こんばんわ、中川です。
気がつけば、もう大晦日です。
今年もウインターカップが終わりましたね。
毎年年末になると、皆さんも注目される大会ですよね。
今大会は特に、アンダーの日本代表(U-16,18)で世界で戦っていた選手の活躍が目立ちました。
その中でも、最も注目を浴びた選手は、なんといっても
愛知県桜丘高校の富永君ではないでしょうか。
彼のオフェンス、特に対戦相手各チームのプレッシャーディフェンスを受けながらも
決め続けたスリーポイントシュート。
凄まじかったです。
結局彼は、1試合平均40点近いという。。。
大会を大きく沸かせる、まさにスターでしたね。
彼を見て、彼に憧れて練習をする選手も多いのではないでしょうか。
彼のシュートの特徴はリングに向かってまっすぐ、高いアーチを描くこと、
そしてswish(スウィッシュ)というリングに当たらず、
スパァーンと入るシュートが多く、とても綺麗ですね。
タフなショットでも、swishが多かったですね。
NBAのゴールデン・ステイト・ウォーリアーズのステフィン・カリーやヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンもタフな時間にスパァーンとswishで決めてきますよね。
富永君は左利きということもあり、タフなショットやステップバックからのスリーは、
まさにジェームズ・ハーデンを彷彿とさせるようなプレーでしたね。
桜丘高校の監督も、試合前に
『今日はジェームズ・ハーデンになれ!』と彼に言っていたようです。
先日のインカレで準優勝した専修大学の盛實君も同じように、
ジェームズ・ハーデンのようなプレーをしますよね。
彼らほど綺麗に外角シュートが入る選手は、ほんとにうらやましいなあと思います。
それに、綺麗にシュートを決める、ということは実はすごく大事で、
能力(スキル)のある選手として見られ、
かつ相手に精神的なダメージを与える一つの大きな要素だと思いますね。
どうすれば、彼のように綺麗なシュート、しかも外角のシュートを努力して得られるのか?
シュートを教えることはコーチングの中でも非常に重要なので、
皆さん気になるポイントなのではないでしょうか。
シュートを教えるに当たって、私が学び感じたことを皆さんにお伝えします。
このページでお伝えすること
シュート練習で最も大事なのは “集中力” を保って行うこと
初心者でも、経験のある選手でも、私がバスケットのシュート練習で一番大切だと思っていることがあります。
それは、【集中力】です。
シュート練習は、自分との向き合いです。
ほんとに、しっかりと集中してできるかどうかが練習の質を決めます。
皆さんはシュート練習、しっかり集中してできていますか?
もしくは、集中した状態の練習がつくれていますか?
・いつもよりリングをしっかり見る
・狙いを定める
・リングに向かってまっすぐ、ど真ん中に打っていく
しっかり、集中力を高めた状態でシュートを一本一本丁寧に打って行くことが
実のあるシュート練習につながります。
実際に、集中力を高めて行うシューティングドリルを紹介した動画がこちらになります。
★【バスケ初心者講座】シュート練習前に実践することでシュート率を格段に向上させるシュートドリル・思考法を解説
常にシュートは”swish”、綺麗に決める意識を持て!
