【必勝不敗】「能代工業」問題に思う。

こんにちは、中川です。

能代工業が揺れていますね。

学校統合で名前が無くなるだとか、
小野秀二HC退任だとか・・

個人的な意見ですが、

能代工業が何であるか?

をもっと考えられなかったのかなぁ
という残念な気持ちがあります。

「中川、てめー!
外部の人間が口をはさむな。黙ってろ!」

これは重々承知の上で、、、、

今日は
一能代工バスケファンとして
書かせてください><

学校さんの考えも
当然分かるんです。

「部活の顧問は教員であるべき。」
「そもそも学生の本分は学業だ。」
「バスケだけが高校生活じゃない。」
「公立に部活を求めるのは間違ってる。」

(バスケで上を目指すなら私立に行け!)

こんな感じで話をし出すと・・・

どれも
おっしゃる通りで、
ぐうの音も出ません。

公立高校の組織として
考えたら、全くその通りで
異論の余地はないんです。

ただ、、

ただですよ・・

なぜ能代が
”バスケの街”と言われているのか、

そこのコアは何なのか、
というのは、
もっと考えていいと思うんです。

まさにコア(軸)が揺らいでいます。

世間一般から見る、
”能代工業”というものの価値を

もっと大切にしても
いいんじゃないかと思いました。

なぜ今の”能代”があるか。

それは、
加藤廣志先生から始まった
歴代のバスケ部員の皆さまの
血のにじむような努力の結晶です。

名門の看板を背負い、
凄まじい練習量をこなし、
全国大会で他を圧倒する!

そのプレーに魅せられ、
熱狂し、燃え上がった、
日本中のバスケファンと、

そこを倒そうと向かっていった
全国のライバルチームとの
競い合い、凌ぎ合いの中で生まれた、

全国大会58回優勝という金字塔です。

つまり、
たくさんの人が関わって
築き上げられた、

数十年にもわたる
歴史があるんです。

とんでもない歴史です。

国民的漫画
SLAM DUNK』のモデルにも
なりました。

バスケを知らない人でも
能代工業は知っています。

これは間違いなく
能代の”ブランド”であり、
秋田県ひいては日本の文化なんですよね。

(ちょっと熱くなってすみません・・><;)

そういうレガシーを
大事にしようと考えたら、

今回のバスケ人事、
進め方や、やり方は、
もっとなかったのかなぁと思います。

後任の方も
能代工バスケ部のOBで、
凄い実績をお持ちの方だと聞いています。

(平成高校で能代を48年ぶりに倒した方ですものね)

ただ、
能代工業のレジェンドであり、
母校復活のために熱心に指導されていた、

選手からの人望も厚い小野さんが
あんな辞め方になるプロセスはありなのか。

ここには少し疑問を感じます。
(能代で大切にすべきものは何か??)

僕ら”必勝不敗”の能代を知る世代は、

またあの走るバスケで
能代工業が高校バスケの頂点に立つ姿を

どこかで
期待する気持ちがあるし、

そんな姿を目にしたら、
いつだって熱くなれる
バスケ人としての血が流れています。

それぐらい
能代工業が築き上げたものや
僕らバスケファンに
与えてくれたものって大きいと思うんです。

能代工業を過去のものにするか、

より良いカタチで伝統を受け継ぎ、
次の時代に移行していくか。

ここはもっと慎重に
考えるべきだと思います。

ということで、
島本さんが提案されていた
新校名再考の嘆願書

署名させていただきました。

▼「能代工」の名前を残す嘆願書:
https://bit.ly/2ZhyHYt

能代工業のブランドを
維持・継承することは、

必ず秋田県や
地域のためになると思うんですよね。

加藤廣志先生から始まる伝統が、

これからも良い形で
引き継がれていくことを願います。

そして、
名門能代工業の復活を願っています。

コロナが明け、
能代工業として出場する
最後の全国大会が、
もし開催されることにあったら、

必ず観戦に行きたいと思います。

能代工業バスケ部の皆さま、
一ファンとしていつまでも応援しています。

今日は
個人的な想いを
つらつらと書かせていただきましたが、

読んでいただき、
ありがとうございました。

追伸:

「学生の本分は学業!」
「運動は二の次だ!」

この論調も好きじゃないです。

僕は文武両道を
推奨している人間ですが、

「勉学 > 運動」
「スポーツより勉強」

みたいな言い方は
ナンセンスだと思います。

(どっちも大事やん)

スポーツの価値って
そんなに低くないです。

甲子園や
オリンピック、
世界大会など、

スポーツで
人はめちゃくちゃ盛り上がるし、
勇気やパワーをもらえる。

それで経済も動いています。

これからの時代、
スポーツの価値は
もっともっと高まってくると
個人的に思っています。

(今はコロナで出来てないですが、、)

僕はそう思います。

スポーツを頑張る子たちを
大切にする文化があっても
全然ありだと僕は思いますけどね。

PS:

5月になり、参加が増えています。
日本全国から延べ1500人が参加!

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考えるバスケットの会 会長 中川直之
学生・社会人で10度の日本一を達成するなかで培った、”考えるバスケット”を全国のさまざまなプレーヤー、コーチに広める活動を行っています。

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