バスケを始めてルールを徐々に理解したけど、タイムアウトについていまいちよくわからない。
そんな悩みをかかえていませんか?
最初に言いますが、タイムアウトの知識がしっかりとなければ試合を有利に進めることはできません。
また、知識を深めることもバスケットボール上達のひとつなのです。
今日は長年バスケをプレイし指導者としての経験もある私が、たくさんあるルールの中でも「タイムアウト」のみについて詳しく解説していきます。
タイムアウトの知識を身につけ、さらなる高みを目指していきましょう。
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このページでお伝えすること
タイムアウトとは
タイムアウトとは、試合を中断して作戦を選手に伝えたり、選手を休憩させるためのルールのことです。
以前のルール用語では「チャージドタイムアウト」と呼ばれていました。
両チームが同じ回数だけタイムアウトを取る権利を持っていて、取るタイミングは自由です。
タイムアウトが取れるタイミング
タイムアウトが取れるタイミングには、以下の3つがあります。
ゲーム時間が止まっている場合には、タイムアウトを取ることが可能です。
ファールやボールがコートの外に出てしまう場合がありますよね。
そのような場合には、タイムアウトを取ることができます。
「相手チームのシュートが入った時」というのは、試合が流れていく中で相手のシュートが入る場合がありますよね。その際にはタイムアウトを取ることができます。
逆に、自分たちのシュートが入った場合にはタイムアウトを取ることができないことになります。気をつけましょう。
ボールがラインの外に出た時というのは様々なシーンがあるのですが、例えばパスカットをしてコートの外に出た時、パスミスになった時などがあります。そのような場合にはタイムアウトが取れます。
タイムアウトが取れないタイミング
タイムアウトが取れるタイミングがあるように、バスケットボールにはタイムアウトを取れないタイミングもあります。
ポイントは下記の1つのみ。
タイムアウトのルールでは、相手のシュートが入った時にはタイムアウトが取れますが、自分たちのシュートが入った場合にはタイムアウトを取ることができないことになっています。
簡単に説明すると、「タイマーが動いている時」と「自分のチームのシュートが入った時」にはタイムアウトが取れないことになっているのです。
気をつけましょう。
タイムアウトが可能な回数
バスケットボールのタイムアウトには可能な回数があります。
それは1Q(クオーター)ごとやハーフタイムによって決まっているのです。
また、前半1回しか取らなかったので、後半は4回など持ち越せません。
第4Qの残り2分間には2回しか取れないので、注意しましょう。
タイムアウトを取る4つの目的
タイムアウトを取る目的とは何でしょうか?
選手をただ休憩させるためだけに取るものではありません。
タイムアウトには以下の4つのポイントがあります。
詳しくみていきましょう。
目的①試合の流れを変える
「タイムアウトには試合の流れを変える」ポイントがあります。
相手に傾いている流れを食い止める・自分たちの流れにする目的があります。
試合ごとに流れがありますので試合の流れを食い止めなければ、相手に完全に主導権を握られ試合に負けてしまうのです。
そうならないためにも、タイムアウトは1分ほどの短い時間だけになりますが、1度プレイを止めることで流れが一気に変わり、自分たちの流れを引き寄せることもできます。
目的②プレイヤーに指示を与える
タイムアウトには「プレイヤーに指示を与える」目的もあります。
タイムアウトではプレイの指示を伝えることも大切なことです。
試合時間が少なくなった時だけではなく、上級の指導者ともなると前半残り数秒でもタイムアウトを取ります。
その短い時間で戦術を伝え、確実に得点を取りに行くというシーンはよく観られるシーンです。
バスケは何が起こるかわからないスポーツですので、たとえ20点差離していても、逆転されることもよくあります。
目的③戦略を変更するため
3つ目の目的は戦略変更を選手に伝えることですが、その戦略変更にも3パターンあります。
- ゾーンプレス・マンツーマンディフェンス:ディフェンスのやり方を変更して守りを強化する
- セットオフェンス:セットオフェンスの指示をして確実に得点を取りにいく
- オールコートマンツーマンディフェンス:相手チームのフロントコートからプレッシャーをかけ、相手のミスを誘う戦略(オールコートでプレッシャーをかけることにより、試合展開を早める効果もあります。)
2つ目セットオフェンスでは、試合の流れの中で「ここはどうしても得点が欲しい」という時に使うと効果的な戦略になります。
タイムアウトを使うことで、セットオフェンスの指示を選手に正確に伝え、チームの勝利へと導くことができるのです。
目的④プレイヤーを休ませるため
「タイムアウトは選手を休憩させるために取る戦略」と考える方が多いのではないでしょうか?
それは正解です。
タイムアウトは試合の流れを伝えるだけでなく、選手を休憩させるためにも使われます。
試合の最初から最後までフルスピードで動ける選手はいませんよね。
また、接戦にもなるとチームの中心となるプレイヤーはなかなかベンチで休ませておきたくはないかと思います。
そんな時は、タイムアウトの時間を使ってプレイヤーを休ませることも大切なポイントです。
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タイムアウト後はスローインから再開
バスケットボールのルールでは、「タイムアウト後はスローインからの再開」になります。
シュートが入った時以外のスローインは、ボールがコートに出た位置からスローインが再開されます。
タイムアウトの気になる疑問2選
タイムアウトについて少しずつ理解を深めていると思いますが、ここで2つの疑問点が浮かびませんか?
それは「使わなかったタイムアウトは持ち越せるのか?」と「両チームのコーチが同時にタイムアウトを請求した時はどうなる?」の2点です。
この疑問がバスケットボールの試合でも大切なポイントになってきますので、知識の一部として覚えておきましょう。
使わなかったタイムアウトは持ち越せるのか?
タイムアウトのルールでは、「前半に使わなかったタイムアウトは、後半に繰り越すことはできない」ようになっています。
前後半で取得できる回数が決まっているため、もし前半に1個のタイムアウトを使わなかったとしても、後半取得できるタイムアウトの回数は「1回」だけです。
両チームのコーチが同時にタイムアウトを請求した時はどうなる?
タイムアウトを同時に請求した場合はどうなるのでしょうか?
その答えは、両チームがタイムアウトを請求した場合、タイムアウトになるシチュエーションになったら基本的にはすべて先に請求したチームがタイムアウトの権利を得ます。
コーチの心理面を考えてしまうかと思いますが、審判は請求された順番のみに従ってタイムアウトを認めることになっています。
まとめ
今回は、「タイムアウトのルール」について解説しました。
みなさんの感想はいかがだったでしょうか?
「バスケットボールのタイムアウト」には数えきれないほどのルールがあります。
「タイムアウト後はフリースローから始まる」ことや自チームがフィールドゴールを決めたときには、タイムアウトが取れない」など様々です。
これまでタイムアウトについて考えてこなかった方も、バスケットの知識を深める良い機会だと思います。
正しい知識を身につけ、バスケットIQを高めていきましょう。
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お世話なります。教えて頂けますと幸いです。
記載の「タイムアウトがとれるタイミング」の1と3の
「ボールがラインの外に出た時というのは様々なシーンがあるのですが、例えばパスカットをしてコートの外に出た時、パスミスになった時などがあります。そのような場合にはタイムアウトが取れます。」は同じではないのですか。
宜しくお願いします。
NBAで(NBA以外バスケ観ないのであれなんですが、)前後半残り五分切ったあたりでスコアの下にbonesと表示され、シュートシーン以外のファウルもフリースローが与えられますよね? 特に後半終了間際に負けてるチームがファウルしまくって逆転の可能性に賭けるあれです。
理由を教えてください!