これからのバスケ界がもっと良くなるために

【其の二】考えるバスケットの会5年を振り返って

中川です。

5年間、考えるバスケットの会を運営し、

その間、
さまざまな全国のバスケット現場の
悩み・相談・問題に触れてきました。

特に育成の現場で話になるのが・・・

”コーチの怒り過ぎ問題”
です。

パワハラ、言葉の暴力・・・
まだまだ横行しています。

特にミニバスが顕著ですね。。

監督がこわい
コーチがこわい

だからチャレンジがこわい
ミスするのがこわい

これって良いことはありません。

行き過ぎたパワハラは、
もういい加減終わりにしなきゃと思います。

僕も小3から小6まで
ソフトボールをやっていたのですが、

そのとき40歳ぐらいの
監督さんがむちゃくちゃコワくて….、

エラーをしたら、
金属バットでお尻を叩かれ、

三振したら
バットの柄の部分で頭を叩かれ、

よそ見してたら、
身体にボールを投げつけられ、

ミスしたらクソ怒られる。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

あの大人のよく分からない
コワさが本当に嫌だった。

暴力、暴言、パワハラ、理不尽・・・
すべてが詰まっていたと思います。

そこまでとは言わないまでも

やはり子供が
大人に委縮してしまい、
バスケットに前向きに
取り組めないという状況は、

選手の成長の足かせになり、
スポーツそのものを
楽しめなくしてしまう要因になってます。

この競技の発展を考えると完全にマイナスです。

当然、
子供の側に問題があるケースもあるでしょうが、

ただ言えるのは、

昔のような根性論や怒声・パワハラは、
今の子供たちには通用しないということです。

時代も変わり、価値観も変わり、

怒るじゃない
単に褒めるだけでもない、

時代に即した
新たなコーチングスタイルが
求められています。

コーチ養成メンバーの
京都の白川コーチは、
このあたりを強くメッセージされていますね。

ただ、、、

単に「褒めて認めよう」みたいな
優しいだけのゆるゆるな指導では、

競技として立ち行かなくなる側面は
確実にあると思っています。

相手あってのスポーツ、

勝ちを目指さないのは
僕は違うと思っていて、

あくまで競技としての
スコアのカウントアップは意識し、

どう相手を上回れるかを考え、
練習や試合に臨むから
この競技の本当の楽しさが味わえると思います。

相手を意識して努力する。

これは人生を生きる上で
必要なエッセンスです。

旧来の厳しい指導、
根性論での強化じゃなく、

日本女子代表も実践している
ワクワク指導のような、
目的志向のアプローチに
なっていくんじゃないかと思います。

怒るでもない
単に褒めるだけでもない、

選手のモチベーションに
火をつけ、楽しみながら
全力でバスケットに打ち込めるよう導いていきたい。

そのための指導ノウハウを
コーチ養成講座や、考えるバスケットの会を通じて、
引き続き発信していきたいと思います。

・・

僕がプロコーチの活動を始めた頃と比べて

今は本当にバスケットを
習える環境が増えました。

地域のスクールや町クラブ、
Bリーグユースの環境、

スキルコーチ、出張バスケコーチ、プロ選手との交流、オンラインサロン、マッチングサイト・・etc

部活以外にも本当に
バスケを習える環境が増えました。

それぞれに形態は違いますが、
どこもバスケット界を
盛り上げるために頑張っています。

ときに部活との棲み分けが
問題になっていることも耳にしますが、

大きくは、バスケで繋がる仲間です。

学校と学習塾のように、
上手に共存・共生していけるよう、
より良い形になっていけると良いですね。

以上、

全国を回る中で感じた、
これからのバスケット界がもっと良くなるために
のお話でした。

明日も引き続き、
本音で書いていきたいと思います。

(続く)

追伸:

昨日のメルマガに続きもう一人:
https://bit.ly/3A19ul4

この人スゴイ!」と思ったのは、
相模女子中の1年生PG竹内みや選手です。

クリニックのミニゲームで対峙したのですが、
1年生にしてコートで違いを作れる
ポテンシャルを持っています。

田島コーチのコメントにもありますが、
チームスローガンがまた素晴らしい↓↓
https://news.yahoo.co.jp/20220113

“うちの造語なんですけど、
hard work(努力すること)、
hard voice(元気に声を出すこと)、
hard smile(ガッツリ笑うこと)
というのがあるんです”

素晴らしいですね!^^

世界で通用する選手の育成を掲げる
神奈川の相模女子中、要チェックです!

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考えるバスケットの会 会長 中川直之
学生・社会人で10度の日本一を達成するなかで培った、”考えるバスケット”を全国のさまざまなプレーヤー、コーチに広める活動を行っています。

※ 期間限定!
【バスケが上達する!超実戦スキルブック第6弾】を無料プレゼント中!

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