【保存版】フェイダウェイの意味やシュートのコツ・練習方法をプロが解説!

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バスケにはシュートを打つための動き「シュートムーブ」がたくさんあります。
そのなかでも特に有効で美しいシュートムーブが「フェイダウェイシュート」です。

NBAではバスケの神様「マイケル・ジョーダン」が最も得意としたムーブ。
ジョーダンの神業動画などでも必ず紹介されていますので、見たことがあるという人は多いと思います。

今回の記事は「フェイダウェイシュート」について紹介します。

どんなシュートなのか、どのように練習したらよいのか、詳しく解説しますのでぜひ参考にしてみてくださいね!

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フェイダウェイシュートとはどんなシュート?

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フェイダウェイとは「Fade away」のことで、「消えていく」「遠ざかる」という意味の英語です。

その名の通り、リングから遠ざかるように、後ろに飛びながら打つシュートのことをフェイダウェイシュートといいます。

フェイダウェイシュートは、マイケル・ジョーダンのシグネチャームーブとして有名なシュートムーブです。

いくらタイトなディフェンスを受けていても、ジョーダンのフェイダウェイシュートはゲームで無敵を誇っていました。

ジョーダンはフェイダウェイシュートで2度のNBA3連覇を手にしたといっても過言ではありません。

それくらいバスケでは有効なシュートムーブですが、誰でも簡単にできるというものではありません。

フェイダウェイシュートのどんな点が優れているのか、難しい点はどこなのか、次の項目で詳しく解説していきましょう!

フィダウェイシュートが有効な理由はコレ!

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フェイダウェイシュートのメリットは主に3つ。

  1. ブロックされにくい
  2. フェイクとしても使える
  3. オフェンスの幅が広がる

では、それぞれ詳しく見ていきましょう!

ブロックされにくい!

後ろに下がりながらのシュートになりますので、まず第一のメリットはブロックされにくいということ。

ディフェンスのほうが身長が高いミスマッチの状況では、普通にシュートを打ってもブロックされてしまいます。

ですが、そんな状況でも有効なのがフェイダウェイシュート。

フェイダウェイは、シュートを打つためにディフェンスとのスペースを作るムーブなので、多少の身長差ではブロックできないのです。

マイケル・ジョーダンのブロックできないフェイダウェイシュートを集めた動画です。

スローモーションでまとめてありますので、どのように動いているのか分かりやすい動画になっています。

フェイクとしても使える!

ディフェンスにとって、フェイダウェイシュートはブロックしにくいムーブです。

フェイダウェイを打つプレーヤーが、後ろに下がるステップを始めた瞬間にスペースを詰めないとブロックは間に合いません。

このような、フェイダウェイを警戒するディフェンスの動きを逆手に取り、オーバーディフェンスになった瞬間に相手を抜くことができます。

つまり、フェイダウェイの動きがフェイクに使えるというわけです。

ロールターンからのフェイダウェイシュートで得点を量産していたジョーダン。

動画の1分48秒からのいくつかのシーンで、ディフェンスはフェイダウェイを警戒して、ターンの瞬間にブロックに飛んでしまっています。

そこからフェイダウェイではなくステップインのシュートに切り替えていますね。

オフェンスの幅が広がる!

通常、シュートするために相手とのズレを作る動きは、ドリブルなどで横方向に動くことが多いですが、フェイダウェイは前後のズレを作るムーブ。

フェイダウェイシュートができるということは、前後左右にズレを作る選択肢ができ、さらにそれを有効なフェイクに使えるということなのです。

オフェンスの選択肢が多いとディフェンスは迷いますよね。

会長中川
このように、フェイダウェイはオフェンスの幅を広げてくれるムーブというわけです。

フィダウェイシュートが難しい理由はコレ!

