NBA歴代2位の32試合連続で30得点以上を記録し、今シーズンすでに6度の50得点以上を挙げているヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデン(2019年3月4日現在)。
ハーデンは特別スピードがある選手ではなく、レブロン・ジェームズのような屈強な肉体も持っていません。
一体ハーデンはほかの選手に比べて何が優れているのでしょうか?
動画を交えながら、ロケッツが誇るNo.13、ハーデンの魅力についてご説明します。
このページでお伝えすること
ジェームズ・ハーデンのプレイスタイルがよくわかる動画5選
ジェームズハーデンのプレイの特徴が詰め込まれた動画
こちらは、ハーデンのハンドリング、勝負強さ、闘志あふれるプレイが詰められている動画です。
ハーデンがどのような選手なのか、しっかりとわかることができるでしょう。
ハーデンといえば強力なステップバック
特に1分40秒のプレイは必見です。
後述する、ハーデンのステップバックの強力さを物語っています。
3分11秒のステップバックも見逃せません。
ハーデンのアンストッパブルなプレイが凝縮されている動画です。
【最新】ハーデンの2018-19シーズンのプレイまとめ
ハーデンの2018-19シーズンのプレイをまとめた動画です。
つまり今シーズンのハーデンです。
注目したいのが、5分54秒のプレイ。
ニューオーリンズ・ペリカンズのアンソニー・デイビスと衝突しても崩れないボディバランスもハーデンの武器です。
ジェームズ・ハーデンの得意技、ステップバック
ハーデンの代名詞でもあるステップバックをまとめた動画です。
開始30秒の、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスーパースター、ステフィン・カリーとのマッチアップでは、カリーはハーデンのステップバックに対応しきれていないのがわかります。
1分5秒のボストン・セルティックスのゴードン・ヘイワードとの1on1では、ハーデンの独特なリズムにヘイワードのブロックのタイミングが合っていないことがわかります。
このブロックのタイミングをずらしてしまうことで、カウントワンスローやフリースローを獲得することができるのです。
ハーデンのもうひとつの武器、ユーロステップ
こちらも後述しますが、ハーデンのもうひとつの武器であるユーロステップ。
ユーロステップ自体はもともとあった技術ですが、ハーデンのユーロステップは独特なリズムとゼロステップを巧みに利用し、相手を惑わしてしまいます。
これはハーデンのユーロステップの解説をしている動画です。
特に注目したいのが1分51秒のオールスターを舞台にしたユーロステップ。
これはゼロステップを利用しています。
このステップを止められる選手はほとんどいないでしょう。
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ジェームズ・ハーデンの武器
先述したように、ハーデンは身体能力や肉体など、ほかの選手と比べても特別優れているわけではありません。
もちろん.364の確率を誇るスリーポイントシュートや、.876で沈める正確なフリースローなどの武器はあります。
しかし、世界中から優秀な選手が集まるNBAで、1試合平均36.7点(3月4日時点)を記録できるのには、特別な武器を持っていないとできません。
ハーデンの持っている大きな特徴についてご説明します。
ステップバックスリー
ステップバックとはその名の通り、ドリブルでドライブすると見せかけて、相手がドライブを警戒したと同時に後方へ下がり、シュートを打つことをいいます。
ハーデンはこのステップバックがとても強力です。
ハーデンのステップバックには、後述する「ゼロステップ」というステップを利用します。
ゼロステップとは、最近になって国際ルールでも認められたステップのことであり、いままでずっとバスケをしていた人は戸惑ってしまうようなルールです。
「ドリブルを終えてボールを保持する際に同時に踏んだステップは、0歩目となる」ということです。
つまり、ドリブルの仕方によっては、3歩歩くことができます。
かなりルールとしても曖昧に明記されているため、審判の判断次第ではトラベリングになってしまいます。
しかし、ハーデンはこのゼロステップを得意としており、ボールの保持するタイミングが絶妙。
そのため、その場でスリーを打つと思ったらステップバックスリーを放ち、ステップバックスリーを打つと見せかけてドライブ、フェイントをかけてフリースローを獲得します。
特にこのステップバックスリーのフェイントからの、フリースローが脅威です。
ハーデンはこのステップバックを、ゼロステップを巧みに利用することで、まるで2回ステップバックをしているような動作をします。
そのため、ディフェンスは大きく後退したハーデンを必死にマークしようと飛びつき、結果的にシューティングファウル、フリースローを与えてしまうことになります。
もしもステップバックに反応できなかった場合は、ハーデンにオープンスリーを打たせてしまうことになるということです。
これが1試合平均13.6本のスリーポイントシュートを放つハーデンの大きな武器のひとつです。
ゼロステップを生かしたユーロステップ
ユーロステップはもともと止めにくいステップであったのが、ハーデンによってさらに強力なものになりました。
元サンアントニオ・スパーズのマヌ・ジノビリなどが多用していた技術で、ジグザグにステップを踏むことで相手をかく乱し、容易にレイアップシュートに持っていく動作のことをいいます。
ハーデンのユーロステップはゼロステップをうまく利用し、ディフェンスに「いま何歩ステップをしているのか」をわからなくさせてしまいます。
ゼロステップにより、0歩目でステップし、1歩目のユーロステップでディフェンスがついて来られないようであればそのままレイアップやティアドロップシュートをし、ディフェンスがついてきたら2歩目に移行し、相手を置き去りにしてしまいます。
ディフェンスからしたら、2歩目でレイアップシュートをされると思ったらもう1歩ステップを踏まれてしまうため、ついていくことができません。
ゼロステップは、昔バスケをしていた人であれば、間違いなくトラベリングだと感じるステップです。
しかし、正式にNBAで認められているステップであるため、今後はゼロステップにも対応できるデイフェンスを身に着ける必要がありそうです。
ハーデンのユーロステップ、ゼロステップはかなり独特なリズムで行われます。
動画で見る限りは「なぜ止められない?」と疑問に感じてしまうかもしれません。
しかし、ハーデンはドリブルの緩急やステップの使い方、うまくピック&ロールを組み合わせることにより、ディフェンスを翻弄させてしまいます。
まとめ:ジェームズハーデン動画まとめ!NBA屈指の点取り屋のスーパープレイ集5選!
その特徴的な見た目と爆発的な得点能力で、ファンを獲得しているハーデン。
そのハーデンのプレイの特徴や華麗なステップが収録された動画を5本紹介しました。
一方で、ハーデンのディフェンスに疑問を感じている人もいます。
ハーデンは優れたオフェンス能力の一方、ディフェンスは手を抜いているのではないかといわれています。
ただし、ハーデンはロケッツのオフェンスを支える選手であり、クリス・ポールやクリント・カペラが欠場していたときも孤軍奮闘で得点を取り続けていました。
そういったこともふまえ、ハーデンは自分の身体と相談しながら、ゲームをコントロールしているのかもしれません。
ハーデンのオフェンス能力を疑問に感じる人はいません。
今後もロケッツを代表する選手、ジェームズ・ハーデンから目を離せません。
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