バスケの世界最高峰であるNBAにおいて、キングと呼ばれる男「レブロン・ジェームズ」。
人並外れた身体能力と高いバスケIQを持ち、史上最高のオールラウンダーと称されるプレーヤーです。
強靭な筋肉の鎧によるパワーと、スピード・クイックネスを兼ね備え、その豪快なプレーは見る者を魅了します。
39歳というリーグ最年長ながら、今もなおトップをひた走るレブロン・ジェームズ。
今回の記事では、その凄さを紹介していきます。
どんなプレーヤーなのか、どんな記録を持っているのか、レブロンの経歴とともに詳しく見ていきましょう!
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レブロン・ジェームズのプロフィール
まずは簡単なプロフィールをチェックしておきましょう。
身長:206cm
出身:アメリカ合衆国オハイオ州アクロン
ポジション:SF/PF/PG
生年月日:1984年12月30日
NBA経歴:2003-2010 クリーブランド・キャバリアーズ
2010-2014 マイアミ・ヒート
2014-2018 クリーブランド・キャバリアーズ
2018- ロサンゼルス・レイカーズ
学生時代
高校は地元のセント・ビンセント=セント・メアリー高校に進学。
1年生からエースとして活躍し、在学4年間で3度の州チャンピオンに輝いています。
年間最優秀選手にも2度選ばれており、試合ではレブロンを見るために多くの観客が訪れるほど、学生時代から全米で大人気のプレーヤーでした。
高校卒業後は大学に進学せず、NBAドラフトにアーリーエントリー。
【2003年】クリーブランド・キャバリアーズへ
2003年、全体1位でクリーブランド・キャバリアーズから指名を受け、18歳でNBAプレーヤーとなりました。
デビュー戦から期待通りのオールラウンドなプレー見せ、ルーキーオブザイヤー(新人王)を獲得。
NBA3年目には、当時低迷していたキャバリアーズを8年ぶりにプレーオフに導くまでに成長します。
翌年はNBAファイナルに進出しますが優勝を手にすることはできず。
その後のシーズンでは2年連続でMVP獲得など、個人としての優秀な成績は残しますが、チームを優勝に導くことはできませんでした。
【2010年】マイアミ・ヒートに移籍
2010年、シーズン後にフリーエージェントとなり、マイアミ・ヒートに移籍します。
ヒートでは、2003年ドラフトの同期でもあるドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュとともに「ビッグ3」を結成。
そして2011-2012シーズン、レブロンにとって初めてのNBA優勝を成し遂げました。
ヒートの勢いは止まらず翌シーズンも連覇を果たしますが、3連覇達成は叶わず、レブロンはフリーエージェントとなります。
【2014-2015】再びキャバリアーズと契約
2014-2015シーズンは再びキャバリアーズと契約し、ケビン・ラブ、カイリー・アービングと「新生ビッグ3」を結成。
翌シーズンにはチームを初優勝に導き、レブロンはファイナルMVPを獲得します。
その後もレブロン自身は様々なNBA記録を更新していきますが、チームとしては再び優勝することはできませんでした。
【2018-2019】ロサンゼルス・レイカーズと契約
2018-2019シーズンはロサンゼルス・レイカーズと契約。
低迷していたレイカーズ復活の起爆剤として、レブロンは移籍した年から大活躍を見せチームを引っ張ります。
そして、翌2019-2020シーズンにはアンソニー・デイビスが加入したことで、チームは一気にレベルアップ。
新型コロナウイルスの影響でシーズン中断はしましたが、この年レブロンは、自身4度目となるNBAチャンピオンに輝きました。
今季初開催となったインシーズントーナメントでは初代王者に導き、MVPを獲得したのは記憶に新しいのではないでしょうか。
今シーズンからレイカーズに加入した日本人NBA選手の八村塁選手とも師弟関係として、一緒にワークアウトを行っていた動画も有名ですよね!
レブロン・ジェームズの凄さを徹底解説!
レブロン・ジェームズは、現役でありながらすでに伝説のプレーヤーと呼ばれています。
それは、NBAでの記録や受賞歴だけでなく、様々な面で数多くの伝説を作ってきているからです。
それでは、数あるレブロンの伝説の中から、3つのポイントを厳選しました。
- 並外れた身体能力
- 多くの記録を持つ伝説の選手
- 何度も挫折を伝説に変えるスター
順番にみていきましょう!