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NBAなどプロのゲームではよく見るフェイダウェイシュートですが、ミニバスや中学生のゲームではなかなか見かけませんよね。

それだけ簡単ではないムーブだということがわかります。

フェイダウェイシュートが難しいと言われる理由は3つ。

  1. リングとの距離感を掴むのが難しい!
  2. 体幹がしっかりしてないとシュートが安定しない!
  3. 後ろに下がりながらのシュートなので筋力が必要!

試してみたけど上手くいかないという人は、おそらくこういった理由で失敗していると思われます。

ですが、少し考え方を変えてみましょう。
逆に言うと、ここで上げた問題をクリアできれば、フェイダウェイシュートはそんなに難しいシュートではないということです。

もちろん簡単にクリアできる課題ではありませんが、詳細を知れば不可能なことではないことがわかると思います。

フェイダウェイを身に付けたいという人は、3つのポイントを練習に追加して取り組んでみてくださいね。

では、それぞれについて詳しく見てみましょう!

1. リングとの距離感を掴むのが難しい!

フェイダウェイは後ろにジャンプしますので、リングとの距離が離れながらシュートを狙うことになります。
つまり、普段のシュートよりも距離感を掴むのが難しくなるのです。

フェイダウェイを武器にするためには、普通のジャンプシュートで身に付けた距離感をさらにアップグレードする必要があります。

動きながらでも安定してシュートの距離感を保てるよう、ひたすらシューティングを繰り返しましょう。

会長中川
感覚的な部分が大きいので、しっかりと成功のイメージを持って練習するということも重要ですよ!

2. 体幹がしっかりしてないとシュートが安定しない!

ジャンプして体が後ろに流れながらシュートを打つことになりますので、空中での体のバランスを保つ体幹の強さが必要です。

体幹を鍛えて、早い動きの中でもブレない強さと、空中でも安定するバランス感覚を身に付けましょう。

体幹の強さはバスケのプレーに大きく影響します。

フェイダウェイだけでなく他のプレーにも良い影響が期待できますので、トレーニングでしっかり体幹を鍛えてみてくださいね!

3. 後ろに下がりながらのシュートなので筋力が必要!

ジャンプの方向とボールの方向が異なるため、フェイダウェイシュートではジャンプの力をあまりボールに乗せることができません。

つまり、ジャンプした後は上半身の筋力が重要で、腕や肩、背中など、シュートの飛距離に関わる筋力がある程度必要なのです。

フェイダウェイシュートを打つ場所によっても必要な筋力量は変わってきます。
普段ヒザの力を目一杯使って打つような距離からはフェイダウェイは打てませんよね。

まずは、自分の筋力に合わせて、フェイダウェイでも届く距離から打つように練習しましょう。

別の記事にシュートに必要な筋肉の鍛え方、体幹の鍛え方が詳しく解説されていますので参考にしてみてください!

【保存版】バスケで必要な筋肉とパフォーマンスを高めるトレーニング方をプレイごとに解説!

2020.02.04

【コツ】フィダウェイシュートを成功させるコツは?

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ここからは、フェイダウェイシュートを成功させるためのコツを紹介していきます。

重要になるポイントは4つ。

  1. シュートフォームはいつもと同じ!
  2. 後ろに飛びすぎない!
  3. ボールの位置は下げすぎず、打点を高くする!
  4. 上半身はまっすぐにして、ヒジをリングに向ける!
フェイダウェイを打つときには必ず意識するようにしましょう。

それでは詳しく解説していきます!

コツ1. シュートフォームはいつもと同じ!

後ろにジャンプしながら打つシュートですが、シュートフォームはいつもと同じでなければいけません。

届かないからと無理やり飛ばそうとしたり、姿勢が崩れたりすると安定したシュートにならないからです。

まずはシュートフォームを安定させて、自分のシュートレンジからはどんなシュートでも全て同じフォームで打つようにしましょう。

特にボールを離した後のフォロースルーを毎回同じにするように意識してください!

コツ2. 後ろに飛びすぎない!

