【其の十五】実業団でゼロから日本一になった話

こんにちは!
考えるバスケットの会 中川です。

お待たせしました!

大好評の社会人バスケシリーズ
実業団でゼロから日本一になった話

【1話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2171
【2話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2201
【3話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2221
【4話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2241
【5話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2261
【6話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2291
【7話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2311
【8話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2331
【9話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2351
【10話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2381
【11話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2401
【12話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2421
【13話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2451
【14話】
http://doll-ex.jp/L3452/c0/1t2471

今日は第15話目!

いよいよ最終話となります。

日本一を目指して
ガムシャラに打ち込んできた
社会人バスケ。

その全国大会決勝が、、
たいへんなゲームとなりました(**)
=========
▼ハイライト動画
旭川キシイ vs 九電アーティサンズ
(6分40秒)
https://youtu.be/P1Ucm-p6m0I
==============

まるで
「ゾンビ・・」。

旭川キシイの
怒涛の追い上げにあい、

前半あった24点の
リードをひっくり返されたときは

正直
「ヤバい・・><」
と思いましたね。

長澤主将も負傷退場。

オフェンスの
起点になるべき自分も
かなり疲労が脚にきてて、、、

この時はしょうじき
打ち手がない状態でした。

そんな中、
窮地を救ってくれたのが
ルーキー伊藤!

「おれにボールを集めろ・・」

とまるでスラムダンクの
流川のような勢いで

逆転されてから
怒涛の3連続ゴール!

勝負強さを発揮してくれました。
(伊藤マジでありがとう!)

ついに目標としていた
社会人での日本一を
達成することが出来たのです!!

・・

ようやく掴んだ日本一!

ここまでホントに
苦しかった・・・(**)

旭川キシイに勝利したあとは
独りロッカールームで
泣いていました・・・。(嗚咽)

日本一を達成できた喜びと、

もっと早く優勝していれば、、
という後悔と・・・
http://doll-ex.jp/L3452/c3/163062

色んな感情が相まって、、、、

このとき
言葉にならない感情がおそってきました。

・・

中川と言います。
今日からよろしくお願いします。

社会人バスケに進んだときは
それまでのように
競技としてバスケットに臨むことは、
もう無理なんだと思っていました。

いろんな
先輩を見ていても

「仕事をしながらバスケット・・」

この制約のなかで
上を目指すことは
かなりキビシそうでした。

時間、環境、
モチベーション・・の問題。

目の前にそびえる
大きな壁をいかに超えていくかが
社会人バスケの最大の難題です。

小学4年から
一生懸命バスケットに打ち込んできて

日が暮れてもシュートを打ったり、
泥まみれになりながら1on1やったり。

そこから中学・高校・大学と
全速力で駆け抜けてきて
全国大会も経験し、

毎日チャレンジし、
毎日飽きずに

どうやったら上手くなれるか。
どうやったら日本一になれるか。

そのことばかりを考え、
情熱を注いで向き合ってきたバスケット。

人生のほとんどを捧げてきたし、
自分にとっての
かけがえのない人生の中心であり、
生きる意味。

その、
バスケットで
もう高みを目指すのは
おしまいなんだと思ったときは

(寂しい・・)

この感情が猛烈におそってきました。

大学4年の天皇杯で
トヨタ自動車に負け、
かんぜんに引退が決まった時は
思わず涙がこぼれてきました。

「おれのバスケ人生
マジで終わった・・・」

そのときにこれを思ったのです。

本当にそこからの
スタートでした。

中川と言います。
今日からよろしくお願いします!

練習初日から
毎日全力で出来るチャレンジを
続けてきました。

仕事とバスケの両立を
していくなかで

「社会人では高みを目指せない・・?」

全くそんなことないじゃないか!
と思いました。

多くの問題を
簡単にしてしまう魔法のコトバ、

やる気の問題。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

ただ、それだけでした。

一個上の平山先輩も
練習や自主練で
バチバチやり合っているうちに

パフォーマンスが
かつてのものに戻ってきました。

「仕事をしながらバスケット・・」
は時間、環境、諸々の縛りは
ありますが、

出来ることを考えて行動すれば、
夢を追うことは出来ると思いました。

物事は自分次第、考え方次第。

僕のバスケット人生において
もっとも輝かしく、誇らしい時間を
過ごすことが出来たのが
この社会人バスケットです。

・・

日本一を達成するまでに
本当に色々なことがありました。

一つ問題があったとすれば
僕がそんなに器用な人間では
なかったことです。

当時、僕は
まわりに気が使えるほど
キャパのある人間ではなくて、、、

自分のバスケットへの熱苦しさや、
勝つことへの異常なこだわりは
ちょっとバランスを欠いていたと思います。

正直、人によっては

「お前、浮いてるばい・・」
「もっとまわりの空気読め・・」

こう言われてしまえば、
それまでの男でした。

ただ、
このときのチームメイトは
僕のバスケットへのスタンスを
受け入れてくれ、理解してくれました。

また、天性の明るさを持つ、
平山先輩や柚木つよしが
雰囲気を作ってくれたことも
大きかったです。
(重くならないように明るく熱く!)

