あくまでシュートが入った後のエンドゾーンからのスローインに限ったことですので覚えておきましょう。

サイドライン

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コートの長い面に引かれた線がサイドラインです。
エンドライン同様、サイドラインからボールがコート外に出た場合や、ライン付近でファウルが起きた場合など、その位置のサイドラインの外からスローインになります。

エンドライン・サイドラインともにライン上はコート外ですので、ラインぎりぎりでのプレーは十分注意しましょう。

エンドライン、サイドラインで区切られた長方形のコート内でプレーするというのが基本的なルールになりますが、「ボールがコートの外に出る」という考え方についてはスポーツによって様々な決まりがあります。

バスケットボールはボールを触った人が最後にどこの床に触れていたのかが基準になります。
空中にラインは存在せず、ボールが外のもの(人や床など)に触れたときが「コート外に出た」ということになります。

ボール自体がコート内にあったとしても、コートの外にいる選手がそのボールに触れれば「コートの外に出た」ということになります。

逆に、ボール自体がラインの上を横切ってコート外の空間にあったとしても、コートの中から踏み切ってジャンプした選手が、コート外に着地する前にボールをコート内に投げ戻したら、それはコートの外に出ていないということになります。

コートの決まりをしっかり把握してプレーに活かしましょう!

フリースローライン

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シュートを打つときにファウルを受けた場合、ファウルされた選手は誰にも邪魔されずに決められた位置からシュートを打つことができる「フリースロー」が与えられます。

2点シュートを打つ際に受けたファウルの場合は2本、3点シュートのファウルの場合は3本のフリースロー、また、ファウルを受けたときに打ったシュートが入った場合は、そのシュートの得点は認められたうえで、更に1本のフリースローを打つことができます。

フリースローの得点は1点で、コート上のフリースローラインから打ちます。

フリースローラインはゴールから4.225m。
目の前にディフェンスがいない状態で打つシュートとはいえ、やはり緊張しながら打つものでプロでも100%決める選手はいません。

Bリーグの選手のフリースロー成功率が70%~80%、この数字の凄さはバスケ経験者の方であれば分かっていただけるかと思います。

ですが、NBAのトップスター「ステフィン・カリー」の通算フリースロー成功率は90%を超えていますので、これはもう驚くばかりです。

3点のシュートでファウルを受け、そのシュートが入り、さらにフリースローも入った場合、ひとつの流れとしてのプレーで得点できる点数は、バスケのルールの中で最大となる4点にもなります。

なかなか狙ってできるプレーではありませんが、会場が盛り上がる熱いプレーであることは間違いありません!

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スリーポイントライン

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ゴールから6.75mの距離に引かれた線がスリーポイントライン。
このラインの外から打ったシュートは3点になります。

バスケットボールのルール上、1本のシュートで得られる最大得点がスリーポイントシュートです。

ただし、完全にスリーポイントラインの外側から打たなければ3点と認められず、少しでもラインを踏んだ状態で打ったシュートは通常のシュートと同様2点になります。

いくら得点が高いからといっても、ゴールから6m以上も離れてのシュートになりますので、ゴール下の2点シュートと比べても明らかに成功確率は低くなります。

スリーポイントシュートの成功率はBリーグのトップシューターでシーズン通算40%前後。
激しいディフェンスを受けながら打つ確率の低いスリーポイントシュートとしては物凄い数値だと思います。

ちなみにステフィン・カリーにおいては通算成功率45%を超えており、シーズン途中の成績では50%を超えていることもあります。
世界一とも称されるスリーポイントシューター、カリーのNBA記録更新は止まることを知りません。

NBAをはじめ、日本のBリーグでもスリーポイントシュートを多用する戦略をよく見かけるようになりました。

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難しいシュートではありますが、バスケットボールでスリーポイントシューターは必要不可欠で、チームにとって最大の力になることは間違いありません。

スリーポイントシューターを目指すプレーヤーは、とにかく数多くのシュートを打つことが必要です。

会長中川
地味な練習ですが、日々のシューティングをかかさず打ち続けましょう!

センターサークル

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バスケットコートの「ど真ん中」、センターラインと2つのゴールを結ぶ線の交わる点を中心に描かれた円がセンターサークルです。
ゲーム開始のジャンプボール(ティップオフ)は、各チームから1人ずつセンターサークル内に入り行われます。

昔のルールでは、ゲーム中に両チームの選手がボールに手をかけて取り合いになったとき、ヘルドボール
となってジャンプボールがその都度行われていました。

2004年のルール改定以降、ヘルドボールはポゼションアローの向きによって交互にスローインをしますので、ジャンプボールを行うのはゲーム開始時のティップオフのみになってしまいました。

ゲームスタート時からオフェンスを有利に進めるため、ティップオフは重要なプレーです。

ジャンパーがセンターサークルに入って向き合った瞬間の「これからゲームが始まる」というあの雰囲気、ティップオフをワクワクくした気持ちで見ている方も多いのではないでしょうか。

ペイントエリア

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ゴール下の長方形に区切られたエリアを制限区域といいます。
学校や公共の体育館では線が引かれているだけのところが多いですが、専用コートでは四角形の中はコートとは別の色で塗られているため「ペイントエリア」といわれています。