【凄さその1】レブロン・ジェームズは並外れた身体能力を少年期から発揮!
1984年12月、レブロンはアメリカのオハイオ州アクロンで生まれ、母に女手一つで育てられました。
母と2人の暮らしは厳しく、少年時代は低所得者用の住宅にも住めないほどで、車や友人宅で寝泊りしていたそうです。
ある日、レブロンは公園で遊んでいるときに、ブルース・ケルカーという人物からアメフトチームに誘われます。
しかし、道具も揃えられない貧しい暮らしのため、簡単にはOKと言えません。
そこで彼は自分の家にレブロン親子を住まわせ、道具や練習の送迎も全て面倒を見ることでチームに参加させたのです。
それほどまでにレブロンの身体能力の高さは目を見張るものがあったのでしょう。
アメフトを始めるとレブロンはすぐに才能を開花させます。
そのときの年齢にしてはあまりにも体が大きく、スピードもあり力も強いため、相手チームに出生証明書を出すよう求められたこともあったそうです。
その後、レブロンはアメフトのコーチであるフランク・ウォーカーの家に居候するようになります。
そこでアメフトに加えてバスケも教わるようになり、小学5年生頃から2つのスポーツに本格的に取り組んでいくようになるのです。
新しく始めたバスケでもレブロンの才能は発揮され、中学ではチームを全国で2位にまで導く活躍を見せました。
高校に進学すると、バスケでは1年生からチームを州優勝に導くエースとして大活躍。
アメフトではワイドレシーバーとして優秀なプレーヤーだったため、2年生時はオールファーストチームにも選ばれる程でした。
バスケとアメフトの両方で好成績を残してきましたが、ここで転機が訪れます。
ケガをきっかけにアメフトを辞め、バスケだけに全力で取り組むことになったのです。
その後のバスケでの成功は、今回の記事で詳しく解説している通り。
ただ、もしアメフトを選んでいたとしても、レブロンはスーパースターになっていたに違いありません。
【凄さその2】レブロン・ジェームズは多くの記録を持つ伝説の選手!
レブロンは現在までに数多くのNBA記録を打ち立てています。
中には、過去のレジェンドたちが残してきた大記録を更新し続けているものもあるのです。
では、そのNBA記録や受賞歴の一部をあげてみましょう。
- 4度のNBAチャンピオン
- NBAファイナルMVPを4回獲得
- オリンピック2大会連続で金メダルを獲得
- NBAファイナルでのトリプル・ダブル達成数が歴代1位
- NBAチャンピオン、シーズンMVP、ファイナルMVP、オリンピック金メダルを全て同じ年に獲得(マイケル・ジョーダン以来2人目の記録)
- 史上初となるキャリア通算30000得点・9000リバウンド・9000アシストを達成
- 12年連続でシーズン平均25得点、5アシスト、5リバウンド以上を達成
- 連続2桁得点試合記録が歴代最多(2017-2018シーズン時点)
- NBA通算得点が34241点で歴代3位(2019-2020シーズン時点)
- プレーオフ通算得点が7491点で歴代1位
- プレーオフの通算出場時間が史上初となる1万分越え(10811分で歴代1位)
- 異なる3つのチームでファイナルMVP獲得は史上初
- NBA通算得点が40017点で歴代1位(2023-2024シーズン時点)
- インシーズントーナメント初代王者
ほんの一部を抜粋しただけでも、伝説的な記録が並んでいることに驚きを隠せません。
これだけでも凄まじい記録ばかりなのですが、レブロンの凄さはこれだけではないのです。
最年少でドラフト1位指名を受けて以来、NBAの最年少記録を次々と更新してしまったのです。
以下は全てレブロンが持つNBA最年少記録です。
- ルーキーオブザイヤー(新人王)獲得
- オールルーキーファーストチームに選出
- オールNBAファーストチームに選出
- キャリア初のトリプル・ダブルを達成
- キャリア初の1試合50得点以上を達成
- オールスターMVPを獲得
- シーズン通算2千得点達成
- シーズン得点の平均が30点以上
- インシーズントーナメント初代MVP
- 通算1万得点達成
- 通算2万得点達成
- 通算3万得点達成
- 通算4万得点達成
いかがでしょうか?
