阿吽の呼吸は一日にしてならず

中川です、

先週末は宮城県の
U16女子強化クリニックを行っていました。

いやー、楽しい2日間でした^^

来る国体に向けてチームとして、

いかに違いを創るか?
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

そのための対人駆け引きを
みっちりお伝えさせていただきました。

なんだかんだでバスケットは、
「5人での戦い方」が肝になります。

PGとして、
僕が5人の合わせで意識したことは、

その1回のオフェンスに

意図はあるか?
^^^^^^^^^^^^^^^^^^
筋、オチ、理(屈)はあるか?
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
ということです。

オチとは
オフェンスの
効果的なセレクションやおもしろみ、

DFが守りづらい理屈があって
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
その結果、シュートが打てているか?
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

その中身に
いつもこだわって
オフェンスを組み立てていました。

ただ漫然と
攻防のラリーを繰り返したり、

ボールを運び、
DFがルーズだったのでシュートが打てた・・

みたいな
流しの5on5を良しとしていると、

実戦のタイトなDF相手では立ち行かないし、

自分たちより格上チームでは
まずスコア出来ません。

一言でいうと・・
もっと考えよう」ということになります。

DFをよく見て、
チームで出し抜き、
その結果としての
オープンシュートを目指すのです。

ただ、、、

そうこう考えながら
チームでオフェンスを
創り込もうとしていると、

はじめは
やや重くなるんです….

其々が
やりたいプレーを持つなかで、

それらを活かすための
最適化を目指す過程では、

なかなか意識が合わず、

パスタイミングや
狙い目にずれが起こり、

キレイに意思疎通し合えない。。

頑張って狙おうとするも、
なかなか歯車がかみ合わず、
オフェンスが頓挫する・・

必ずこういった壁にぶつかります。

コミュニケーションは1日にしてならず。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
と言われたりしますが、

実際は、
何ヶ月も反復して刷り込み、
ようやく形になっていきます。

ただ、、、

ここで
上手くいかない過程をうけて、

「考えすぎだ・・」
「もっとシンプルにプレーしよう!」

「動きが止まってるよ・・」
「自分のプレーを忘れてる」

と考えることを
やめちゃうパターンが往々にしてあります。

日本一になった自分の経験から
それぞれに意見するなら、

「考えないとダメです。」
「シンプル過ぎたら守られます。」
「動きは初めは止まります。」
「自分のプレーはチームの流れの後です。」

はじめは、
プレーがワンテンポ遅れたり、
プレーによどみや詰まりが生まれたり、

ミスになったり、
気持ち良くプレーとはならないです。

これはまだ
「意識して」合わせようとしているからです。

目指すのは
「無意識レベルで」合ってくる状態。

これを
========
「無意識・有能」
(意識してなくても・できる状態)
============
と言っていますが、

そこまで高めていくのが、
チームで5対5の練習をする目的だと思っています。

阿吽の呼吸は一日にしてならず。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

どうか
考えることから逃げずに、
意図のあるオフェンスを
チームで根気強く創り出していきましょう。

その先に、
”形がないようで有る、あるようで無い”
そんなバスケットを体現できるようになります。

僕が理想とするのは、

2008~2015のスペイン、
バルセロナのサッカーや、

2014年の
サンアントニオ・スパーズ。

あんなふうに
ワンタッチの連携を強化していけたら
違いを創れると思うんですよね。

バスケットを考えるのは大変。

だけど、
今この瞬間、上手くいかないからと諦めるのか、
その先の理想を目指しにいくか?

僕は後者のチャレンジングな姿勢が大切だと考えます。

根気と辛抱が求められますが、
しっかり信念と理屈を持って練習していきたいですよね。

▼強い意志を持って考え続ける:
https://bit.ly/3Eovhqm

この本もそんな
世界基準のスタンスが書かれています。

中川が何度も読み込んでいる”超”良書です。

ぜひ読まれてみてください。^^

今日は、
自分のバスケット観、
PGとしてのこだわりなど、
やや難しめな話となりましたが、、、

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

■追伸:

気づけば2月もあと1週間!

来月、凄い企画をやれたらと
今じっくりコツコツ着々と準備を進めています。

楽しみにしていてください!^^

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考えるバスケットの会 会長 中川直之
学生・社会人で10度の日本一を達成するなかで培った、”考えるバスケット”を全国のさまざまなプレーヤー、コーチに広める活動を行っています。

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