今年は何と言っても日本人史上2人目のNBA選手である、渡邉雄太がNBA選手としてデビューした年でもあります。
渡邉雄太は現在2way選手として活躍しており、今後は本契約も期待されています。
彼はこのまま、NBAで活躍し続けることができるのか?
渡邉雄太の最新情報を常に追っているわたしが、今後NBA選手として本契約を獲得できる可能性や、これからの課題についてもご説明します!
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田臥勇太選手以来となる14年ぶりにNBAデビュー
2018年10月28日(現地時間27日)にメンフィスで行われたメンフィス・グリズリーズ対フェニックス・サンズ戦、ついにその時が訪れました。
第4クォーター残り4分31秒に渡邉雄太がNBA選手としてデビューを果たしました。
試合は117-96でホームであるグリズリーズが勝利し、渡邉雄太は短い出場時間でありながら2得点、2リバウンドを獲得。
14年前に日本人初のNBA選手としてデビューした田臥勇太が所属していたサンズを相手に、田臥勇太同様フリースローで初得点を挙げました。
なぜ渡邉雄太がNBAに行けたのか?
渡邉雄太はNBAデビューの前年にNCAA1部のジョージ・ワシントン大学を卒業しました。
ジョージ・ワシントン大学ではエースとしてチームを引っ張っていました。
大学時代の活躍を評価され、若手選手の登竜門であるNBAサマーリーグへ招待され、ブルックリン・ネッツの一員としてプレー。
サマーリーグでは、出場時間23.6分で、9.4得点、4.2リバウンド、1.2アシストに加え、1.6ブロックと攻守で貢献できることをアピールすることに成功しました。
サマーリーグでの活躍が認められ、渡邉雄太はメンフィス・グリズリーズと2way契約を勝ち取ることができたのです。
渡邉雄太が結んでいるNBAの2way契約とは?
それでは、渡邉雄太がグリズリーズと結んでいる2way契約とはどのような契約なのでしょうか?
2way契約はNBAと、下部リーグであるGリーグの両方に出場ができる契約のことを言います。
限られた日数をNBAで過ごすことができ、出場機会がないときにはGリーグの試合に出場をすることができるため、選手としては試合感覚が鈍ることなく、Gリーグに活躍すればコールアップされ、NBAの試合出場のチャンスも与えられることになります。
このように、2way契約は選手にもチームにも都合の良い制度であると言えるでしょう。
渡邉雄太の本契約の可能性は?
NBAは、毎年様々な選手が挑戦し、入れ替わりの激しいリーグです。
2way契約を除いた登録人数は、全チーム合計450人。
その中でもレブロン・ジェームズやステフェン・カリーなどのスーパースターは、NBAから去ることは少ないでしょう。
そのため、スター選手以外のNBA選手は、死に物狂いで練習し、ロスターに残ろうとします。
その中に渡邉雄太が入ることは容易ではありません。
それでは、渡邉雄太が今後グリズリーズを含めたNBAチームと本契約を結ぶ可能性について解説します。
現時点ではチームのロスター15人の枠が埋まっている
2019年5月16日時点で、渡邉雄太が所属するメンフィス・グリズリーズのロスター15人の枠は埋まっています。
そのため、チームがロスターの誰かを解雇したり、トレードにより人数が減らないことには、渡邉雄太の本契約は難しいというのが現状です。
さらには今シーズン終了間際にドレル・ライトやタイラー・ドーシーなど、ほかの選手が出場のチャンスを掴み、アピールに成功しました。
そのため、ほかの若手選手もすぐに解雇や放出をするということはしないかもしれません。
対する渡邉雄太は大きなアピールを出来ないままシーズンを終えてしまい、これから行われれるサマーリーグなどで存在感を示していかなければなりません。
2way契約から本契約へ昇格したプレイヤー有り。可能性はゼロではない
2way契約は、本契約に比べて出場機会が少なく、まれにあるチャンスで本契約のアピールをしなければなりません。
しかし過去には、その少ないチャンスを掴み、本契約へと昇格したプレイヤーが多く存在します。
