バスケのポジションの中でも、特に高い能力を求められる「スモールフォワード」。
ポイントゲッターであったり、エースキラーのディフェンダーであったり、チームの中でも要となるポジションです。
この記事では、スモールフォワードというポジションについて詳しく解説していきます。
ポジションの役割の理解を深めて、更なるレベルアップをしていきましょう!
また、NBAやBリーグで活躍するスモールフォワードのプレーヤーや、最適なバッシュの選び方も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
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このページでお伝えすること
1.【役割】スモールフォワードってどんなポジション?
得点することが主な仕事となる「フォワード」のポジションが、バスケには2つあります。
「スモールフォワード(SF)」と「パワーフォワード(PF)」です。
スモールフォワードは主にアウトサイドのプレー、パワーフォワードはインサイド中心のプレー、というふうに分けられています。
スモールフォワードは「SF(Small Forward)」と略され、背番号とは別のポジション番号は「3番」です。
このポジションに求められる役割は大きく3つ。
- チームの得点源
- 複数のポジションを兼ねるオールラウンダー
- チーム内のエース的存在
それでは、それぞれの役割について詳しく見ていきましょう!
1. チームの得点源
アウトサイドを中心にプレーするスモールフォワードは、スリーポイントシュートを中心に積極的に得点を狙っていくポジションです。
近年はNBAでもスリーポイントシュートを多投するスタイルが増えており、アウトサイドからの得点は無くてはならないものになっています。
スリーポイントシュートが増えれば、ディフェンスも外に広がりますので、チームオフェンスの戦略的にも有効ですね。
アウトサイドが警戒されたら、クイックネスとスピードを活かしてゴールに向かってドライブ。
ゴール下のセンターやパワーフォワードに負けず、タフショットを決めてチームを盛り上げるようなプレーもスモールフォワードの特徴です。
チームの得点源となるよう、貪欲にシュートを狙って行きましょう!
2. 複数のポジションを兼ねるオールラウンダー
チームの中で最もオールラウンド性が求められるのがスモールフォワード。
複数のポジションを兼任するフォワードのプレーヤーは、基本的なバスケの5つのポジションとは別に、特別なポジションとして呼ばれます。
- ポイントフォワード : ポイントガードとスモールフォワードを兼任
- ガードフォワード(スウィングマン) : シューティングガードとスモールフォワードを兼任
- コンボフォワード(ストレッチ・フォー) : スモールフォワードとパワーフォワードを兼任
- フォワードセンター(コンボ・ビッグマン) : フォワードとセンターを兼任
このような複数ポジションの兼任ということだけでなく、ドリブル・パスの技術や高度なディフェンス、リバウンドといったスキルも求められます。
NBAやBリーグでもオールラウンドなプレーヤーが多く登場し、スモールフォワードというポジションの役割は多様化しています。
とはいえ、一気に様々なスキルを身につけるのは簡単ではありません。
スモールフォワードとしての自分の武器を磨きながら、チームの特性に合わせて少しずつプレーの幅を広げていきましょう!
3. チーム内のエース的存在
得点することであったり、相手のエースを止めるディフェンスであったり、スモールフォワードはゲームの鍵になるプレーを多く任されています。
ですので、チームを牽引する「エース」であることが多いのもスモールフォワードの特徴です。
オールラウンドなプレースタイルから、ゲームではコート内を縦横無尽に駆け巡り、大事な場面でのプレーを任され、難しくても強引でも得点につなげていく。
チームの信頼を受け、チームを盛り立てる熱いプレーヤーこそがエースですよね。
流れが悪い時にも力を発揮できる強い気持ち、そして絶対的な自信を持ってプレーすることが重要になります!
【参考】NBA&日本の歴代スモールフォワード選手を紹介!
それでは、NBAやBリーグの代表的なスモールフォワードの選手を紹介していきます。
様々なプレーが要求されるスモールフォワードですので、プロの動きやゲームへの関わり方を見て、プレーの参考にしてみてください!