最年少でのNBAデビュー以来、とにかくたくさんの記録を打ち立てながら、レブロンはまだ現役のプレーヤー。
これは伝説以外のなにものでもありませんよね。
今後もNBAの記録を更新し続けていくと思われますので、新しいシーズンでの活躍が非常に楽しみですね!
【凄さその3】レブロン・ジェームズは何度も挫折を伝説に変えてスーパースターになった!
数々の伝説的な記録を残しているレブロンですが、その全てが順調だったわけではありません。
栄光にいたるまでの苦難のエピソードをいくつか抜粋して紹介しましょう。
挫折①人間関係の問題
まずはキャバリアーズでのルーキーイヤーの出来事。
最年少でNBAデビューし、1年目から活躍を期待された新人に対し、チームメイトはレブロンを良く思っていなかったとのこと。
一部のメンバーからは練習などで嫌がらせを受けていたようです。
挫折②ヒートへの移籍問題
2007-2008のオフシーズン、レブロンはテレビ番組の生放送でヒートへの移籍を発表。
何も知らされていなかったチームはもちろん、ファンも激怒の大騒ぎになりました。
NBAの顔として大人気だったレブロンは、これをきっかけに一気に悪役へと転じます。
ヒートではドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュとともに「ビッグ3」を結成。
そのこともNBAファンから反感を買うことになってしまいました。
挫折③優勝できない
レブロンの活躍によりチーム成績は上がるものの、優勝まではあと一歩届かないという状況が続いてしまいました。
レブロンはレギュラーシーズンでMVPを取るほどなのに、ファイナルの大舞台では活躍できず敗退してしまうのです。
大事な場面で活躍できない、優勝できない、といったレッテルを貼られてしまうことになります。
いろいろな問題に悩まされながらも、レブロン個人としては数々の記録を残していきます。
そしてヒートへ移籍して2年目、自身初となるNBA優勝を手にしました。
翌年も優勝し2連覇を果たしますが3連覇の夢は叶わず、ここからまたレブロンの試練がスタートするのです。
挫折④無敵艦隊、ウォリアーズとの戦い
ヒートでの4年が終わり、フリーエージェントとなったレブロンは、次の移籍先にキャバリアーズを選びます。
50年以上も4大スポーツで優勝が無い地元クリーブランドにチャンピオンシップを、という強い気持ちがあってのことでした。
あれだけ非難されながら移籍したキャバリアーズに戻るというのは、かなりの覚悟が必要だったのではないでしょうか。
しかし、その頃は史上最強のシューター、ステフィン・カリー率いるウォリアーズの最強時代。
レブロンが入ったからといって簡単に優勝というわけにはいきません。
キャバリアーズに復帰した年は、ファイナルまで進みながらもウォリアーズに負けてしまいます。
翌2015-2016シーズン、圧倒的な成績でファイナルに進んだウォリアーズとの再戦。
1勝3敗で崖っぷちに立たされながら、レブロン率いるキャバリアーズは大逆転で優勝を果たします。
大記録とともに悲願を達成したレブロンは、試合終了のブザーの後コートに泣き崩れました。
挫折⑤レブロン対策
爆発的なオフェンス能力を持つレブロンですので、相手チームはレブロン対策を取るようになります。
それは、レブロンをペイントエリアに入れない作戦です。
これによりレブロンの得点は減り、チームは窮地に立たされてしまいます。
しかし、ここからレブロンの進化が始まります。
レブロン対策の攻略として、ペイントエリアの外、ペリメーターからのフェイダウェイシュートをひたすら練習、そして自分のものにしたのです。
プレーオフでもレブロン対策をしてくるチームがありましたが、フェイダウェイシュートを身につけたレブロンを止めることは出来ませんでした。
様々な苦難にも負けず立ち向かってきた結果、伝説ともいえる数々の偉業を成し遂げています。
大きな注目を集めるプレーヤーゆえの問題や、周りから寄せられる異常ともいえる期待は相当なプレッシャーではないでしょうか。
そんな状況でも常に前向きに進んできたレブロンだからこそ、「キング」と呼ばれ現在の栄光があるのですね。
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レブロン・ジェームズのスーパープレイ集5選
レブロンの活躍を紹介してきましたが、その凄さは実際に見てみるのが一番です。
レブロン・ジェームズのスーパープレイ集、厳選した5つを紹介しましょう!