フェイダウェイは「後ろに飛ぶ」と説明してきていますが、上手くいかない人は後ろに飛びすぎていることが多いようです。

NBAの動画などでは結構後ろに飛んでいますが、それは人並外れた運動能力と、しっかりとした筋力トレーニングを行っているからできること。
それをそのままマネするのは非常に難しいですよね。

後ろに飛びすぎると、シュートを前に飛ばしにくくなってしまいます。
フェイダウェイは相手とのズレを作るムーブですので、シュートを打つためのスペースさえ確保できれば良いのです。

フェイダウェイをする前の動きが重要になりますが、後ろへのジャンプは最低限の距離にしてみましょう。

「後ろに飛ぶ」というよりも「体を後ろに傾けて打つ」、というふうに意識を変えてみると上手くいきますよ!

こちらは、フェイダウェイムーブの際のボールの位置を、マイケル・ジョーダン本人が教えている動画です。

ボールの位置を意識することでシュートモーションもコンパクトになり、安定した綺麗なフォームになっていますよね。

もうひとつ、ボールを飛ばそうとして打点が低くなると当然ブロックにかかりやすくなります。
ディフェンスとの距離が近いので、シュートのアーチが低くなってしまってもブロックされやすいですよね。

会長中川
フェイダウェイシュートは高い打点で、アーチを高くいつもより少し遠くに打つことを意識するようにしましょう!

コツ3. 上半身はまっすぐにして、ヒジをリングに向ける!

フェイダウェイシュートを成功させるには上半身の姿勢が重要です。

猫背になっていたり、逆に身体を後ろに反り過ぎたり、横に傾いていたりすると、ボールに力が伝わりにくくなってしまいます。

ジャンプの後は、上半身をまっすぐに芯を保って、良い姿勢を意識するようにしましょう。

そして、シュートの際は肘をリングに向けることが大事です。

フェイダウェイシュートは不安定な空中で動きながらのシュートなので、なかなかいつもと同じフォームでは打てませんよね。

「ジャンプしたらヒジをリングに向ける」ということを意識することで、上半身もまっすぐになります。

ジャンプ中のシュートフォームが安定すれば、無理なくボールが飛ぶようになりますよ!
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【練習方法】フィダウェイシュート習得に必要な練習とは?

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それでは、実際にフェイダウェイシュートを身につけるための練習法を紹介していきましょう。

フェイダウェイシュートは実戦的な動きで練習することが重要です。

よく使われるシチュエーションでの練習になりますので、しっかりとディフェンスを意識しながらやってみてください!

1. ロールターンからのフェイダウェイシュート

ポストアップしてゴールに背を向けた状態からターンし、ゴール側を向いた瞬間にフェイダウェイシュート。
これは、フェイダウェイシュートのシチュエーションで最も多く使われるムーブです。

ロールターンからのフェイダウェイシュートは、フェイダウェイの名手と言われるマイケル・ジョーダンなど、多くの選手の必殺技となっています。

練習のポイントは3つ。

ポイント1:ジャンプする足はリングから遠くに着く!

相手との前後のズレを作るため、ジャンプする位置は相手よりも遠く、つまりリングから遠い位置に着く必要があります。

あまり足を開きすぎると踏切が上手くいかず、ジャンプが低くなってしまいますので気を付けましょう!

ポイント2:ターンからジャンプまでを一連の動きで体に覚えこませる

ロールターンからのジャンプは体がブレやすく、慣れるまではなかなかシュートフォームが安定しません。

実際に多く使うシチュエーションになりますので、ターンからジャンプまでを一連の動きとして体に覚えこませる必要があります。

さらに、ディフェンスとのズレを大きくするために、ターンの前にフェイクを入れるのも効果的です。
ターンする方向と逆に、一瞬体を振ってからターンするのです。

ターンからのジャンプに慣れてきたら、フェイクを入れてからターンしてジャンプ、というところまでを一連の動きにしてみましょう!