1. NBAのスモールフォワード選手:レブロン・ジェームズ
・活躍時期:2003年~キャバリアーズ/2010年~ヒート/2014年~キャバリアーズ/2018年~レイカーズ
・身長:206cm
・得意プレイ:ゲームメイクからゴール下まで何でもできる
現代バスケの生きる伝説とも言われ、NBA歴代プレーヤーの中でも特別な存在となっているレブロン・ジェームズ。
恵まれた体格と高い身体能力を持ち、ゲームメイクも可能な高いバスケIQを兼ね備えたスーパープレーヤーです。
どれだけ凄いのかは、記録を並べるよりもレブロンが出場した試合を1試合見るだけでわかります。
ポイントガードとスモールフォワードを兼任する「ポイントフォワード」で、とにかく何でもできるというのが最大の特徴。
豪快なダンクやブロックショットを決めたかと思えば、針の穴を通すような繊細なパスを出したり、試合を決める逆転ブザービーターのロングスリーを決めてしまったり。
まだ見たことが無いという人は、ぜひレブロン・ジェームズの動画を見てみてください。
凄すぎて参考にならないかもしれませんが、NBAの伝説が作られていく様子を目に焼き付けましょう!
2. NBAのスモールフォワード選手:ケビン・デュラント
・活躍時期:2007年~スーパーソニックス/2008年~サンダー/2016年~ウォリアーズ/2019年~ネッツ
・身長:208cm
・得意プレイ:高いボールハンドリング能力・豪快なダンクとブロックショット
スモールフォワードのモデルとして最適なプレースタイルで、様々なスキルを高いレベルでこなすことができるプレーヤーです。
最大の武器は、ウイングスパン(両手を横に広げた長さ)225cmという、長いリーチから繰り出される豪快なダンクとブロックショット。
そして、幼少期は身長が低くポイントガードだったこともあり、ボールハンドリング能力が非常に高いのも特徴です。
鋭いクロスオーバードリブルで切り裂くようなドライブからの正確なパスであったり、状況に応じて柔軟に対応できる判断力もあるケビン・デュラント。
スモールフォワードのお手本とも言える彼の動きを参考にしてみてください!
3. 日本のスモールフォワード選手:渡邊雄太
・活躍時期:2018年~
・身長:203cm
・得意プレイ:スリーポイントシュート・ディフェンス
NBA史上2人目となる日本人NBAプレーヤー「渡辺雄太」。
日本では大柄な2mを越える身長にもかかわらず、クイックネスに優れスリーポイントシュートの精度も高いオールラウンドなプレーヤーです。
スピードのあるドライブと精度の高いシュートが武器ですが、ディフェンス能力でも海外で非常に高い評価を受けています。
ディフェンスについては現在NBAの中でも高いレベルにありますので、スモールフォワードとしてぜひ参考にしたいプレーヤーです。
日本代表でも存在感のあるプレーを見せており、オリンピックでの活躍が期待される選手の一人ですね!
4. 日本のスモールフォワード選手:馬場雄大
・活躍時期:2017年~アルバルク東京/2019年~テキサス・レジェンズ/2020年~メルボルン・ユナイテッド
・身長:196cm
・得意プレイ:ダンク
筑波大学に在学中からBリーグのアルバルク東京に入団し、2019年にNBAサマーリーグに挑戦してマーベリックスと正式に契約。
Bリーグ出身で初めてNBA契約となった選手です。
NBAのプレシーズンゲームに出場したあと、NBAの下部リーグであるGリーグに所属のテキサス・レジェンズで活躍を見せました。
そして2020年7月、オーストラリアのNBLで優勝経験もある強豪チーム「メルボルン・ユナイテッド」との契約を発表。
渡辺選手のように、鋭いドライブからのダンクやオールラウンドに役割をこなせる選手は、日本代表としても無くてはならない存在です。
海外リーグのプレー経験を活かして、オリンピックでの活躍を期待しています!
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スラムダンクのスモールフォワードは流川楓だ!
