相手エースを止める方法。

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こんにちは、中川です。

今日は相手に
ハイスコアラーがいた場合、
僕ならどのようにDFFするか、

という考え方を
実戦の経験から
お伝えしたいと思います。

「中川さん、ノウハウ下さい！」

…なあなたの
参考になればと思います。＾＾

・・
・

舞台は天皇杯、

僕が齢(よわい)３０ぐらい。

当時大学界を代表する
シャキシャキのエースガードと
マッチアップしたときに
取った作戦でもあります。

エースの選手に徹底的にプレッシャーをかける

まずは、その彼が
スローインでボールを
受けるところから、
ロブして(擦って)
圧力をかけていきました。

カットを狙うというよりは
常に背後にいて、
守られている感を
相手に与えることを意識しました。

ボールを持たれたら
ギャンブルせずに下がっていきます。

ムダに煽って
スピードに乗られて
相手をオフェンシブに
したくないからです。

これを１試合通して、
毎回まめにやり続けました。

タイムアウト明け
とかも特にです。

せっかくリフレッシュして
コートに戻って来たのに
その瞬間に背後にいたら
だいぶウンザリしますよね。＾＾；

これだけで相手の気力を
かなり削ぐことが出来ました。

ハーフコートからのDFFでは
フェイスガード気味で
つきました。

ヘンな話、
他はカバーしなくていいのです。
ゲームトータルで考えたら
このプレーヤーをのせないことが
チームにとってプラスです。

他はやらせましょう。
許容しましょう。

臨機応変に
DFF戦略を敢行しました。

オフボールでは
バンプをたくさんやりましたね。
相手の体力・気力を削ぐためです。

能力的に
ふつうに１on１では
守れない相手でしたが、
やる気を削げば、攻めてきません。

あとは持たれた時の
抜かれる方向をある程度限定しました。

チームで決めている
ノーミドルスタンスで
外へ外へ追い込んだり、

人がだまになって
スペースがないほうに
相手を誘導するような
立ち位置を操作的に行いました。

抜かれることを恐れて
ただ引いていては、
相手もリズムを掴みます。

なので攻め気がゆるんだ
一瞬のタイミングで
適宜詰めてプレッシャーをかけたり、

ロブして(擦って)激しく
自分の圧を表現しました。

ステップバックで
シュートを打たれたあとも、
お腹などにロブします。

基本、ファウルにならない範囲で
自分は出来ることを何でもやります。

イメージ的には
NBAの名ディフェンダー、

トニー・アレンや
ブルース・ボウエン、

キャブス時代に大活躍した
マシュー・デラベドバのような
NASTYな(意地汚い)ディフェンスです。

でも、それぐらいやらないと
格上の選手は守れません・・。

とにかく気持ちよく
プレーをさせない。

「この人イヤだ・・」
の印象操作を
ゲームの頭から最後まで
徹底的に行います。

声も駆け引きの一つ
ですね！

「右抜かせるよ！」とか
「シュートだけケアするよ！」とか

じゃんけんで
手の内を先に言って、
逆に相手をやりずらくするような作戦も
取ったりしますね。

これは心理的な駆け引きです。

流れのなかで
味方にダブルチームを
要請することもありました。

相手がだんだん
リズムが崩れて
１対１に躍起になって
前のめりになってきたら
これが効きます！

まわりの選手に合図を出し、

ダブルチームで
噛みつきに行ったりします(笑)

毎回行かない、というのがポイントです。

いきなり不意を突くのです。

「くの字」で相手を閉じ込め、
逃げ道をなくしましょう。

なかなかないチャンスだし、
駆け引きに勝利するためにも
踏み外したくないので、

細心の注意と
エンジン全開のフットワークで
激しく囲い込みたいです。

場合によっては
一発ファウルを
かますぐらいで潰しに
いってもいいです。

イメージ的には
ジョーダンを守っていたときの
バッドボーイズ、ピストンズぐらいの
したたかさです。

相手のエースの感性で
ゲームを支配されると良くないです。

いろんなアクションを
戦略的にかけて
相手を揺さぶっていきましょう！

以上が僕が
格上相手に取っていた
ディフェンス戦略です。

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それでは
今日もお読み頂き、ありがとうございました。

またご連絡させて頂きます。