中川です、
以前、書いたこの記事
かなり反響がありました。
▼ドリブル全盛時代に考える「プリンストンオフェンス」が秘める可能性:
https://tba.com/princeton-offense-0301/
バスケは色んな
オフェンススタイルがぶつかり合う、
”スタイル合戦”
何をやって攻めてもいいですが、
この活動を始めて10年。
ずっと解明しきれていなかった存在が、
「プリンストンオフェンス」でした。
プリンストンオフェンスといえば
バックカットを多用し、
少ない個の能力でも強者を出し抜く
賢者が強者に勝つための
”魔法の杖”であり”希望の光”です。
ただ、、、、
その動きは割りと複雑で難しい。
形があるようでない、ないようである。
まさに”秘境”。
謎多きオフェンス。
そんなプリンストンオフェンスの深淵に
今年に入って
一気に引き込まれていきました。
さて、
プリンストンオフェンスとは何か?
いわば、
5人でチームを出し抜く
5人だからこそ強敵に挑めるグループ戦術です。
5人だからこそ攻めれる。
5人だからこそ難しい….。
この両面が
プリンストンオフェンスの実体で
当然、そこには壁が現れます。
「プリンストンオフェンス?」
「あのバックカット狙うやつでしょ?」
「なんだかんだ攻め手がなくなって停滞するんだよね」
「普通に1on1とかピックを使いたいんだけど…」
「結局プリンストンに縛られるだけじゃない?」
日本の多くのチームが
プリンストンオフェンスを知ってはいるものの、
実践しては挫折し長続きしないのが現状です。
ただ、、、
この2025年。
10年近く、
日本でプリンストンオフェンスを
研究&実践している第一人者原田さんから
「パスを教えて欲しい!」
と言われたことをきっかけに
このプロジェクトに中川も本格参戦することに!
原田くんにも
先日こんな記事を書いてもらいましたが、
▼僕は問題が好きなんです。
https://note.com/yamato369/n/nfa19b62b72cc
「プリンストンオフェンスは難しい….」
「バックカットを狙ってもDFに先読みされる」
「相手に慣れられ、通用しなくなる….」
色んな「壁」がたくさんあるからこそ、
僕はますますその深淵に足を踏み入れていきます。
問題が出るたびに、
何度もクリップを見返す。
実践者にヒアリングする。
本家・プリンストン大学の映像を見る。
創設者ピート・キャリルさんの言葉を辿るーー
これを何度も繰り返す・・・
このサイクルを、
何度も何度も繰り返していく中で、
ついにこの結論にたどり着きました。
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プリンストンオフェンスを押さえれば、
バスケットボールを理解することになる。
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スクリーンやパッシング、
空間の合わせ、スペーシング、
裏・表の対人駆け引き、
ファンダメンタルetc
そこに詰まっているのは、
現代バスケに必要なすべて。
そして、何より
”個じゃなく組織”
「5人で戦う」という価値観は、
人生にも通じるものになります。
ただ、、、
その道のりで、
プリンストンオフェンスで挫折する
「本当の理由」も見えてきました。
それはーー
構造的な問題ではなく、
”人間の弱い心”に起因している。ということです。
誰だって1on1したいし、
派手なドリブルを突いて上手くスコアしたい….
でも、
それって本当に「チームの勝利」に繋がるのか?
昨今のドリブル傾倒型バスケ、
ひいては社会の流れに象徴される
“目先の快楽”や、”手軽さ”
「個人が楽しければそれでいい」という価値観。
その”個人主義的なエゴ”こそが
プリンストンオフェンスを頓挫させている
最大の理由だと気づきました。
信州大でのクリニックでは、
学生たちに何度も繰り返し、
「規律」「忍耐」「他者貢献」「リーダーシップ」「意志表示」「仲間意識」「誠実・勤勉・基礎」
これらマインドセットを伝え続けていきました。
スキル・構造・戦術理解・メンタルーー
すべてをカバーしていくことで
”最高のバスケ”を体現できるようになっていったのです。
今回のプロジェクトを通じて、
”プリンストンオフェンスは人生に繋がる。”
という大きな学びと教訓を得ることができました。
バスケを通じて、人生に通じる力を。
これを掲げる僕には、
ワクワクとゾクゾクが止まらず、
絶対に
このバスケット、
この価値観を伝えたい!!!
強烈なモチベーションで
このプロジェクトに向き合ってきました。
原田君と共に、
何十本ものクリップを見て、分析、分解してきました。
——そして、その成果を、
まもなく皆さんにお届けできるタイミングがやってきます。
週明け
4月14日にお届けできればと思います。
全てのバスケットをプレーする人に
知ってほしい考え方です。
ぜひ楽しみにお待ちください!
中川直之(やるしかない)
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