・得意プレイ:ダンク・1on1
第人気バスケ漫画「スラムダンク」のスモールフォワードといえば、何と言っても「流川楓」です。
中学時代からスーパープレーで注目を集めており、沢山の高校からスカウトがあったにもかかわらず「家から近い」という理由で湘北高校に入学。
しかしその実力は本物で、バスケ部に入ってすぐにプレーで信頼を集め、湘北の「エース」として活躍を見せます。
ゲームの流れを変えるほどの驚きのプレーで点を取り続ける姿は、ぜひ参考にしたいところです。
主人公の桜木花道とは終始「水と油」の関係。
ですが、インターハイ山王工業戦の桜木の逆転ブザービーターをアシストしたのは流川でした。
最後の最後にかわされた桜木と流川のハイタッチのシーンは、思い出すだけで鳥肌が立ってしまいます。
スラムダンクに登場するスモールフォワードの選手をまとめてみました。
- 陵南高校 : 仙道彰(せんどうあきら)PF
- 海南大付属高校 : 清田信長(きよたのぶなが)GF
- 山王工業高校 : 沢北栄治(さわきたえいじ)GF
- 豊玉高校 : 南烈(みなみつよし)
チームのエースであったり、身体能力に優れていたり、どのプレーヤーもオールラウンダーで魅力的なキャラクターばかり。
この選手たちがスモールフォワードだということを意識したうえで、再度スラムダンクを読み直してみるのもよいですよ!
【身長】スモールフォワードに必要な平均身長は?
NBAのスモールフォワードの平均身長は201cm。
ポジションごとの平均身長で見ると、ポイントガードが190cm、パワーフォワードが206cm、センターが211cmとなっています。
パワーフォワードやセンターと違って、スモールフォワードはアウトサイドのシュート力やドライブのスピードが重視されます。
バスケで高身長であることは有利に違いありません。
ですが、それによってクイックネスが失われるようではポジションの特性に合わないのです。
インサイドのプレーヤーは身長による有利不利が出やすいですが、スモールフォワードとしては身長はそんなに気にしなくても大丈夫ですよ!
アウトサイドが主なプレーエリアですので、スリーポイントシュートの精度やドライブのキレを磨いて戦いましょう!
スモールフォワードのバッシュ選びの3つのポイント!
スモールフォワードには瞬発力と機動力を活かせるバッシュが適しています。
スモールフォワードに適したバッシュ選びのポイントは3つ!
- 軽さ
- クッション性
- グリップ力
まずは「軽さ」。
コート内を駆け巡る運動量が必要なポジションですので、体への負担が少ない軽いバッシュを選ぶようにしてください。
次に「クッション性」。
瞬間的なストップやジャンプ、そして着地をサポートしてくれるような、クッション性に優れたものを選びましょう。
そして最後に「グリップ性」。
素早い切り返しや瞬間的なダッシュのために、スモールフォワードのバッシュには強いグリップ性能が必要です。
能力を最大限に活かせるように、3つのポイントを押さえてバッシュを選んでみてくださいね!
ポジション別のおすすめバッシュは下記URLで詳しく紹介しています。
スモールフォワードにおすすめのバッシュもありますので、新しく買うときにはぜひ参考にしてください!
まとめ
スモールフォワードというポジションについて説明してきました。
多くのスキルを求められ、ゲームの勝敗を左右する重要な鍵となるポジションであることが理解いただけたと思います。
近年、NBAやBリーグでもバスケのポジションは多様化してきています。
1人のプレーヤーが多くの役割をこなせることは、チームとして非常にメリットが大きいですよね。
オールラウンドに活躍できるプレーヤーがいるかどうかで、チームの状況は大きく変わります。
スモールフォワードはプレーヤーの個性を活かせるポジションです。
これからスモールフォワードとしてプレーしていく皆さん、まずは自分が得意としているプレーを大切に磨き続けましょう。
そして、そこからさらに新しいことにチャレンジしていく、ということが重要なのです。
何となく色々なことに手を付けすぎて、どのプレーも中途半端になってしまっては元も子もありませんよね。
練習の積み重ねは、必ずゲームの中で活きてきます。
スモールフォワードとして、そしてチームのエースとして活躍できるように、日々の練習をレベルアップしていきましょう!
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