ポイント3:まずはゴールの近くから練習する

フェイダウェイシュートは普通のジャンプシュートよりも距離感が掴みにくいシュートです。
さらに、後ろに下がりながらのシュートなので、普段よりもシュートの飛距離が短くなりますよね。

まずは無理なくシュートが届くゴールに近いところから始めて、シュートの距離感に慣れ、安定したフォームで打てるようになるまで練習してみましょう。


こちらの動画でロールターンからのフェイダウェイシュートを詳細に解説しています。
海外の動画ですが、英語が分からなくてもOK。

ジャンプの時に足を着く位置やボールの動かし方など、非常に分かりやすい動画ですので参考にしてみてください!

2. ドライブからのフェイダウェイシュート!

ドライブストップからのジャンプシュートはよくありますが、こちらはさらにステップを踏んでフェイダウェイシュートをします。

ゴールに向かってドライブしていき、そのまま止まるのではなく、ゴールから離れるステップを踏みます。
そして、ステップの最後のジャンプの際に体を後ろに傾けてフェイダウェイシュート。

これは、ゴール下にビッグマンが待ち構えている場合などに有効なシュートムーブです。

このムーブの練習ポイントは2つ。

ポイント1:素早い1・2のステップでゴールから遠ざかる!

シュートのシチュエーションとしては自分よりも大きい相手に対するものになりますので、ブロックが間に合わないよう素早くステップを踏みましょう。

スピードを殺さず、バランスを保ってステップすることが大事です。

ポイント2:後ろに飛ぶのではなく、後ろに体を傾ける!

ゴールから遠ざかるステップしていますので、そのまま後ろに飛んでしまうと、後ろに飛び過ぎてシュートが安定しません。

最後のステップ後は体を後ろに傾けるくらいでも十分ですので、飛び過ぎないことを意識するようにしましょう。

こちらの動画は、アレン・アイバーソンがゴール下へドライブしたときに行っていたフェイダウェイシュートの解説動画です。

この動画のように、ドライブから両足ストップのフェイダウェイシュートも有効ですよ!

練習方法のまとめ!

フェイダウェイシュートを身につけるためには、とにかく反復練習が必要です。
ジャンプしてからの体のバランスやシュートフォームを、毎回確認して修正しながら行うようにしましょう。

フォームが安定して打てるようになったら、次はディフェンスがいる状態での練習です。
位置の確認であれば、ディフェンス役はカラーコーンなどでも代用できます。

ですが、ゲームではディフェンスのプレッシャーを受けながらのシュートになりますので、メンバーに協力してもらうと練習の効果も上がりますよ。

ゲームで使えてこその技ですので、常にディフェンスがいることをイメージしながら練習するようにしてくださいね!

【NBA選手から学ぶ】フェイダウェイが得意な選手を紹介!

NBAでフェイダウェイシュートを得意とするプレーヤーを紹介します。

動画も一緒に紹介しますので、ぜひプレーの参考にしてみてください!

1. マイケル・ジョーダン

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所属:シカゴ・ブルズ~ワシントン・ウィザーズ(2003年引退)
ポジション:シューティングガード(SG)

フェイダウェイといえばマイケル・ジョーダンと言われるほど、フェイダウェイシュートはジョーダンの代名詞でもあります。

滞空時間の長いジャンプに加え、大きく後ろに下がるフェイダウェイはブロックが難しく、ジョーダンは飛んでしまえばノーマーク状態。

ディフェンスがブロックしようと早めにスペースを詰めると、フェイダウェイをフェイクにしてステップインしてきます。

NBAの歴史を見ても、ジョーダンのフェイダウェイシュートほどアンストッパブル(止められない)なプレーは他にありません。

フェイダウェイシュートを多用したジョーダンの成功により、後に続くプレーヤーの多くがフェイダウェイシュートを使うようになりました。

なによりも美しいジョーダンのシュートムーブを動画で確認してみてください。
絶対に次の練習でマネしてみたくなりますよ!

