【良いバスケって何?】”軸なしオフェンス”について考える。

中川です、

勝ちが大事か?楽しさが大事か?
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この議論は、なんだか野暮ったいと思います。

競争のないゲームに
自分は楽しさを感じません。

ばっちばちに守ってくる相手を攻略する。
その結果、スコアで上回る。

だからバスケは楽しいと思います。

・・

先日、
高校生チームに5on5の
アドバイスをさせていただきました。

彼らはとても勝ちたそうでした。

いつも負けてる
県のライバルチームを倒して、
県1位を目指しているんですね。

やはり、
そういうチームへのクリニックは
僕自身、競技者だったこともあり、
血が騒ぎ、ギアが上がります。

彼らに教えた一部始終は、
最新の会員動画Lesson194に詰め込みました。

まず、彼らに伝えたのは、
スキル・戦術的なアプローチの前に

勝つための考え方です。

ここでは
抽象度を上げて
アドバイスしました。

相手あっての
スポーツバスケットで、

そもそも

どう考えれば勝てるのか?
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本当に色んなことを
考える必要がありますが、

僕自身、
日本一を獲るために
司令塔として考えてきたことは、
膨大にあります。

スペーシング、
人とボールのフロー、
プレーアイデア(意外性)、
選手どおしの共通理解、
ステイトマネージメント・・etc

スキル・メンタル
色んな次元で総合的に判断し、
毎回のプレーをクリエイトしてきました。

※DFFの状況を見る、とかより
 ここでは高い視点で話をしています。

彼らに話したのは、
割とシンプルな考え方です。

「強み」「弱み」「分析」「実行」
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この4文字で説明しました。

許可をいただいたので、
ここでもシェアします。

その高校生チーム、
5on5を見て感じたのは、

もったいない攻めをしている
ということでした。

個人の強みが
生かされていないのです。

何て言うんでしょう、

”漫然と動き、空いたら打つ”

そんなオフェンスに見えました。

個の力があるのに、
ゲームでそれが生かされていない。

メンバーの強みや特技が
なかなか良いカタチで現れず、連動せず。。

そんなオフェンスに見えました。

バスケットは、
シンプルに

自分たちの「強み」を出す。
相手の「弱み」を突く!

まずはこの発想で
優位にオフェンスを仕掛けていけます。

相手のインサイドが弱ければ突くし、

ドライブを守る足がなければ、アタックするし、

オーバーDFFが多いなら、
”集めて散らす”でシュートを狙っていく・・etc

1試合85回のポゼッションの中で
いかにそれが取り出せるかが、
ひとつ勝敗の分かれ目だと思うんです。

高校生には、

このチームの”強み”を理解し、
 優位なプレーを増やそう!
と伝えました。

個人競技でも何でもそうですが、

大切なのは、

勝てる要素を「分析」し、
本番で「実行」できるかどうかです。

”漫然と動き、空いたら打つ”
では、数多くそれが実現できません。

オフェンスに
エッジも効きません。

意図のないポゼッションを
垂れ流す「軸なしオフェンス」は、

僕はもったいないと思います。

試合に勝つには、

まず相手を知り、
自分たちのこともしっかり理解する。

~~~~~~~~~~~~~
「彼(かれ)を知り己を知れば
 百戦殆(あやう)からず」
~~~~~~~~~~~~~

自分たちの強みは何なのか?
相手に対しての優位性は?
どうすればそれが取り出せるのか?

もっと考える必要があると思います。

ちょっと熱くなってしまった
その指導風景は、

考えるバスケット会員限定動画
Lesson194で公開しています。

オフェンスの攻め手や切り口、
突破口が何なのかを詳しく解説しています。

鍵となるのは、

コートの司令塔PGだったり、
コーチによる指示だったり、

チームのオフェンススキームを
日頃からきっちり組み立てていること
だと思います。

漫然とじゃなく、考える。
一辺倒じゃなく、状況に応じて。

どの相手でもどんな状況でも、
GoodよりBetterなバスケットが
仕掛けられると良いですね。

今日はちょっと
熱くなりましたが、^^;

暑い夏に読んでいただき、
ありがとうございました。

中川直之

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考えるバスケットの会 会長 中川直之
学生・社会人で10度の日本一を達成するなかで培った、”考えるバスケット”を全国のさまざまなプレーヤー、コーチに広める活動を行っています。

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