また、『綺麗にシュートを決める』という意識。
これもすごく大切ですね。
これは、アメリカのコーチも言っているんですが、
「自分にスキルが有ること」を表現することはとても大事で、
選手自身が精神的にも相手より上に登っていく一つの要素です。
自分がもしディフェンスをしていて、相手に
・綺麗にswishで決められたとき
・ガコガコとリングに当たりながら入って決められたとき
どっちが嫌だかというと、やはりswishの方ですよね。
相手の才能やスキルを感じる瞬間、うまいと思ってしまう瞬間があると、やはり精神的にもダメージを受けます。
なので、なるべく綺麗に決める、swishは常に練習の中で心がけるといいいです。
そうして、自分にも自信を持っていく練習をしましょう。
シュート練習というと、【シュートが入る入らない】だけを意識して練習しがちですが、
swishを狙うことで、シュートの質そのものを上げていく、という意識が大事です。
ワンハンドシュートを安定させ、確率の高いシュートを打つコツと練習方法
シュートを安定して打つ、これって意外と難しいことなんですよね。
よく私も
・高い打点で打ちたいがシュートフォームが崩れてしまう
・どうやって軌道修正していけばいいか
などのご相談をいただきます。
この悩みに対して、私が思っている一つのアプローチは、
【2モーション】で打つシュートを意識することです。
至ってシンプルで、
①基本ポジションから頭の位置にボールをくむ
②そこからシュート
と1、2の2段階でのフォームを意識するシュートです。
この2モーションの中で重要なのは、
1モーション目で頭の位置にボールをセットした時の【シュートテーブル】を意識すること。
このテーブルを安定して作れることで、シュートの安定につながります。
このテーブルが、
・上下にぐらつく
・左右にぐらつく
と、シュートが安定しなくなります。
天井に向かって打つ、左右のブレが無いように意識しながら打つ、など、
自分の中でしっかりラインを作って、リングに向かって、
まっすぐにボールを届けていくために意識しましょう。
ただ、あくまでもシュートはリズムが大切です。
2モーション、シュートテーブルを意識しながらも、
普段のリズムの中からシュートを打つようにしてください。
このポイントを解説したドリルが下記になります。
是非ご覧になってください。
★【バスケ初心者講座】ワンハンドシュートを安定させ確率の高いシュートを打つコツ・練習方法について解説
シュートの飛距離を伸ばす打ち方・コツ
そして、外角シュートを決める上で重要なポイント、【飛距離】ですね。
選手の中には、シュートの距離が届かなくて悩んでいる方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
私もよくご相談をいただきます。
具体的には、シュートの飛距離を伸ばしたいというときに、
・そもそもシュートが届かない
・無理矢理になって軌道がそれてしまう
・フォームが崩れてしまう
など、色んなお悩みがあるようですね。
ミニバス~中学生、高校生や社会人でもお悩みの方はいらっしゃいます。
そんな方へ、シュートの飛距離を伸ばすための一つのアプローチの仕方、
飛距離を伸ばす打ち方・コツについて解説します。
シュートというのは、やはり【リズム】と【勢い】が重要です。
その時に、さらに意識してほしいのが【ボールディップ】。
ボールを保持した時に一度下に下げるんです。
そして、そこから下げたものをリズムよく上げる、その下げ→上げでリズムを作って、
上にボールを上げる推進力に変えていく。この動作を意識してほしいです。
特に、ミニバスや中学生でシュートが届かない人たちは、意外と意識できていない動作です。
そして、ボールを下にディップした時に、さらに意識してほしいことは、
・骨盤をしっかりたたんで
・お尻や太ももの後ろに力をグッと溜める
その力を身体の上の方にリズムよくくみ上げしっかり伝えていき、シュートを打つ力にする。
この意識が、シュートの飛距離を伸ばす上で重要です。
このポイントを解説したドリルが下記になります。
是非ご覧になってください。
★【バスケ初心者講座】シュートの飛距離を伸ばす打ち方・コツについて解説
今回はシュート練習で質をいかに高めていくのか、また外角シュートを打っていくための基本的なことをご紹介しました。
シュート練習に関しては他の記事でも紹介していますので、是非ご覧になってください!
★【プロがやってる】外角シュートを決めるために必要なシュートノウハウ3つ!
★非公開: 正真正銘のプロがついに公開!3Pシュートを45%で決める方法。
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[…] ★【バスケ】ウインターカップ大活躍!桜丘高校富永君のように外角シュートを綺麗に決めるコツと練習法 […]
自分はディフェンスとの間合いもイメージしながら自己対話して練習しています。
娘のチームでは娘のボールディップを否定されてしまうのですが、物理的にやはり無理な話なのでとにかく下からの力を滝の流れのように。つっかからないようにしてから、肘が外に向かないようにまっすぐ放つを繰り返し伝えております。