2. コービー・ブライアント

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所属:ロサンゼルス・レイカーズ(2016年引退)
ポジション:シューティングガード(SG)

マイケル・ジョーダンのムーブを研究し尽くし、そのプレーはジョーダンのコピーとまで言われたNBAのレジェンドの一人「コービー・ブライアント」。
プレーが似ていても成績はコピーにとどまらず、記録に関してはジョーダンを越えているものもあります。

コービーのフェイダウェイシュートは、シュート前のしぐさに至るまでジョーダンに酷似しており、比較動画もあげられるほど。

当然ながら、ジョーダンのプレーはプロといえど誰もがマネできるものではありません。コービーの観察力と身体能力の高さが並大抵ではないことがわかります。

ジョーダンの最高の技を自分のものにしてしまうほど、コービーのバスケに対するストイックな姿勢は、今後も世代を超えて語り継がれていくでしょう。

2020年1月、コービーはヘリコプターの墜落事故により41歳で亡くなりました。

謹んでご冥福をお祈りします。

3. ダーク・ノビツキー

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所属:ダラス・マーベリックス(2019年引退)
ポジション:パワーフォワード/センター(PF/C)

身長213cmから繰り出されるフェイダウェイシュートが武器の「ダーク・ノビツキー」。
ノビツキーのムーブは、ジョーダンやコービーのフェイダウェイとは異なり、片足で踏み切るのが特徴です。

ノビツキーのフェイダウェイは、ディフェンスプレーヤーとのスペースを作るために片足のヒザを上げるスタイル。

「片足フェイダウェイシュート」は打点も高く、ゴール下のビッグマンですらブロックは不可能と言われていました。

ノビツキーの活躍により、その後は多くのプレーヤーが片足フェイダウェイを使うようになっています。

ノビツキーの片足フェイダウェイシュートは、NBAの歴史に残るシュートムーブのひとつと言ってもよいでしょう。

4. レブロン・ジェームズ

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所属:クリーブランド・キャバリアーズ~マイアミ・ヒート~
      クリーブランドキャバリアーズ~ロサンゼルス・レイカーズ
ポジション:スモールフォワード/パワーフォワード(SF/PF)

NBAのキング「レブロン・ジェームズ」もフェイダウェイシュートの名手。
ポイントフォワードとしてゲームをコントロールする能力に加え、1試合40点以上を叩きだす最大の武器がフェイダウェイシュートです。

しかし、レブロンはそこまでフェイダウェイシュートを多用するプレーヤーではありませんでした。

レブロンの得点能力を封じ込めるため、多くのチームがレブロンをペイントエリア内に入れないようディフェンスする作戦を取ります。

それによってレブロンの得点は減り、チームの勝利も難しくなっていたのです。

そんな状況を打破するために、レブロンはペリメーターからのフェイダウェイシュートの練習を重ね、新たな武器を身につけることに成功したのです。

レブロンの大きなステップでフェイダウェイするシュートは、現代NBAでアンストッパブルと言われています。

NBAの最前線で戦いながら成長を続けるレブロン、今後どんなプレーを見せてくれるのか楽しみですよね!

5. ケビン・デュラント

【保存版】フェイダウェイの意味やシュートのコツ・練習方法をプロが解説!

所属:シアトル・スーパーソニックス~オクラホマシティ・サンダー~
      ゴールデンステート・ウォリアーズ~ブルックリン・ネッツ
ポジション:スモールフォワード(SF)

NBAの現役プレーヤーの中でも屈指のスコアラー「ケビン・デュラント」。
鋭いクロスオーバーからのドライブなど、高いボールハンドリング能力を活かしたプレーを得意としています。

特に得点能力がずば抜けており、多彩なスキルでどこからでも得点できる、スモールフォワードのお手本のようなプレーヤーです。

ケビン・デュラントのフェイダウェイシュートは、ダーク・ノビツキーのような片足フェイダウェイシュート。

さらに、ステップバックを取り入れることで、非常にブロックが難しいシュートになっています。


こちらの動画で本人がステップバックからの片足フェイダウェイシュートを解説しています。

ノビツキーの進化系となるフェイダウェイシュート、ぜひ動画を参考に練習してみてください!