クイン・クック
強豪ゴールデンステイト・ウォリアーズと2way契約をしていたクイン・クックは、エースであるステフェン・カリーが怪我で欠場したことでコールアップされ、すぐに先発起用されました。
その後フェニックス・サンズ戦で25得点、ミルウォーキー・バックス戦ではキャリアハイの30得点を記録し、チームへ大きくアピールすることに成功しました。
クックはその後本契約を勝ち取っています。
アロンゾ・トリアー
また、ニューヨーク・ニックスのアロンゾ・トリアーはドラフト外で2way契約し入団。
その後のプレシーズンゲームで活躍し、レギュラーシーズンでは2way契約の選手でありながらローテーション入りを果たしました。
リアーはその後ニックスと本契約を結びました。
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渡邉雄太のプレーの魅力を2つ紹介
渡邉雄太はなぜそこまで競争力の高いリーグであるNBAで2way契約を勝ち取ることができたのでしょうか。
そこで、渡邉雄太のプレーの魅力についてご紹介します。
その① ディフェンス力
渡邉雄太の最も大きな武器はディフェンス力です。
ジョージ・ワシントン4年時には、ディフェンス・オブ・ザ・イヤーにも輝いています。
現在の渡邉雄太のポジションは、メンフィス・グリズリーズではパワーフォワードやスモールフォワードを任されることが多いですが、その長い腕や運動能力を活かし様々なポジションをディフェンスすることが出来ます。
大学時代は対戦相手のエースガードをディフェンスしていたこともあります。
このように、渡邉雄太はポイントガードからパワーフォワードまで、様々なポジションをディフェンスすることが出来ます。
その② ファウル率が低い
そして渡邉雄太のもうひとつの強みはファウルが少ないこと。
長い腕を活かしスティールやブロックを狙いますが、ブロックのタイミングの読みが優れているため、笛を吹かれることが少ないです。
ファウル率の低さは、長時間のプレーを計算できるため重宝されるでしょう。
渡邉雄太のプレーの課題は2点
2way契約である渡邉雄太が今後本契約を目指すにあたり、課題が2つあります。
これは渡邉雄太自身も言っていることですが、ご紹介します。
その① 3ポイントシュートの成功率を高める
NBAで3&Dとして生き残るためには、3ポイントシュートの精度を高めることは欠かせません。
逆に言えば、3ポイントシュートの精度が昨シーズンと変わらなければ、NBAに残ることは難しいと言わざるを得ません。
今シーズンの渡邉雄太の3ポイントシュートは、軌道がずれていたり、エアーボールになることも多くありました。
シュートフォームを改善したことも理由のひとつでしょうが、今後の3ポイントシュートの強化は必ず必要になってくるでしょう。
その② 長期戦でも戦える体力づくり
渡邉雄太は、試合を通して走りぬくことが出来るスタミナを持っています。
試合でも速攻の先頭を走っている姿が多く見られました。
しかし、2way契約の選手は移動はチャーター機ではなく、ホテルもNBA選手と比べたら質素なもの。
専属シェフなどもいないため、栄養管理も自分で行わなければなりません。
実際に渡邉雄太もGリーグとNBAを行き来することは大変だと言っており、その環境に順応する必要があります。
NBAはシーズンで82試合を行うため、体力が必要となります。
そのため、渡邉雄太は今後シーズンを通して活躍できるように体力づくりをしなければならないでしょう。
まとめ
以上のように、渡邉雄太が目指す道はスポットシューターとして3ポイントシュートを確実に決め、チームのディフェンスを安定することができる、3&DがNBAで生き残ることが出来る道であると言えます。
強みであるディフェンス力をさらに強化し、NBA選手にも当たり負けしないフィジカル、確実なシュート力を持つ、堅実な選手になってほしいです。
これからも渡邉雄太が本契約を結ぶことが出来るように、応援していきましょう!
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