「バスケのルールが変わったけど、一体どこが変わったのかわからない…」と感じていませんか?
特にバスケ初心者の場合、ようやくルールを覚えた頃に改正されると、混乱してしまいますよね。でも、心配いりません。
この記事で2019年4月から適用される最新ルールについて、詳しく解説していきます。
「あ、ここがこんな風に変わったんだな!」というように、しっかり理解できるようにまとめました。
ぜひ最後まで目をとおして、さくっとバスケの最新ルールを把握しましょう!
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このページでお伝えすること
バスケのルール変更で押さえておきたいのは6つのみ!
2019年4月から適用されるバスケのルールの変更点は複数あります。
とはいえ、プレイの際に押さえておきたいポイントはたった6つしかありません。
具体的には、以下のとおりとなります。
・ スローイン
・ ドリブル
・ 24秒ルール
・ ダブルファウル
・ テクニカルファウル
・ ファイティング
上記のルールは、初心者でも比較的なじみのあるものばかりです。
さっそく、1つ目のスローインの変更点から見ていくことにしましょう。
【ルール変更1】スローイン
スローインの変更点は大きく分けると2つあります。
・一部のファウル後のスローインルール
順番に見ていきます。
遅延行為防止のためのスローインルール
第4クォーター(旧ピリオドのこと)またはオーバータイム(旧延長ピリオドのこと)で、ゲームの残り時間が2分もしくはそれ以下のときに遅延行為をした場合、テクニカルファイルとなります。
ここでいう遅延行為とは、以下のとおりです。
・障害物からラインまでが2m未満の際、スローインするプレーヤーから1m以上離れていない。
スローインとなった場合、以下の図のように審判は警告のサイン(プリベンティブシグナル)を出します。
参照:JBA「2018FIBA新ルール変更点」
ですから、実際の試合のときは上記のサインを見逃さないようにしましょう。
一部のファウル後のスローインルール
ここでいう一部のファウルとは、「アンスポーツマンライクファウル」「ディスクォリファイングファウル」のことです。
それぞれのファウルの意味は、以下のとおりとなります。
わざとファウルをしたときに宣せられます。
ようするに、スポーツマンらしくないプレイをしたときに与えられるものです。
・ディスクォリファイングファウル
先ほどの、アンスポーツマンライクファウルよりも悪質なファウルをしたときに宣せられます。
即失格、または退場となるだけでなく、ゲームが終わるまで自分のチームのロッカールーム、または試合会場の建物から出なければなりません。
上記2つのファウルのうち、いずれかのファウルとなりスローインが与えられた場合、そのスローインが与えられたチームの「フロントコートのスローインライン」からスローインすることになります。
また、ファイティング(コートの上で暴力行為を行ったときに宣せられる反則)後のスローインに関しても同様です。
スローインが与えられたチームの「フロントコートのスローインライン」から、スローインします。
なお、上記全てのケースにおいて、ショットクロック(24秒ルールのために使用する時計)は14秒からのスタートです。
【ルール変更2】ドリブル
旧ルールでは、「意図的にバックボードを狙いボールを投げた場合、それはドリブルではない」とされてきました。
しかし、新ルールでは、上記のプレーはドリブルとして扱われます。
例えば、A君がドリブルをしていたとしましょう。
バックボードに向かってボールを投げ、跳ね返ってきたボールをそのまま空中でA君がキャッチし、シュートをしたりパスをしてもOKなのです。
また、A君の事例のようにバックボードにボールを当てる前にドリブルをしていなかった場合ですが、跳ね返ってきたボールをキャッチしてからドリブルすることができます。
【ルール変更3】24秒ルール
24秒ルール改正の目的は、シュートをする機会を増やすことにあります。
変更点が複数あるため、箇条書きで順番に見ていきましょう。
- ボールを持っていたチームがファウルした場合、またはバイオレーションとなった場合、ショットクロックはリセットされます。
- ゲーム再開のためのスローインがバックコートから行われる場合、ショットクロックは24秒スタートとなります。
- ゲーム再開のためのスローインがフロントコートから行われる場合、ショットクロックは14秒スタートとなります。
- フロントコートのスコアラーズテーブルと反対側のスローインラインからスローインする際、ゲームクロックが止められた時のショットクロックが14秒以上なら14秒にリセットされます。
