ども!
中川直之です。
以前、海外のスキルレッスンを体感しに、カリフォルニア州サンタクルーズに行ってきました。
元NBAの本場のスキルコーチのレッスンを体感しに行って来たのです。
バスケットの本場、アメリカ。
そこのスキルレッスンで行われていることが何なのか?
メニューそのものにも当然興味がありましたが、自分が個人的にむちゃくちゃ興味があったのは
現地のコーチがプレーヤーにバスケット指導するにあたって
どんな表現を使っているのか?
どのように選手をモチベートしていくのか?
そのあたりの対人支援のスキルに、非常に興味がありました。
いわゆるティーチングではなく、コーチング!
選手を引き上げ、モチベートしていく、コーチの関わり方を見てみたいなぁと思ったわけです。
講師は、元NBAメンフィス・グリズリーズのコーチであり、現カリフォルニア大学サンタクルーズ校バスケ部コーチのロン・デュボイス氏。
受講者は、日本とアメリカを行き来するバスケット界の若武者、牧全(まき・ぜん)選手です。
(以下度々「全」と表現させて頂きます。)
今日は個人レッスンの中で、本場アメリカのコーチが口にしていた印象的なフレーズ5つをあなたにシェアしたいと思います。
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このページでお伝えすること
ストップ・オン・ア・ダイム(Stop on a dime!)
直訳すると
「dime(10セント硬化)の上に急停止しろ!!」
・・・
どうゆうこっちゃ(笑)って感じですが、このコトバは、ドリブルの緩急を磨くドリルのときによく出てきてました!
デュボイス氏は、NBAのスーパーハンドラー、カイリー・アービングが優れている点を”動く”と”止まる”の緩急が素晴らしい事だと言っていました。
「即座にピタッと止まるんだ、全!まるでコインの上に乗るようにだ!そうだ!その調子だ !」
こんな感じで伝えていました。
「206cmのケビン・デュラントでさえ、床に手をタッチするような低さでドライブするんだ!」
ドライブの際に意識したい低姿勢、からの急停止、からの鋭いアタック!
このへんの緩急を磨くことが1on1で相手を出し抜くために、スゴく重要なことだとデュボイス氏は何度も言っていました。
全くんの緩急のメリハリが、みるみる良くなっていくのが傍から見てても分かりましたね。
アクセレレイト(一気に加速)!
「アクセルを入れるように、一気に上げろ!加速するんだ、全!」
これもドライブの速度を高めるドリルのときに言われていました。
ドリルをこなしていくと、徐々にスピードの変化が惰性になってくることがあります。そこをデュボイス氏が直ぐに指摘し、軌道修正していってました。
「ノー!そうじゃない、全!もっと加速するんだ!」
プレーヤーというのはなかなか自分で自分のパフォーマンスを認識しずらいもの。
そこをコーチが第3者視点から、適宜アドバイスすることで、直ぐにフォーカスが変わり、つねに基準を高いところでキープしていました。
選手とコーチが二人三脚!
こうして鋭い動きを磨いていっているんですね。
アメリカのスキルコーチの立ち位置、役割をほんとの意味で理解出来たような気がしました。
マッスルメモリー(筋肉に記憶させる)
バスケットでも何でもそうですが、身体が記憶していないことは実戦では出来ない。
とデュボイス氏は言っていました。
確かにそう思います!
向こうの表現では、これをマッスルメモリーと言っていました。
バスケットに必要な動きや反応を身体に覚え込ませて、試合で使えるムーズに昇華させていくイメージでしょうか。
試合ではふだん練習でやっていることや、そこでの基準が出るもの。
なので練習の段階で高い基準、負荷を体に記憶させ、耐力を養っておくんだそうです。
そうすることで試合でハイパフォーマンスが出せるというわけです。
マッスルメモリー。このコトバはなんだかキャッチーですね。
練習に対する意識の高さを感じましたね。
エクスプロージョン
(爆発)!!
「全、爆発させるんだ!!」
ドライブの初動やシュートフィニッシュなどで常々このコトバを言われていました。
爆発するんですから、自分のカラダのキャパ・閾値を超える意識ですよね。
「どんな練習をするかが大切なんじゃない!どう練習に取り組むかが最も大切なんだ!」
デュボイス氏のこのコトバにふるえました。。
アメリカのスキルレッスンはメニューもそうですが、ディテールにかなりこだわっています。
細かい部分をより意識し、つねに限界にチャレンジしようとするスタンスが、圧倒的な違いを作るんですね。
グー!オッケー!ナイス!
選手がプレーする際に、常にこうしたコトバ掛けをされていました。
選手のステート(状態)を盛り立てられるよう、つねに抑揚をつけて、声掛けしているのが印象的でした。
選手がバスケットしやすい空気を創りだすのもコーチの仕事。
デュボイス氏のコトバ掛けにより、全くんの集中力は加速し、完全に爆発していましたね。^^
以上、本場のスキルコーチの口から出てきた印象的なフレーズをご紹介させて頂きました。
いかがだったでしょうか?
やはりにんげん、惰性でバスケットをしていると、鋭さやキレがなまってきます。
なまったものは研がないといけませんよね。
まさにアメリカのスキルレッスンは、
刃を研ぐイメージ。
スキルコーチが適宜ポイントを伝えながら、エンパワー(勇気づけ)し、スキルとアスレチック面両方を強化していく姿には、圧倒されました。スキルフルなNBA選手がたくさん輩出されるのはスキルコーチがいるからなんですね!
アメリカのバスケット修行、かなり濃密で、多くの学びとインスピレーションを受けた時間となりました。
レバンガの若武者、全くんもベストを出し切り、かなり充実したトレーニングとなったようです。
また機会を作ってアメリカ行ってみたいなぁと思いますね。
ちなみに、、、
このスキルレッスンの模様は
以下最新教材、『考えるスキルブック:二人で出来る自主練編』の中でもガッツリお伝えさせて頂いております。
大変ご好評頂いております!
私中川がアメリカで目にしたものが、たくさんの方の気づき・発見につながれば嬉しいです!
また学んだことなど、シェアしていきますね^^
【参考】『バスケの練習メニュー!上手くなるための6つのコツ』
【参考】【完全保存版】バスケのドリブル技と種類一覧!上達の極意と練習方法をお教えします!
【参考】【これはセーフ??】絶対に守れない究極の1on1ムーブをご紹介させて頂きます!
【参考】リアル桜木花道!大学時代、コイツがマジでコワかった・・
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まさにこれだと思います、ポジティブに最高値を意識させ、褒めるだけではない、期待値の基準が高い!