身長の大きい選手がオフェンスの時にゴール下を陣取ってずっとボールを待つ、そんなプレーを行わないよう、ペイントエリアにはオフェンスのプレーヤーは3秒以上とどまってはいけないという「3秒ルール」があります。

あくまで、ペイントエリアにとどまってボールが来るのを待つのを禁止するルールですので、シュートを打つための動きやリバウンド争いで3秒以上ペイントエリアにいたとしても、それは3秒ルール対象外となります。

また、ペイントエリア内から出ようとしている選手は3秒のカウントをリセットできます。
ただし、そのあと完全に両足がペイントエリアの外に出ないと3秒は継続になってしまいますので注意が必要です。

ペイントエリアから出るように見せかけて、片足だけエリア外に出してまた中に戻るというのはNGということです。

確率の高いゴール下のシュートを確実に決めるためにも、身長の大きい選手は特にこの3秒ルールに触れないようにプレーすることを意識しましょう!

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ルール改正について

バスケットボールは現在も数年ごとに少しずつルールが変わっています。

試合をスピーディーに進行するためであったり、駆け引きや戦略などをより楽しむためであったり、ルール変更によって常に進化し続けています。

では、コートの変更を伴うものを中心に近年改定されたルールを紹介していきます。

2004年ルール改定

この年、大きく変わったのが「ジャンプボールによるゲームの再開」が無くなったことです。

センターサークルの項目でも書きましたが、ヘルドボールなどでボールを保持しているチームが分からなくなった時、それまでは一番近いサークル(センターサークルかフリースローサークル)でのジャンプボールによって試合が再開されていました。

現在もヘルドボールやボードとリングにボールが挟まってしまったときなどの状況を「ジャンプボールシチュエーション」と呼ぶのはその名残です。

2004年からその方法を廃止し「オルタネイティングポゼッション」によってチーム交互にスローインをする方式になりました。

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フリースローサークルと書いた通り、それまではジャンプボールを行うためフリースローの位置には半円ではなく円が書かれていました(制限区域内は破線)。

フリースローサークルでのジャンプボールが無くなったことで、制限区域内の破線も廃止され、現在のような半円の線に変更になっています。

2010年ルール改定

2010年は大幅なコート変更が行われました。
変更は大きく分けて3点になります。

ペイントエリアの形状変更

ペイントエリアの形状が台形から長方形に変更されました。
ただし、フリースローラインからゴールまでの距離は変更されていません。

ミニバスではルール変更されず、今も公式には台形のままになっていますが、公共の体育館が長方形で線が引かれていることも多いため、現在ではミニバスも長方形のペイントエリアで行われることが認められています。

スリーポイントライン拡大

それまでゴールから6.25mの距離に引かれていたスリーポイントラインが50cm遠くなり、6.75mになりました。

日本で成功確率が上がってきていたスリーポイントシュートをより難しいシュートにするためであったり、NBAのスリーポイントライン(7.24m)に近づけることなどを理由に変更されたようです。

会長中川
たった50cm遠くなっただけなのですが、当時は「数字以上に遠く感じる」というプレーヤーが多くいました。

ノーチャージエリアの新設

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ゴール下の特定のエリアではオフェンスチャージングにならないというルールが追加されました。

ペイントエリア内、リングの下に書かれた半円がノーチャージセミサークル。

ディフェンスのプレーヤーがこのサークルに触れているとき、そのディフェンスに対してオフェンス側から接触したとしてもオフェンスのファウルにはならないという内容です。

オフェンスの動きを読んでチャージングを取るというプレーは、決まったときには気持ちよいものです。
ですが、ゴール下でそれを行うとなると話が変わってきます。

シュートのためにジャンプしているプレーヤーが突っ込んでくるのをわざと待つような形になるので、場合によっては大怪我に繋がってしまう危険なプレーになりかねません。

そのような「ゴール下でチャージングを取るために待ち構える」というプレーを禁止するために作られたのがノーチャージセミサークルのルールです。

導入された当時はセミサークル内にディフェンスプレーヤーの両足が入っているときだけルールが適用されていましたが、2015年の改正で、セミサークルのラインに片足がかかっている状態でも適用されることになりました。

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つまり、ディフェンスがノーチャージセミサークルのラインに触れてしまうと、オフェンスがドライブしてきてぶつかっても、ノーファウルもしくはディフェンス側のファウルになってしまう、ということです。

ただし、オフェンスが不当に体を使って相手を押しのけたり、危険なプレーをしていた場合には当然オフェンス側のファウルになりますので、オフェンスプレーヤーの全てが許されるエリアではないということを理解しましょう。

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まとめ

バスケットボールのコートについてと、コートに関わるルールを詳しく紹介してきました。
何となく知ってはいても、詳しい意味やルールの詳細など、意外と知らなかったという方もいると思います。

バスケのルールとしては、ミニバスケットボールだけが特殊な位置付けになりますが、中学生からは高校生も社会人もプロも同じコートサイズ、同じルールで試合が行われます。

シュートやドリブル、パスなどのボールを扱うスキルはもちろん必要ですが、ルールを深く理解してバスケットの知識を高めることは、プレーする上で更なるレベルアップにつながります。

これからバスケをもっと楽しむためにも、ルールの理解の第一歩としてまずはコートの広さやラインの意味を勉強してみましょう!

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