- フロントコートのスコアラーズテーブルと反対側のスローインラインからスローインする際、ゲームクロックが止められた時のショットクロックが13秒以下ならリセットされません。
ゲームクロックが止まったときに残っていた秒数からゲーム再開となります。 - バックコートからスローインが行われる場合、ショットクロックは24秒にリセットされるか、もしくはゲームが止められた時に残っていた秒数からゲーム再開となります。
【ルール変更4】ダブルファウル
新ルールになったことで、ダブルファウルの定義が変わりました。
新ルールの定義は以下の通りとなります。
なお、パーソナルファウルの概要を表にまとめました。
参考にしてください。
ルール名 | 与えられる罰則の内容 |
プッシング | 相手の選手を手や体を押した時に宣されます |
ホールディング | 相手の選手を掴んだ時、または抱きかかえるようにしたときに宣されます |
チャージング | オフェンスの選手が相手の選手に体を当てたり、手で押したりした時に宣されます |
ブロッキング | 体で相手の選手の信仰を邪魔した時に宣されます |
イリーガル・スクリーン | スクリーンの時に静止せず、体や足を動かして相手の選手の動きを妨げた時に宣されます |
イリーガル・ユース・オブ・ハンズ | 手で相手選手を掴んだり、叩いたりして動きを妨げた時に宣されます。過度に妨害した場合、ホールディング、またはプッシングとなることもあります。 |
① 両方のファウルがプレーヤーのファウルである
② 両方のファウルが体の接触を伴うファウルである
③ 両方のファウルが対戦プレーヤー同士で起こったものである
④ 両方のファウルの罰則がほぼ同じである
上記4つの条件を満たしている場合のみ、ダブルファウルとなります。
【ルール変更5】テクニカルファウル
テクニカルファウルの変更点は2つあります。
順番に見ていきましょう。
ルール対象者
チームベンチに座ることができる全ての人が対象となります。
大会の規定などによって、ベンチに座ることができる関係者はやや異なるものです。
とはいえ、基本的には、コーチ、アシスタントコーチ、交代プレーヤー、5回のファウルで退場となったプレーヤー、チームの関係者が該当します。
これらの人に対してテクニカルファウルが宣されたときは、相手チームにフリースローが1本与えられる仕組みです。
なお、このときのファウルは、チームファウルとはなりません。
フリースローの本数とゲーム再開について
テクニカルファウルとなった場合、相手チームにフリースロー1本が与えられます。
また、フリースロー後のボールの権利は、テクニカルファウル時にボールコントロールを得ていた、もしくは与えられることになっていたチームにあります。
【ルール変更6】ファイティング
ファイティングとは、暴力行為に対する反則のことです。
学生のバスケットボールの試合で、ファイティングが宣されることはほとんどありません。
新たなルールに関してですが、暴力行為にかかわったチームメンバーの罰則が細かく区分されることになりました。
具体的には、「積極的に暴力行為に関わったか?」によって区分されます。
まとめ:バスケットボールのルール改正内容はカンタン!
「バスケのルール変更」と聞いて、「ちゃんと覚えられるかな?」と心配になったかもしれませんが、今はどのように感じていますか?
「あれ?思っていたよりカンタンだった!」と、少しでも感じているなら、もう大丈夫です。
もう一度おさらいすると、今回の改正は6つです。
・ ドリブル
・ 24秒ルール
・ ダブルファウル
・ テクニカルファウル
・ ファイティング
正直なところ、プレーヤーとして押さえておきたいのは「スローイン」「ドリブル」「24秒ルール」「テクニカルファウル」の4つくらいしかありません。
今回取り上げた他の2つに関しては、練習や試合のときに宣されるケースはほとんどないものです。
参考程度に留めておきましょう。
さて、あとは繰り返しバスケの練習を重ねながら、1つずつルールを覚えて身につけていくだけです。
ルールを正確に覚えるとプレイの幅が広がりますし、より素晴らしい選手へと成長していくことができます。
さっそく次のバスケの練習から、今回お伝えした6つのルール変更点を意識してみましょう!
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新ルールのドリブルについて、新旧の説明が逆ではないですか?
今まではドリブルとされてきたけど、新ルールではドリブルではないとされることになったと認識しておりますが。