1. レブロンの2003-2004シーズン(ルーキーイヤー)ハイライト!
最年少でNBAドラフト1位指名を受け、デビューした年のハイライト集です。
最高到達点の高い豪快なダンクをしたかと思えば、相手の一瞬のスキをついたパスをしたり、期待通りのオールラウンドなプレーを見せています。
そのプレーのひとつひとつは、ルーキーとは思えない堂々としたものばかりです。
デビュー当時は今よりも筋肉が少なく、スリムな体形をしてるのも見どころのひとつかもしれませんよ。
2. レブロンのダンク34選!
会場も大盛り上がりの豪快なレブロンのダンク特集です。
アリウープパスを片手で受けてそのままダンクするシーンや、ジョーダンのように滞空時間の長いダンクなど、どれも見逃せないプレーばかり。
スリーポイントシュートが多くなったNBAですが、やはりレブロンのような豪快なダンクは派手で見ていても気持ちが良いですね!
3. レブロンのノールックパス特集!
得点数で歴代上位に位置するレブロンですが、アシスト数についてもNBA歴代10位という記録を持っています。
バスケIQが非常に高く、コート内での視野も広いため、レブロンはパスセンスも抜群なのです。
フォワードでありながらポイントガードとして起用されることもあるくらいですので、そのパスの美しさをぜひご覧ください!
4. レブロンのブロックショット特集!
とにかく身体能力が異常なほど高いことで有名なレブロンのブロックショット特集です。
レブロンは垂直飛び111cm、最高到達点は374cmという、とてつもない記録も持っています。
バックボードの一番上の高さが395cmなので、その高さは理解いただけるのではないでしょうか。
レブロンの高いジャンプからの豪快なブロックショットは、他の選手にはマネできない凄さがありますよ!
5. レブロンのブザービーター特集!
試合終了のブザーと同時に得点するブザービーター。
最後に紹介する動画は、レブロンの逆転ブザービーター特集です。
チームの優勝に貢献できず、「大舞台で活躍できない」などと言われた時期もありましたが、レブロンは大逆転のブザービーターを何本も決めています。
観客も総立ちになる大興奮のブザービーター集を見ると、レブロンがキングと呼ばれる理由が理解できますね。
レブロン・ジェームズはオリンピックに出場するの?
レブロンはアメリカ代表として、2004年のアテネ、2008年の北京、2012年のロンドンと、3度オリンピックに出場しています。
そのうち北京とロンドンで2回連続金メダルを獲得しましたが、2016年開催のリオデジャネイロオリンピックの参加は辞退しました。
2024年に行われるパリオリンピックでも、王座奪還を目指しレブロンは最終候補に残っています。
出場となれば自身4回目のオリンピックということになりますが、ステフィンカリー・ケビンデュラントなど豪華メンバーと共に出場する意欲を見せています。
オリンピックはNBAのシーズンオフ中に行われますので、長いシーズンを終えた段階での自身のコンディションを見てから決めるようです。
39歳という年齢はオリンピック候補の中でも最年長。
長くNBAのシーズンを戦ってきたベテランのレブロンだからこそ、簡単にオリンピック代表に参加という判断が出来ないことも理解できます。
世界的な人気を持つレブロンのプレーを日本で見れるかもしれないと思うと、ファンとしては参加を願うばかりです。
レブロンがベストな成績とコンディションでシーズンを終え、オリンピックで大活躍する姿が見れることを期待しましょう!
まとめ
NBAのキング、レブロン・ジェームズについて解説してきました。
現役でありながらすでに伝説と言われる、レブロンの凄さを理解していただけたかと思います。
現在、NBAの顔として世界的な人気を誇るレブロンですが、成功までに様々な苦労を乗り越え努力してきています。
人並外れた身体能力を持ちながらも、常に上昇を目指してストイックにバスケに向かい合ってきたからこそ、現在のレブロンがあるんですね。
数々の伝説的な記録を達成し続けているプレーヤー、レブロン・ジェームズ。
今後どれだけの伝説を見せてくれるのか、楽しみでなりません。
八村塁選手との師弟関係も日本人として嬉しい限りです。ここのコンビからも目が離せません!
今回の記事でレブロンに興味を持ったという方は、オリンピックを含め、これからのレブロンの活躍に注目してみてくださいね!
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