そうしてみんなで
一緒に練習をがんばり、
夢を追いかけていく流れを
作ることが出来ました。

(長澤主将の存在も大きかったです。)

みんなで
同じ方向を向き、

一緒にバスケットの
高みを目指して
全力で走ることが出来たので、

一人では
ぜったいに達成できなかったことを
実現することが出来ました。

あらためて日本一!

この優勝は
みんなと勝ち獲った
最高の宝物です。

ゼロからスタートし、
駆け上がっていった
このときの経験が

いま、人生の
どの場面を生きる上でも
大きな支えになっています。

「やればできる!」
「やるしかない!」

どんな問題が
目の前に現れてもこう思えるのは

このときみんなと過ごした
時間・経験があるからです。

これからも
自分にとって価値があると感じ、
本気で目指すものだと決めたものなら、
何があっても全力で
やり切ることが出来るでしょう。

バスケットボールは
本当にたくさんのことを
自分に教えてくれました。

目標を持つことの大切さ。

考えながら
日々成長していくことの
楽しさ、素晴らしさ。

今後も
夢を追いかけて行きます。

・・

ここまで15話!
お読み頂き、ありがとうございます。

あらためて
支えてくださった皆さま、
応援して下さった皆さま、

本当に
ありがとうございました!

僕はつくづく
仲間に恵まれました。

仲間のおかげで
最高のバスケット人生を
過ごすことが出来ました。

指導者に恵まれ、
チームメイトに恵まれ
応援してくれる人に恵まれ。

こんなに幸せ者はいません。

バスケットを通じて
多くの方から
与えてもらったものを

これからは
与えていけるよう
今の活動を全力でがんばっていきます。

・・

以上、
初の日本一を達成するまでの
泥臭いバスケットエピソードでしたが、

ここまでお付き合い頂き、
ありがとうございました!

昔を思い出しながらの
発信でしたが、

記憶にあったものを
こうして言葉にして残すことが出来、
一つ晴れやかな気持ちです。^^

チームのみんなと
しんどい練習に耐えたこと、

試合に負けて・・
雨の中、平山先輩と
公園を走ったことや

初優勝で
藤本監督を
胴上げしたことや

みんなが母のために
喪章をつけて戦ってくれたことや

チームのみんなと夢を
語り合ったご飯の時間とか、

母親に見守ってもらえた
奇跡のような試合とか・・・

このときの色んな事は
今でも鮮明に思い出せる
最高の思い出です。

バスケットがつないでくれたご縁と

いつも応援してくれる皆さまに
感謝します。

自分の泥臭いバスケット
エピソードが

あなたのバスケット人生を
元気づける、何かのチカラに
なれたら幸いです。

それでは
長くなりましたが、

全15話!
ここまでお付き合い頂き、
ありがとうございました!

また今後もためになる情報を
発信させていただきますね。

今後とも
考えるバスケットの会を
どうぞよろしくお願い致します!

中川直之(やるしかない)

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考えるバスケットの会 会長 中川直之
学生・社会人で10度の日本一を達成するなかで培った、”考えるバスケット”を全国のさまざまなプレーヤー、コーチに広める活動を行っています。

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2 件のコメント

  • 共感するところがたくさんありました。私も1人浮いていたのではないかと思います。それでも自分はなんともなかった。ただバスケが好きだから。バスケができる環境ならそれでよかったんです。いまは、指導者で頑張っています。子供たちはそれぞれですが、その中にバスケバカを見つけた時は、とても嬉しくなります。同じ匂いがしますからね。

  • 毎回楽しみに読んでいました❗️
    まずはお疲れ様です(・∀・)

    中川さんが社会人で苦労されていたのには正直驚きました。
    そしてアレだけ第一線でやられていた方が
    ストイックに自分を追い込んでいる話は息子にも読ませたいと思います。

    中川さんには1度佐賀の伊万里にクリニックに来て頂き、萩での合宿では息子がお世話になりましたヽ(・∀・)

    またいつかご縁があれば伊万里でクリニックをお願いしたいです。

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