「たかがバスケ」と言われたあの日から・・10年。

こんにちは、中川です。

気付けばもう12月ですね。

2024年も本当にあっという間だ!

ただ、
この12月は
僕にとって特別で、
忘れられない月になりそうです。

その理由は最後に。

・・

僕はこれまで
プロコーチの活動を
10年やってきました。

その前の
22歳から31歳までの9年間は、

九州の企業に勤めて
会社員をしていたんです。

「プロバスケット選手になろうと
思わなかったのですか??」

これよく聞かれますが、

大学3年の
前十字靭帯断裂が転機でした。

会社員の選択を、そのときします。

あの怪我がなければ
プロのカテゴリを
目指していたかもしれません。

会社員時代、
社会人としての基礎や常識、
人との関わり合いなど、
たくさんのことを学ばせてもらいました。

ですが、その中でも、
僕の人生に深く刻まれた、
大きな出来事があります。

それが何かと言うと、

”バスケというものを
知らない人の視点を知れたこと”です。

例えば
会社員時代、
先輩からこんな言葉をかけられたことがあります。

バスケと仕事、どっちが大切なんだよ!!(怒)

グウの音も出ませんでした….。

プロコーチに
なったばかりの頃は、
まだまだバスケの価値は低く・・・

バスケで金を取るなんて….奉仕でやるもんだろ!

とも言われました><;

どちらもその立場から見れば、
正しい意見だと思います。

ですが、
僕はずっとこう信じてきました。

バスケというスポーツの価値は、
僕らが思っている以上に高い!」と

だって、
バスケが大好きな人は、
本当に好きだし、

人生の中心と言っても
過言じゃないぐらい、
「バスケ=人生」な方と
これまで何人もお会いしてきました。

先月は
富山でシニアの全国大会がありましたね。

40歳を過ぎても、50歳、60歳になっても

バスケをプレーされる方達が日本全国に沢山いるんです。

僕自身、
大学生までは、良くも悪くも
「バスケ畑」しか知らない人生でした。

バスケが出来る・出来ないの物差しでしか、
物事を経験していませんでした。

しかし社会に出て、
そんな物差しが通用しない現実に直面・・・

会社にいてバスケのスキルを
使うことは当然ありません。

シュートを打つことも
ドリブルを突くことも
走って飛ぶこともない。

なので1mmもバスケでは評価されない。

あのとき毎日のように自問しました…

「学生まで あれだけ血を滲ませて
取り組んできたバスケって何だったんだ?」

「バスケが何の効力も持たない世界がある・・」

この気づきは、僕にとって衝撃でした。

バスケが全て!バスケが命!」だった人生から、

「たかがバスケ」と言われる世界へ。

バスケを愛していながらも、

バスケの哀れを知ったというか・・・

その価値について問い直す時間となったんです。

ある意味で、、
大人になるための
大切なプロセスだったように思います。

ただ・・!

このときの経験ふまえ、

僕がプロコーチ活動初期から考え、
意識してきたことがあります!

それは、

========
「バスケの価値を高めること」です。
=========

バスケってまず、
チームでやるのが素晴らしいし、
頑張らないと勝てないし、
考えないと結果に繋がらない。

みんなで・考え・成長し・目標(ゴール)を目指す。

これって
世の中を生きる上で
必要なことのほとんどが学べる、
最高の教科書だと僕は思うんです。

あとバスケは
本当にエキサイティングなスポーツ!

あのドキドキ感や高揚感は、
社会人になってからは、そうそう味わえない・・・

このスポーツから得られる
感動と喜び、成長する楽しさ、
仲間と共有する幸せな時間。

人生を学び、彩る、
バスケだからこそ味わえる
価値ある体験のお手伝いができればと思っています。

僕がプロコーチを始めた2015年から、

日本のバスケ界は
凄まじいスピードで
変化・成長してきました。

Bリーグができ、
B1の人気チームのゲームは超満員!

1億円プレーヤーが何人も誕生し、

八村塁選手がNBAドラフトでピックされ、
渡邊雄太選手が、2ウェイ契約からNBA選手へ!

男子日本代表は躍進し、
世界選手権での奮闘により、48年ぶりの五輪自力出場!
パリオリンピックでは、準優勝のフランスにあと一歩まで迫る!

河村勇輝選手が2ウェイ契約からNBA選手へ!
172cmという日本人平均身長の彼が
バスケ界の可能性をガンガン広げています。

女子バスケは東京オリンピックで銀メダル!
車いすバスケも銀メダル!!

それ以外にも
バスケットライブ、Youtubeなど
メディアでバスケに触れる機会も増え、

現役の大学生・高校生もプロのコートでプレーし、

中学ではクラブチームを主とした、
ジュニア・ウィンターという大会も出来た。

出張コーチや、
スキルコーチの仕事をする人も増え、

どんどん
バスケットへ
人のエネルギーが集まり、
熱く活発な循環が起こっている。

バスケットで人生が豊かになる。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
そんなシーンが
確実に増えてきたように思います。

僕としても
バスケ界の裾野を
もっともっと広げていけるよう、

考えるバスケットの会を通じて、
バスケの価値を上げる
お手伝いをしていきたいと思います。

そんな感じで・・・
これまでの流れを
ドドドドーと書きましたが、、、

実は、
この12月末で、
考えるバスケットの会の
活動をスタートしてから
ちょうど【10周年】となります。

日本全国にバスケを教え始めて、早10年!

いつも支えてくださり、
応援してくださる皆さまのおかげです。

ちょっと
メモリアルな10周年を記念し、

次回から全5話の形で、
プロコーチとなって10年
というテーマで、

色々あった、、、、
プロコーチ人生の10年を振り返り、
赤裸々に話していきたいと思います。

初公開のお話も
本音でお話できればと思います^^

ぜひお付き合いください。

中川直之(お楽しみに!)

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考えるバスケットの会 会長 中川直之
学生・社会人で10度の日本一を達成するなかで培った、”考えるバスケット”を全国のさまざまなプレーヤー、コーチに広める活動を行っています。

※ 期間限定!
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