鈴木貴美一さんのクリニックで改めて感じたこと。

中川です。

忘れもしない。

僕の人生に、
大きな影響を与えてくださった方に、
ついに直接お会いすることができました。

鈴木貴美一さん
(写真はアイシン精機HC時代)

この9月。

FSGさんで
行われたクリニックに、
4時間みっちり見学させていただきました。

僕の今の活動ができている理由の一つは、
間違いなく、この方のおかげなんです。

FSGさんは
2m10cmの常見くんを擁し、

ウィンターカップ出場を
本気で目指しているチーム。

そこに鈴木さんが指導に来られました。

鈴木さんは
いわば「勝利の請負人」。

キャリアの中で、
勝たせてきた回数が本当にすごい。

指導者として、

・天皇杯優勝:9回
・トップリーグ優勝:6回
・日本一:計15回
・天皇杯4連覇:2回
・日本代表HC:2回

数々のタイトルを獲得し、
日本代表のヘッドコーチも務められています。

そして、、、

僕の今の活動ができている理由は、
この方のバスケットを知ったことにあります。

”4アウトパッシング”

以前、アイシンでプレーしていた、
山口健太郎さんが
僕のプレーする九州電力に参加してくれました。

当時のアイシンは、
鈴木貴美一さんがHC。

ミスターバスケット・佐古賢一さんが司令塔で、
何度も日本一になっていた最強チーム。

そのオフェンススキームを完全に踏襲。

4アウト1インサイド。

毎日のように、
スペーシングと合わせを反復しました。

アマチュアで
普通に仕事しながら、
残業で練習に行けない日もある。
練習は週3のみ。

そんな環境の中から、
九州予選を勝ち上がって天皇杯に出場し、

関東の大学1部を3年連続で破り、
毎年、プロチームと対戦するところまで行った。

31歳のとき、
「自分はやりきった」
そう思えたんです。

そこから独立し、
プロコーチとして活動を始め、

『考えるバスケットの会』を立ち上げ、
全国各地を渡り歩くコーチになりました。

その原点には、
当時日本一だった、
鈴木貴美一さんのバスケットを知り、

「もっと高みを目指せる!」
と思えた経験があります。

だから、

「いつか一度お会いして、必ずお礼を伝えたい」

ずっと、そう思っていました。

それが実現したのが、
9月12日のFSGさんでのクリニックでした。

能代工業出身で、
現役時代は代表選手にもなった鈴木さん。

デカい….。

しかも若い…..。

66歳にはとても見えない。

マジで40代に見えます。

開口一番、自己紹介をして、
心からお礼を言わせていただきました。

「中川君でしょ、知ってるよー」

と言っていただき、嬉しかった。

そして、なんと4時間。

FSGさんへの指導を、
ずっとそばで見学させていただきました。

ただ見るだけでなく、

指導の裏側や、
なぜその声かけをするのか、
何を見ているのか。

そんなことまで教えていただきながらの、

ほんとに特等席の4時間。

まさに、夢のような時間でした。

ここでも書きましたが、
https://tinyurl.com/2s9y2rsb

スペーシングは、
追求すれば本当にキリがありません。

そして、
鈴木さんは本当に細かい。

パスの出し方。
ドリブルストップの仕方。
合わせのフットワーク etc

動作一つ一つにまで、本当に細かい><

そして、
面白かったのが速攻の場面。

がむしゃらに全員が
走っているのを見て、

「全員が全力で走っちゃダメだ。
大切なのは距離感とタイミング」

と。

全力で走ることだけを
見ているわけではない。

どこを走るのか。
どれくらいの距離を取るのか。
いつ走るのか。

そして、
その瞬間に誰が何を選択できる状態なのか。

昨今、流行っている
チェスゲームのようなオフェンス構造を
ただ見ているわけでもない。

リズム。
間。
タイミング。

人と人との距離感。

そういうものまで見ている。

さらに、

「FSGは、5アウトのほうがリズムが合ってる」
「2m二人を同時起用しよう」

と、
チームが迷っていた
オフェンスの噛み合わせを
メンバーを見て、即断で意思決定。

面白いなぁと思ったのが、

左脳的なチェックポイントと
直感的なチェックポイント。

その両方を使って、
バスケットを見ていることです。

もう….

ここでは書ききれないのですが、、

最新のバスケも知り尽くしていて、

現代も、古典も、原理原則も、
すべて把握している。

まさに、
「バスケの教科書」
とにかく、いろいろ凄いんです。。

夜は、FSGさん提携の
ちゃんこ屋さんで懇親会。

この時間も最高すぎた><

アイシン時代の話。
日本代表監督時代の話。

ここでしか聞けないような話まで、
いろいろ聞かせていただきました。

そして何より、

気遣いがすごい。

作法や言動。

完全な昭和堅気の
兄貴であり、リーダー。

僕が、
素晴らしい名将に
共通しているなぁと思う、

洞察力
人間力
本質の抽象化
他者視点
逆算思考
言うべきところで言える言葉の力

これらをすべて持っている方でした。

出てくる言葉すべてに含蓄があって、

とにかく分厚い。。

聞けば、
コーチになる前は事業もやられていて
ビジネス経験もおありになる。

さらに、
相撲や芸術など、
バスケ以外の物事への理解も広い。

「何でも好奇心をもっておかないと・・」

これが、
鈴木貴美一さんか。

「やっぱり、総合ファイターだな….」

と、くらーっとしながら過ごした、
最高にときめいた時間でした。

翌日、
九電時代の先輩、
山口健太郎さんから電話が。

「中川君と会ってたよ。
よろしく言っておいて^^」

と、鈴木さんから
すごく嬉しそうに電話があったとのこと。

こういうちょっとした行動の端々に、

”人を勝たせる”魅力が詰まっているんだと思います。

こんな大人になりたい….。

僕も道半ばですが、
リスペクトする先輩から学びと刺激をいただきながら、

まだまだ前に進んでいきたいと思えた、
9月、人生のハイライトでした。

鈴木さん、
FSGの皆さん、

素晴らしい時間を
本当にありがとうございました!

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考えるバスケットの会 会長 中川直之
学生・社会人で10度の日本一を達成するなかで培った、”考えるバスケット”を全国のさまざまなプレーヤー、コーチに広める活動を行っています。

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