【漫画で学ぶ】フェイダウェイが得意なキャラクターを紹介!

最後に、フェイダウェイシュートを武器にしているバスケ漫画のキャラクターを見ていきましょう。

人気バスケ漫画3作品から紹介しますので、読んだことが無いという方は、ぜひこの機会に読んでみてくださいね。

1. [スラムダンク] 花形 透(はながた とおる)

【保存版】フェイダウェイの意味やシュートのコツ・練習方法をプロが解説!

作品:スラムダンク
所属:翔陽高校
ポジション:センター(C)

湘北高校のライバル校、翔陽高校のスター選手で県ナンバーワンセンターを争う1人、「花形透」。

赤木や魚住のような力技のセンターとは異なり、頭脳プレーや相手に合わせたフェイダウェイシュートなどが得意な柔のセンターです。

作中では、赤木のブロックを予測してフェイダウェイシュートを打つなど、得点能力の高さとクレバーなプレーで湘北を追い詰めました。

2. [あひるの空] 夏目 健二(なつめ けんじ)

【保存版】フェイダウェイの意味やシュートのコツ・練習方法をプロが解説!

作品:あひるの空
所属:九頭龍高校
ポジション:スモールフォワード/シューティングガード(SF/SG)
主人公・車谷空が所属する九頭龍高校のエース「夏目健二」、愛称は「トビ」。
コーンロウの髪型と「電光石火」のタトゥーが特徴で、類い希なバスケセンスを持つスコアラーです。

ドライブからのダブルクラッチやフェイダウェイシュートなど、得点に絡むプレーはどれも超一流。

あまりに自信過剰なプレーが多く協調性に欠ける面もありますが、メンバーとの信頼関係など精神面の成長が見れるのも作品の見どころです。

3. [黒子のバスケ] 実渕 玲央(みぶち れお)

【保存版】フェイダウェイの意味やシュートのコツ・練習方法をプロが解説!

作品:黒子のバスケ
所属:洛山高校
ポジション:シューティングガード(SG)
キセキの世代のキャプテン・赤司征十郎が率いる洛山高校のシューティングガード「実渕玲央」。
中学時代、キセキの世代と渡り合った「無冠の五将」の1人で、夜叉と呼ばれるプレーヤーです。

フェイダウェイシュートの「天」、ファウルを受けながら決める「地」、ディフェンスが動きを止めてしまう「虚空」の3つのシュートを使い分けます。

屈指のシューターですが、オネエ言葉を話すギャップもあり、非常に人気の高いキャラクターです。

まとめ

フェイダウェイシュートについて詳しく解説してきました。
非常に効果的なシュートムーブであることが分かっていただけたかと思います。

NBAの歴史において、フェイダウェイを武器にするプレーヤーは、アンストッパブルとして恐れられてきました。

無敵と言われたマイケル・ジョーダンのロールターンからのフェイダウェイ。
歴史に名を刻んだダーク・ノビツキーのブロック不可能な片足フェイダウェイ。
さらに難易度が上がってデュラントのステップバックからの片足フェイダウェイ。

フェイダウェイシュートは少しずつ進化してきていますよね。
これからも次の世代のプレーヤーがフェイダウェイを進化させていくことでしょう。

習得するのは簡単ではありませんが、身体能力に優れるスタープレーヤー以外絶対にできないムーブというわけではありません。

身につけることができれば必ず有効な武器になりますので、ぜひ今回の記事で紹介した練習法を参考に練習してみてください!

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